一件の通知
初めての投稿なので、拙いところもあるかもしれませんが、1話1話がめちゃくちゃ短いので、是非軽く読むだけでもお願いします!
電車の中、慣れた手つきでスマホの上に指を踊らせる。スマホには勝利と無駄にデカく表示されている。
「つまんね」
所詮暇つぶしに始めたゲームだった。携帯をバッグに入れようとした時、それは鳴った。
ーーピコン。
聞き慣れた通知音。ゲームのイベントの通知か?画面を開く。
《5分後 小指をぶつける》
……は?
意味がわからなかった。差出人もアドレスも書いていない。ましてや、アプリさえわからない。広告にしては意味不明すぎるし、イタズラにしては安易で雑すぎだ。興味本位でメールをあける。
それ以外の情報はない。すると突然5の文字が化けはじめる。
「うわっっ!!」
手からスマホが滑り落ちる。周りの視線も痛い。汗だくになった手をぬぐい、恐る恐る拾い上げる。
《4分後 小指をぶつける》
冷や汗が止まらない。
は?意味わからないんだけど。どういうこと?
正直、指をぶつける、なんてどうってことない。ただただ怖すぎる。なんて、ちょっとだけ奇怪なメールを少し信じ始めている自分がいた。
「馬鹿らしい」
ちょっとビクビクしながら電車を降りた。
5分後、本当にぶつけた。それはそれは痛かった。叫びそうになったが、駅だから必死で抑える。
ーーピコン。
甲高い音と主に着信が一件。むかつきながらも乱暴に思い切って開く。
「次の予知まで9分23秒」
その数字はリアルタイムで動いている。目を瞑り、深呼吸をし、もう一度見返す。
「次の予知まで8分57秒」
今の時刻は8時1分。今から動いても学校に間に合わない。学校に遅刻連絡を入れ、公園のベンチで次の通知を待ってみることにした。
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