メーヴァレア遺跡へ
前回のあらすじ:戦いを終え、オーガの里で休息をとっていたアレスたち。しかしそこに娘ネオンが誘拐されたと思っている父ビーラが単身乗り込んできたのだ。激突する父と娘だったが、父の本音を知ったネオンは涙ながらに父と仲直りをすることが出来た。しかしその親子の絆はアレスとティナには辛く悲しいものであり、2人が励まし合う様子を見つけたソシアは2人が深い関係であると誤解してしまうのだった。
「それではユーゴ。私が持つオーガキングのスキルを受け取ってください」
父親と仲直りを果たし王都に帰ることを決意したネオンはその前に自身が持つオーガキングのスキルをユーゴに渡すべく、謎の装飾や魔法陣が用意された儀式の部屋にやって来ていた。
娘がスキルを手放すことに同意したビーラはスキルを使用し大人の姿になったネオンが儀式を進める様子を固唾を呑んで見守っていた。
「はっ!このユーゴ。全身全霊をかけて里長の使命を全う致します!」
「……っ!」
「ネオン様!」
「ネオン!!」
オーガキングのスキルを譲渡し、スキルがなくなったネオンは元の14歳の少女の姿に戻りふらりとバランスを崩す。
そんなネオンにビーラは心配そうな表情をしてすぐに駆けよっていった。
「ネオン!大丈夫か?」
「はい、お父様。少しめまいがしただけですわ」
「そうか。よかった……」
「ビーラ様。ネオン様のスキルを受け継ぐことをお許しいただきありがとうございました」
「これで娘とまた暮らせるのなら私はそれだけでいいんだ。それよりも、私の過ちに気付かさせてくれて感謝させてほしい」
こうしてオーガキングのスキルの譲渡は問題なく進み無事ユーゴが新しいオーガの里の長になることが出来たのだった。
その結果を儀式の部屋の外で待っていたオーガの住人たちは涙ながらに感激する。
そんな中で1人となってしまっていたジョージのもとに、ソシアが感情を失ってしまったような光のない瞳をして戻ってきたのだ。
「ソシアさん!どこに行ってたんですか?もうスキル譲渡の儀式は終わっちゃいましたよ」
「うん……」
「あれ?ソシアさんはアレスさんとティナさんを探しに行ったんじゃなかったんですか?2人は一体どこに……」
「ごめんなさい。見つけられなかったの……」
「そうですか。あの2人なら心配は要らないとは思いますが、一体どこに行ってしまったんでしょう」
ソシアは先程建物の裏で見た光景が頭から離れず、ジョージの質問にもずっと上の空と言った様子だった。
大切な友達だと思っていたアレスとティナが人目のないところで抱き合っている光景。
もちろんその直前に2人の過去を抉るような親子の絆をアレスたちが目の当たりにしてしまい、2人が心の底から傷ついていたということはソシアも分かっている。
しかしそれでもその心の傷を埋めるために2人が身を寄せ合っていたことがソシアの心に大きな影を落としたのだ。
(ああ、そっか……そうなんだ。私、アレス君のことが好きなんだ……だから、ティナさんと抱き合っているところを見て、こんなにショックを受けちゃってるんだ……)
「ソシアさん……あっ!アレスさんにティナさん!もう、どこへ行っていたんですか」
「ああすまんな。儀式をやってる建物がどこか迷っちゃって」
「ごめんなさいね。ネオンさんの方は順調?」
「はい。ちょうど先ほど儀式が終わったところです」
落ち込んでいるソシアになんて声をかけていいのかジョージが困っていると、そこにアレスとティナが普段通りを装って戻ってきたのだ。
2人とも一見すると何事もなかったかのような様子。
しかしそれが逆にソシアの心を蝕んでしまう。
(ショックはショックだったけどいつまでも気にしてても仕方ねえ。現在進行形で悩んでてならともかくもう昔に立ち直った話なんだから)
