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第2章:新たな旅路

東京から脱出した後、ヒロと彼の仲間たちはインドシナに上陸し、その後中国へ向かい、ソ連を横断して西ヨーロッパへ到達する計画を立てた。ヒロにはアイルランドに住む友人がおり、その友人が彼らを助けてくれる可能性があった。

ベトナムに到着した際、ヒロたちの一行はハイフォン沿岸地域を警備していたベトミン兵のドゥン、ティエン、ダットの三人組に遭遇した。幸いにも、彼らはヒロたちを見逃してくれた。

しかし、ヒロたちが出発して間もなく、フランス軍とベトミン軍の戦闘地帯に巻き込まれてしまう。不運にも彼らはフランスの外人部隊と遭遇するが、再び先ほどの三人の兵士が駆けつけて救出してくれた。

その後、ヒロたちは中国へ向けて進み、新たな敵との対峙に備えるのだった。

新政府とアメリカ軍との衝突のあと、ヒロたちは盗んだ船でなんとか逃げ延びた。

甲板の上でソフィアが寄りかかっていると、ヒロが近づき声をかけた。

ヒロ:「さっきの騒ぎは何だったんだ、ソフィア?……まさか、借金返さないで政府に家を差し押さえられたとか?」


ソフィア:「ムッとした表情で」 バカなこと言わないでよ! 借金ごときでアメリカ軍が動くわけないでしょ、バカ! >_<


ヒロ:じゃあ、一体何が原因なんだ?


ソフィア:今朝、ヒロとシミーがまだ帰ってきてないとき、市場から戻ったら家の前にアメリカ軍の制服を着た連中がいたの。新しい建築規制の命令でこのエリアが封鎖されるって話だった。最初は、まあ、うちの地域が対象になってるなら仕方ないかなって思ったんだけど…「苛立って声を荒げる」 それが、違ったの! あいつら、その口実を使ってヒロの家も私の家もぶっ壊したのよ! そんなの、めっちゃ理不尽でしょ!


サミー:ほんと。全部壊すならまだしも、こんな中途半端なことするなんて、話にならない…

一同:その通りだ…

ヒロ:「皆を落ち着かせようと」 まあ、みんな、あんまり気にしすぎるなよ。もう終わったことだ。アメリカ軍にはもう追われる身なんだから、今はあの連中からどうやって逃げ切るかを考えるしかない。どうせ次の目的地がインドシナだってことは向こうも気づいてるだろう。中国に行くなんて選択肢はないよ。あそこは今、内戦中だ。内戦中の地域にわざわざ逃げ込むバカなんていないだろ、はは… (心の中で)「でも、今ヤスオとカムイに連絡が取れない……これはおかしい。もしかして“神”がすでにこの事態を知っているのか……」


ソフィア(ヒロに近づきながら):「それで、次の行き先はどこなの?今の私たちは指名手配犯よ?仮に東南アジアの海岸沿い、ベトナムに着けたとしても、アメリカの追跡は止まらないわ。」


ヒロはふと思い出し、操縦室に行って世界地図を取り出し、グループ全員で計画を話し合った。


ヒロ:インドシナに上陸したら、中国の領土を通るつもりだ。内戦中なのはわかってるけど、少なくともそこを通ってソビエト連邦を目指す。シベリアを抜けてモスクワまで行くんだ。それから、西ヨーロッパに行くために移動手段が必要になる。アイルランドにいる俺の友達に助けを求めるつもりだ。その後、アメリカに行く。そこは今、俺たちの敵の本拠地だけどな。


シミー:ヒロ、頭おかしいんじゃない? 最後にアメリカに行くって何? そこまで行くのにほぼ1年かかるじゃん。なんで直接アメリカに行かないで、こんな遠回りするの?


ソフィア:「そんなの無謀すぎるわ。直接アメリカへ行くなんて自殺行為よ。それに太平洋の制海権は完全にアメリカが握ってる。安全に行けるわけがない。」


ヒロ:ソフィアの言う通りだ。予定通りに進めば、少なくとも味方を増やせる可能性がある。それが本当の目的だ。よし、決まりだ。

全員、何も言わず、ヒロの提案に同意した。


12日後、彼らの船はベトナム民主共和国のハイフォン市に到着した。


シミー(疲れた様子で):「ふぅ……やっと着いた……もう船酔いでフラフラよ……」


一行がまだ状況に慣れていない中、見知らぬ3人の「緑の兵士」がヒロたちを取り囲んだ。彼らはベトナム風の笠をかぶり、K98やガーランドM1ライフルを手に持ち、警戒しながら銃口を向けた。


兵士:「動くな!お前ら何者だ?なぜベトナム領に足を踏み入れた?」


ヒロ(冷や汗を流しながら):「くそっ、見つかったか……」


シミー:「パニックになって」 どうしよう、ヒロ! 囲まれてるよ!!

