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依存症

次の日から、俺は通知を“使う”ようになった。


朝の準備中に来る通知。

《6分後、忘れ物に気づく》先に確認して回避。

 

登校中の通知。


《10分後、遅刻しかける》一本早い電車に乗る。

 

どれも、完璧に当たった。


しかも、避ければちゃんと避けられる。


世界は、通知に従うかどうかで、簡単に形を変えた。


正直、少し楽しかった。


《未来を変更しました》

《未来を変更しました》

《未来を変更しました》

《未来を変更しました》


この通知が来るたびに世界の中心は俺なんじゃないかとバカなことを考えて優越感に浸った。


テスト前日には、《今夜、眠気に負ける》なんて通知も来た。


「舐めてんのか」

 

そう言いながらコーヒーを飲み、眠気を押し返す。


結果、いつもより集中できた。


小さな成功が積み重なっていく。

失敗しない日常。


未来を知っているだけで、こんなにも楽に生きられるのか。


――でも。


通知が来ない時間が、妙に不安になり始めている自分にも、気づいていないこともなかった。

さあさあ、続きをどーぞ!フォローもしっかりと。

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