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掌編小説集7 (301話~350話)

ある装置

作者: 蹴沢缶九郎

博士が取り出した装置は、一辺が1メートル四方の銀色をした箱形で、複数のスイッチやダイヤル、計器類が付いており、上部には小型のアンテナがあった。

博士は慣れた手つきで、銀色の装置に備え付けられたスイッチやダイヤルを操作し始め、装置はそれに従い、「ウィンウィン」と軽快な音と共にアンテナを回転させた。


そんな様子を見ていた助手が博士に聞いた。


「博士、これは一体何の装置ですか?」


「この装置は、回転する小型のアンテナから、ある特殊な電波を発信するのだが…」


その先を、博士は言いづらそうに続けた。


「問題は、発信する電波があまりにも特殊なので、私にも未だに効力がわからないという点で…」

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― 新着の感想 ―
[一言] 効力がわからなくても、地道に研究は続けましょう。そのうちノーベル賞をとれうような発見につながるかもww
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