兵士の一人はヒロたちの出身を推測しようと、同僚に話しかけた。

兵士1:おい、ドゥン、こいつらが何者か分かるか? お前、いろんな国に留学してたよな、たぶんこの中じゃお前が一番詳しいだろ。

ドゥン:「驚きつつ、照れながら」 やめろよ、言いすぎだ。俺、ただ中国に行っただけなのに、大げさな…

兵士2:まあ、いいからやってみろよ。どうせこいつらはフランス人じゃないって、俺、賭けてもいいぜ。

ドゥン:じゃあ、試してみるか…うーん…「ヒロたちを観察しながら」 他の連中は中国人っぽいな。あの青い目の女の子は、絶対ソビエト人だろ。

「全然違うよ! あのオーストラリア人の女の子以外、俺たちはみんな日本人だ。」 ヒロが現地の言葉で答えた。

3人の兵士はヒロが自分たちの言語で話せることに驚き、第二次世界大戦中に日本軍が彼らの同胞にしたことを思い出し、警戒心を強めた。

ヒロ:俺たちの出自について心配しなくていい。戦争の件には一切関わってないから。

ドゥン:「戸惑いながら」 ど…どうやって信じろって言うんだ? お前たちが俺たちの言葉を話せたとしても、信用できるかどうかは別問題だ。

「で、お前たちの目的はなんだ? 納得できる理由を言えば、見逃してやるかもしれないぞ。」

ヒロ:「内心イラつきながら、ため息をついて」 俺たちは北を目指して同盟者を探してる。今、追われてる身なんだ。それだけだ。余計な詮索はしないでくれ…

3人の兵士は何か話し合い、一つの結論に達した後、ヒロに言った。

ドゥン:北に行くって言うなら、まあいいけど、2つ忠告しとく。一つ、そっちはまだ内戦中だ。二つ、ベトナムと中国の国境は今、国民党が支配してる。だから、完全には安全にたどり着けないかもしれないぞ。


その後、彼らはヒロたちを解放し、疑いの目を残しながら見送った。

ソフィア(ほっと息をついて):

「助かった……本当に危なかったわね。」


サミー:

「もうダメかと思ったよ~!」


ヒロ(苦笑しながら):

「ったく……守れなかったらカムイに怒鳴られるところだったぞ。」

(地図を見つめながら)「……ふむ。」

ソフィア(真剣な表情で汗を拭いながら):「今すぐ移動しないと。ここは長く留まれないわ。」


ジン:「どうしてそう言えるの?」


その瞬間、銃声が響いた。

フランス軍とベトミンの激しい交戦が始まったのだ。

ヒロ:

「やばい!早く逃げるぞ!ここは戦場だ!!」

一行は全速力で走った。フランス軍に捕まれば、アメリカに引き渡される可能性があった。だが、運悪く、フランス外人部隊の部隊がヒロたちの前に立ちはだかった。


外人部隊の隊長:動くな!! 一歩でも動いたら撃つぞ!! 「部下に射撃準備を命令」

ヒロたちが絶体絶命の危機に陥ったその時、ジープが突っ込んできて防御線を突破。車内から誰かがトンプソンM1928で外人部隊を一掃した。それは、先ほどの3人の兵士だった。


ティエン:「トンプソンを片付けながら」 ざまあみろ、外敵ども!! これがお前らの末路だ、ははは!

ドゥン:「車を止めて」 早く…乗れ! 時間がないぞ!

ヒロたちは迷わずジープに飛び乗り、急いでその場を離れた。


ヒロ:「ため息をついて」 嫌いじゃないけど…助けてくれてありがとう。

ドゥン:いいって、困ってる人を助けるのは当たり前だろ。…そうそう、俺はドゥン。あのデカい奴がダットで、さっき小銃で敵を一掃したイケメンがティエンだ。

ジン:「ティエンの武器の使い方に興奮し、話しかけようとしたが、ベトナム語が分からないことに気づく」

ヒロ:お前たち、中国への道を知ってるか?

ダット:「笑いながら」 はは、俺たち、しょっちゅう行ってるぜ。ただ、国境は中国の連中が抑えてるから、ちょっと面倒かもな。

ティエン:いや、大丈夫だろ。内戦で忙しいから、国境の警備はガバガバのはずだ。

ドゥン:「ヒロに振り返って」 お前、名前なんだっけ?

ヒロ:「冷たく答える」 ヒロ・カマド。ヒロでいい。

ドゥン:ヒロ? ふむ…で、お前たち、どこを目指してるんだ?

ヒロ:ソビエト連邦だよ。

ダット、ティエン、ドゥン:は?

ドゥン(呆れ顔で):「冗談だろ?なんでそんな遠くまで行く?」

ヒロ:「俺は嘘をつかない。そこにしか目的がないんだ。今は“西側”に追われてるからな。」


ドゥン:「なるほどな。俺たちも似たようなもんさ。いつでも戦えるようにしておかないとな。」

ダット:そういえば、ドゥン、ガソリンまだあるか?

ドゥン:心配すんな。外人部隊から盗んだガソリン、5缶あるぜ。


その後、ヒロたちとドゥン、ダット、ティエンの3人組は中国へ向かった。険しい道を進み、国民党と共産党の戦場であるこの地域では常に警戒が必要だった。1か月後、彼らは休息のために無人の村に立ち寄った。だが、遠くから2人の見知らぬ人物が彼らを監視していることに気づかなかった。

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― 新着の感想 ―
ふぅ!誰かコメントしてくれるといいな。私だけじゃないからね(・∀・)
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