「皆、待たせたな。儀式は無事終わったよ」
「ユーゴさん……じゃなくて、オーガの里の長になったんですからユーゴ様と呼んだほうがいいですよね」
「そんなこと気にするな。それよりお前たち、ビーラ様はネオン様とすぐに国に変えられるそうだがどうするつもりだ?」
「それなら一緒に戻るよ。ティナももう元気そうだしな」
「そうか。アレス、お前たちには本当に感謝している。お前たちやネオン様のおかげで人間も悪いやつばかりじゃないと知れたよ」
「ああ。いつかお互いに気軽に交流が出来るような日が来ることを願ってるよ。そんなことよりユーゴ、お前ネオン様のことはどうするんだ?」
「ん?なんのこと?」
「そのことか……俺はネオン様の意思を尊重したいからな。ネオン様が国に戻りたいなら引き留めたりはしないさ」
「え?なに、何のこと!?」
「そうでしたか」
「ジョージも知ってるの!?ねえ教えてよ!」
「だがネオン様への気持ちが変わったわけじゃない。ネオン様もまた俺に会いたいと言ってくださったからな。今度は正式にネオン様を里に招待するつもりだよ」
「そうか。それはいいな。応援してるからな」
「待ちなさいよあなた達!!まだ私に話してないことがあるんでしょ!?仲間外れするんじゃないわよー!!」
ティナが目覚め、ビーラ達の方にも里にとどまる理由がないため、アレスたちは全員で揃ってエメルキア王国へ帰還することとなったのだ。
バスカウェール山脈を抜けるまではオーガ達が抜け道を使い送り届けてくれた。
彼らが送り届けられるのはバスカウェール山脈を抜ける直前までだったがそこからは1番近い村にある王国軍の拠点に行き、ローゲランス家の力で馬車を借りて無事王都へ向かうことが出来たのだった。
「いやぁ~、ここまで長かった~」
「そうですね。転移魔法陣で移動したことなんて初めてでしたのでこんな長距離を移動していたなんて実感がありませんでしたから」
「ようやく王都が見えて来たわね」
「皆様、改めてになりますがいろいろとありがとうございました」
「いいのよネオンさん。私たちは特に大したことはしてないから」
「そんなことはありませんよ。皆様がネオンを守ってくれたんですから。それにネオンが戻ってきてくれたのも皆様のおかげだと思っています」
「それよりもビーラ様、当主様がこんな何日も王都から離れて大丈夫なんですか?」
「娘以上に大切なものはありませんから気にすることはありません。しかし私よりも皆様のほうが平気なのですか?」
「え?」
「だって皆様、ハズヴァルド学園の生徒なのでしょう?無断欠席とかになっているんじゃないかと思うのですが……」
「「「あっ……」」」
大きな問題を乗り越えたという達成感で完全に失念していたのだが、オーガの里の滞在時間と移動時間で5日以上王都から離れていたアレスたちは学園のことなどすっかり頭から抜け落ちていたのだった。
「お前ら4日も無断で欠席するなんて何考えてんだ!?」
エメルキア王国王都に戻ったアレスたちは急いでハズヴァルド学園へと向かったのだが、当然休みの手続きなどしておらずアレスとジョージとソシアは自身の担任であるレハート先生からお叱りを受けたのだった。
「寮にも帰ってないってことで大問題になったんだぞ?何してたんだお前ら。特にアレスとソシア。お前ら入学当日から問題起こしてるんだろ?これ以上やらかすと進級に支障が出るぞ」
「はい。あの先生、これには深い訳がありまして……」
真っ当なレハート先生のお叱りに、アレスは晩餐会の日に何があったのかを詳しく説明してそれを用命するビーラ氏のサインが書かれた紙をレハート先生に手渡した。
