出席番号2番
「よっと」
カミサマとの話も終わり謎の空間から解放された。
「ここが異世界か」
ここは遺跡だろうな。
「ご丁寧にカミサマの像まで建ててある」
さてと、これからどうするか。
待ち伏せってのが王道か……?
「ん?うぉぉお!」
突然光が溢れてきた。
まさかもう2人目が来るのか?
スキルの試しもしたかったからちょうどいいが出席番号2番のあいつとは会いたくなかった。
なぜなら……あいつがいじめのリーダー格だからだ。
「きゃっ!いたーい」
「……」
「ここどこよ、っていうかアイツはどこよ。1番なんだからそこら辺にいるはずでしょ!」
「……し、しぬ」
「え……?」
出席番号2番、安堂珠美はあろうことか俺の顔の上に尻から着地しやがった。
当然避ける暇もなく、尻に潰される形で俺は窒息死寸前ってわけだ。
「な、なななななにしてんのよ、アンタァ!剣のクセに生意気なのよ!」
久しぶりに聞いたわ、その呼び名。
安堂はバタバタと足を振り回している、いいから早く降りてくれ。
腰をパンパンとタップしていると意図が伝わったのか、顔はまだ真っ赤だがどいてもらえた。
「はぁ……はぁ……」
「それで?」
なんであそこにいたのか、とか続きそうだな。
しかも般若面の鬼が後ろにいそうなプレッシャーを感じる。
「俺じゃなくて、お前がそこに来たんだろ……」
ボソボソと小声で反論してしまう。
「アンタねぇ、くるのが分かってたんならサッサと退くべきよ!だからノロマなグズなのよ!」
身長はこちらの方が上なのだが胸ぐらを掴まれて顔を引き寄せられる。
暴力的で率先して俺に腕力を奮う、リーダーと言ったのはそのためだ。
そんなに強くはないのだが、逆らえないような雰囲気がある。
昔はこうじゃなかったんだがな……
「チッ!」
言い返せずにいると舌打ちされて胸を押される。
突然だったので尻餅をついてしまった。
「まぁいいわ。ノロマでグズなアンタともこれでさよならよ。私のスキルでね!」




