加筆修正版 前置きと設定
《タイトル》
セファルシオン外伝 リバインニウム物語・善神サンクナートと空を駆けた勇者
42字×34行 150枚 300ページくらいあります。
50ページ近くの加筆修正がされています。
《ストーリー》
主人公のフィル・フィアックは天空都市に行ってしまった妹を探し出すために天空石を探している。
天空石さえあれば、天空都市にも入ることができる。
そして、天空石は迷宮の中にあると言うことを、フィルは突き止めた。
その後、フィルは迷宮の中にある天空石を見つけるため、ギルドの酒場でパーティーを結成しようとする。
それがきっかけで、フィルは地下にある大迷宮と空にある天空都市を舞台に大冒険をすることになるのだった。
《設定》
〈世界・リバインニウム〉
善神サンクナートと邪神ゼラムナートの生みの親である創造神が創った世界。
大洪水で滅ぼされようとしているが、天空都市にいるリバイン人だけは助かるといわれている。
〈サンクフォード王国〉
世界で最も大きく有名な国で、天空都市へと転移できるゲートがある。
ゲートのある神殿には誰でも気軽に立ち入ることができるので、巡礼のような形で王都を訪れる人もたくさんいる。
地下には遙か昔に作られた迷宮もある。
〈天空都市サンクリウム〉
空に浮かぶ都市。
地上からでも、しっかりと目にすることができる。数を増やし続けるリバイン人を許容できなくなりつつある。
《登場人物》
〈フィル・フィアック〉
剣の扱いが得意な少年。正義感が強く、熱い心を持っている。血の繋がらない妹が、天空都市へと行ってしまう。
サンクナートと共に邪神ゼラムナートを倒した勇者フィルックスの子孫とも言われていて、剣の腕前は超一流。
空を飛ぶ船を作るというバード博士の家に入り浸っている。
〈ミリィ・ミリセーヌ〉
父親がサンクフォード王国の宰相も務めている大貴族、ミリセーヌ家の息女。おしとやかな性格で、アカデミーで学んだ魔法も使える。
〈セレス・セレンティア〉
父親が自警団の団長をしている。本人は王立騎士団に入りたいが、何度も入団試験に落ちている。
〈ロッシュ・ドゥ・ローファン〉
剣の王国の王子。
あまりの自堕落ぶりに怒った国王によって、無理やり旅に出される。気障な性格をしていて、女性に対しては目がない。
〈レイナード・大賢人ウルベリウス〉
三十歳くらいの正体不明の魔法使い。
口数は少ないが、実直な性格。実はゼラムナートに、天空石の発見と、その破壊を命じられている。
〈シュタロス・バード博士〉
町の外に住んでいて、空飛ぶ船を作ろうとしている変人。船を空に浮かせるために必要な天空石を見つけようと躍起になっている。
〈善神サンクナート〉
小さな羽の生えた蛇の姿をしているが、実はかつてリバインニウムを支配していた偉大なる善神。
地上を大洪水で拭い去ろうとしている邪神ゼラムナートを何とか止めようとしている。
〈邪神ゼラムナート〉
天空都市サンクリウムを支配している。大洪水を起こし、地上の人間たちを滅ぼそうとしている。
〈邪竜ジャハナッグ〉
邪神ゼラムナートの命を受けて、天空石を探し出そうとしている。現在は迷宮のとある部屋の中にいて、そこから動かない。
〈魔王ヴァグナトス〉
魔界の支配者だが、サンクナートの頼みで天空石を守護している。四本の大剣を操り苛烈な攻撃を仕掛けてくる。