「んー……ビーラ・ローゲランス氏か。まあ確かにその日にローゲランス邸でトラブルがあったらしいからな……」
「はい。ですがもっと早く戻ってこられるように善処することは出来ましたし、そもそも無断欠勤をしたという事実には変わりありません。本当に申し訳ございませんでした」
「「申し訳ございませんでした」」
「まあ、それ相応の事情があった訳だな。学園には俺から伝えておこう。お前らがいなかった間の授業は補習で補えるように掛け合ってやるからそれを受けてこい」
「はい。ありがとうございます」
ビーラ氏のサインのおかげもあってかアレスたちは何とかレハート先生に納得してもらい事なきを得たのだった。
職員室を出たアレスは安堵の溜息を吐きながらジョージとソシアの2人と教室へと向かう。
「あぶねぇ。俺とソシアはすでに1回やらかしてるから大変なことになるとこだった」
「学園のことなんて完全に失念していましたね。ティナさんは大丈夫でしょうか」
「俺たちが大丈夫ならあいつも大丈夫だろ」
「……」
「……。なあソシア。こっちに戻ってくる馬車の中でもずっと口数少なかったけど、何か悩み事でも……」
「ねえアレス君!私、攻撃魔法を使えるようにしようと思うの!」
「っ!?」
教室に戻る途中、オーガの里からほとんど口を開いてこなかったソシアにアレスが何か悩みがないかと声をかけたのだが、ソシアは突然攻撃魔法を学ぶ意欲を示し始めたのだ。
「攻撃魔法って、なんでそんないきなり?」
「そうですよソシアさん。あなたは支援魔術師なので攻撃魔法を伸ばすことはあまりおすすめはできません」
「それなら私、攻撃魔術師になる!私も戦えるようになりたい!」
「ソシア、攻撃魔法を覚えて自分も戦いたいってのは悪い考えじゃないが仲間を回復したり支援魔法を使うのも立派な戦いだぞ?」
「……、それでも……私は、攻撃魔法を使いたいの」
「……」
アレスとジョージは突然のソシアの方向転換に戸惑いそれを止めようとしたが、一切自分の意思を変えるつもりのないソシアの表情にそれ以上止める言葉をかけられなかった。
敵にダメージを与える攻撃魔法と仲間に恩恵を与える支援魔法では同じ魔法と言ってもあまりに勝手が違いすぎる。
魔法に関するスキルを持たないソシアが今から支援魔法から攻撃魔法に乗り換えるのははっきり言っておすすめなどできない。
「ソシアさん、厳しいことを言いますがあなたは攻撃魔法に全く向いていないです。魔法系のスキルを持たないソシアさんが安易な魔法の系統変更を行えば時間を多く無駄にすることにつながりかねませんが、それをわかっていますか?」
「うん!」
「……まあ、ソシアの人生なんだから最後に判断するのはソシア本人だ。リスクを理解してそれでもやるってんなら俺たちはもう止めないぞ」
「うん。ごめん2人とも……」
「謝る必要なんてありませんよ!僕らは迷惑なんて被っていませんし」
「それじゃあこれから私は攻撃魔法の授業を本格的に受けながら特訓するから、ダンジョン攻略にはしばらく行かないから」
「おう。やるからにはしっかりやれよ」
「ありがとう、2人とも」
2人にお礼を言ったソシアは走り出し1人で先に教室へ戻ってしまった。
急なソシアの路線変更に驚いた2人は遠ざかっていくソシアの背中を見送っていた。
「なあジョージ。なんであいつ急にあんなこと言いだしたんだ?」
「さあ、僕には見当もつきません。ここに戻ってくるまでかなり思い詰めていましたから何かあったのかもしれないですね」
「何かって……なんだ?」
「それが分からないんですって。ですが推測するなら、地獄穴で僕とソシアさんは戦いを全てティナさんに任せてしまって結果彼女にかなりの負担を強いてしましましたから。それに責任を感じているのかなと」
