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3つの宝石  作者: oga
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ブルースフィア

「くっ……」


 どうにか立ち上がり、キャットの後を追おうとした時だった。

ドッ、という音がし、地面に矢が突き刺さった。

 クロードが矢の飛んできた方向を向くと、手の空いたゴブリンが2匹、こちらに向かって弓を引き絞っている。


「やべっ」


 2本、新たに矢が飛んで来た。

腰を屈めて走り、どうにかそれをかわす。


(くそっ)


 クロードは、森の中へと姿をくらました。





 


「ぜぇっ、ぜぇっ……」


 どうにか森から帰ってきたものの、途中、何度も転び、あざだらけになっていた。


(痛ってぇ……)


 ヨタヨタとした足取りで家に帰ると、早速父親に驚かれた。


「……泥まみれじゃねぇか。 ったく、井戸で水浴びてこい」


 布を投げつけられ、クロードは井戸へと向かった。






 翌日、目が覚め、2階から降りてくると、昨日の出来事を父親に語った。


「そーゆー訳で、コロボックルの宝石は取られちまったかも知れねーわ」


 そう言いながら、クロードは硬いパンを噛みちぎった。


「宝石泥棒か。 そいつを出し抜かねぇと、宝石は手に入らねぇって訳か」


 しかし、泥棒を出し抜くなど、容易な事ではない。


「でもさ、ブルースフィアもイエローサファイアも、簡単じゃねーよな」


 クロードは、父親の話を思い出した。

ブルースフィアは、湖の底に眠り、それを守護する未知の生物と戦わなければならない。

イエローサファイアに関しては、天空の城にある、との情報しかない。


「……どっちも、雲を掴むような話だよな」


 クロードが、塩味のスープに手を付けようとした時、父親が唸った。


「……おい、朗報だぞ!」


 父親は、クロードに新聞を寄越した。


「右下の三面記事だ」


「三面記事? ……これか」


 渡された新聞には、以外のような内容が書かれていた。






 王国の東にある、未知の生物が住むと言われるナス湖。

この生物の調査に、海洋調査チームが乗り出します。

この調査チームは、ダイマオウイカの映像を記録することに成功している、実績のあるチームで、「20マイリー」という魔力エネルギーを利用して動くマシンを使い、調査を進めます。


 




 記事を読んだクロードは叫んだ。


「……今度はこいつらに先を越されちまうじゃねーか!」

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