「なるほどな……それなら確かに納得は出来るけどな……」
アレスたちはソシアが急に攻撃魔法を学びたいと考えた理由を考え1つの答えに辿り着いた。
確かに魔物と直接戦闘する役職じゃないとしても、前衛1人に負担を押し付けてしまう状況を経験すれば自分でも戦わなければいけないと考えるのは自然なもの。
しかしそれでも得意でない攻撃魔法を伸ばそうとすれば支援魔法が疎かになりすべてが中途半端になってしまう可能性をアレスは心配したのだった。
それから数日後。
再び平穏を取り戻したアレスは地獄穴で発覚した自身の弱点の克服を目指しながら学園生活を送っていた。
「それじゃあ2人とも、私は攻撃魔法の実習に行ってくるね」
「おう。頑張ってな」
そしてソシアはアレスたちに宣言した通りあの日から攻撃魔術師への転向を目指し努力を惜しまず学びを続けていた。
その時間もまた攻撃魔法の授業を受けに行くソシアをアレスとジョージは教室の自分の席から見送ったのだった。
「しかしソシアの奴、本気らしいな」
「そうですね。ダンジョン攻略に誘ってもまだ攻撃魔法を上手く扱えないからと断られてしまったくらいですから」
「なあジョージ。あいつにどれだけ魔法を習得したか聞いたか?」
「ええ……炎魔法がうまく扱えず苦戦してると……」
「……正直、魔法の心得があるのに超初級の火炎魔法に苦戦しちゃってるのをみると早いうちに止めさせた方がいいと思うんだが」
ソシアが目指している攻撃魔術師が1番はじめに覚える初級魔法は火炎魔法。
魔法で生み出した火球を相手に向けて打ち出す初歩的な魔法であり、これすら簡単に扱えないようでは攻撃魔術師にはあまりにも向かないとされる。
魔力の扱い方も知らない子供ならまだしもソシアは支援魔法を使えるため魔力の基本的な操作はできているはず。
それなのにいまだに火炎魔法に苦戦しているソシアの現状に2人はどうすればいいのか頭を悩ませていた。
「もう少しだけ様子をみましょうか。そうすればソシアさんも諦めがつくと思いますし」
「どうかな。あいつも1度決めたら曲げないタイプだから絶対やめるなんて言わないと思うが」
「……」
「そうだジョージ。最近暇だからまたダンジョンいこうや」
「すみません。実は僕もタンク役応用の課題に結構苦戦していてそっちに集中したいんです」
「そっかぁ」
「そうでしたね。ソシアさんがいないから僕が抜けるとアレスさんとティナさんの2人で人数が足りなくなっちゃうんでしたね」
「いや、ティナの奴も今は忙しいらしいよ」
「そうなんですか?」
アレスの言う通り、ティナも先日の地獄穴での件の反省を生かしてスキルを使用する訓練を行っていた。
そのため連日疲労が蓄積しあまりダンジョン探索に出掛ける余裕がなかったのだ。
「まあ俺もあんまりダンジョンとか出掛けてる余裕ないんだけどなぁ」
「じゃあ学園で大人しくしててくださいよ」
「でも暇じゃん?体が闘争を求めてるのよ」
「アレスさんってまともにみえて結構やばいですよね。戦闘狂の一面が見え隠れしてるというか……っ!?」
「あん?どうしたんだジョージ」
「いえ、特に何も……」
「いや、今のは明らかに何かある反応だ……よいしょぉ!!」
「ぐわぁああああ!!??」
アレスがジョージと会話をしていたその時、アレスの背後に忍び寄る影があった。
それに気づいたジョージが声をかけようとするもその男はニヤニヤしながらそれを静かに静止する。
そしてアレスに気付かれないように背後に近づいた男はそっとアレスの両目を後ろから両手で覆おうとしたのだが……アレスは直前で男の手をつかむと背負い投げの要領で前方へ投げ飛ばしたのだ。
「んだよマグナ。ちょっとビビったじゃねえか」
「いってぇえええ!いきなり投げるなよな!」
「いやさ、背後に忍び寄ってきたもんだから攻撃されるのかなって思って」
(スキルに慣れるために剣聖のスキルをONにし続けてたから不意打ちにオート反撃しちゃったんだよな……)
「ノリわりぃな!気付かれずに背中を取ったらだ~れだ?ってやるのがお約束だろ!」
「ガキかてめえ」
「さっすがアレス君♡不意打ちを綺麗に撃退するなんてカッコいい♡」
「大丈夫ですかマグナさん!?」
「ああ、俺を心配してくれるのはアリアしかいないぜぇ。おいこらメアリー!お前もアリアちゃんを見習ってちょっとは俺のこと心配しろ!」
「あんたは大丈夫でしょ。むしろ頭を強く打てば何かの間違いで天才になるかもよ」
「おお!確かにな!それじゃあもう一回アレスに投げられて……ってアホか!!」
マグナが忍び寄っていたことに始めから気が付いていたジョージはマグナの体が飛んでくる直前で緊急回避、結果マグナは投げ飛ばされ1人でのたうち回ることとなった。
そして投げられたマグナを見て心配そうな様子で駆け寄ってきたのは鮮やかなマリーゴールドカラーが目を引くセミロングのストレートヘアのアリア、そして続いてマグナを投げ飛ばしたアレスを賞賛する濃い紫色のロングのウェーブヘアが特徴のメアリーがやってきた。
「なんだ?なんか用でもあったのか?」
「はい。実はお2人に相談がありまして」
「それなら普通に聞きこいやマグナ」
多少ひと悶着があったが、アレスは自分たちに何か用がありそうだとアリアから話を聞くことにしたのだった。
マグナが投げ飛ばされたことで乱れた机やいすを片付け5人は1つの机を囲む形で話を始める。
「実は先日、私とメアリーさんとマグナさんの3人で素材回収のためにダンジョンへ出掛けたんです」
「欲しかったのはサンドスネークの牙!でもね、サンドスネークが出現するって洞窟に行ったら1匹も見つからなかったんだ」
「ほう、サンドスネークですか。生息数が多い魔物ですので見つけるのは容易なはずですが、妙ですね」
マグナ達が求めていたのは1年前期の課題素材の1つであるサンドスネークの牙。
サンドスネークはその名の通り砂の中に生息するヘビの魔物であり、ハズヴァルド学園周辺の地域の温度が一定に保たれる洞窟内部で多く確認されている。
周辺の温度やサンドスネークが好む砂の状態を見極めて捜索をする必要があり生徒の観察力を鍛えられると定番の課題らしい。
そんなサンドスネークは生息数はかなり多く捕獲にはさほど苦労しないとされているが、なぜかマグナ達はサンドスネークの捕獲に苦労しているようだったのだ。
「サンドスネークが出現する洞窟はハズヴァルド学園からそう遠くない範囲にいくつかあったはずですが、すべて行ってみましたか?」
「はい。もちろんほとんど回りましたがサンドスネークの姿は1匹も確認できませんでした」
「ほかのクラスの人たちもサンドスネークが居ないって話題になってるらしくて困ってるのよ。どうやらサンドスネークが生息している洞窟内の気温が上昇しててサンドスネークが姿を現さなくなっちゃったらしいの」
「それは不可解だな。それで、俺たちに相談ってのは?」
「実はまだサンドスネークの生息しているダンジョンが1つ近くに残っていまして、お2人に一緒にダンジョン攻略に来て欲しいと思ったんです」
「目指すのは四級ダンジョン、メーヴァレア遺跡。ここなら絶対サンドスネークはいるだろうからお願い2人とも♡」
マグナ達の相談とはアレスたちにダンジョン攻略の同行をお願いしたいというもの。
大昔に栄えたといわれる巨大地下文明の遺跡、メーヴァレア遺跡の探索だった。
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