お供え
大量のお供えも、
全て、義母が抱えこみ、独り占めしている
ときたま、義弟にだけ、分けながら
ブルドーザーのように、食べ続けていた
もちろん、ビリビリに破った包装紙と
お菓子の個包装の包み紙やビニール袋は、
その辺に、ポイポイ捨てたまま、放置!
主人は、ゴミ箱に捨てなはいやと言っただけで
姑に片付けさせず、
誰がどう見ても、ゴミ箱に入る量ではない
結局、全て、私が、一人で、ゴミ袋に捨てた
本当なら、きれいに畳んで、
紙ごみで、捨てるべきなのだが、
部屋いっぱいに散らばった、
ビリビリ、ぐちゃぐちゃに、破って、丸めた、
包装紙の山と、お菓子の包み紙や、
個包装のビニール袋に、労力を割きたくなくて
全て、ゴミ袋に入れた
お菓子の箱もあり、
一つのゴミ袋には、入りきらなかったので、
結果、ゴミ袋3つになった
新居ができるまで、母屋で同居
お袋は義弟が見るから、何もしなくていいと
言われながら、
ご飯だけ、作るはずだったのに
毎朝5時に起きて
炊事、洗濯、掃除、雑用家事、トイレ掃除、
まるで、女中のように、扱われ、
時々、山も着いて行くようになっていた
お昼になったので、山から帰ると
義母と義弟は、テレビを見ながら、
お供えのお菓子を食べていた
山から帰った私を見て、突然、何を思ったか、
【薫さんにも、やらい】
そう言いながら、どれにしようかな?と、
見まわして、たくさんある中から
姑のいらないお菓子を選んで、
もったいないけど、あげるというような素振りで
私に向かって、投げた
一瞬の事に、驚いて、立ち尽くす私に
【あー、落ちた、拾って食べてな】
と、笑いながら言う
まるで、犬かなんかのように
土間に落ちた、潰れたお菓子を拾って、食べろと言う
私は、子供の頃から、お金と食べ物は、投げるな!
落ちた物は、拾って食べるな!
と言われて育ってる
悔しくて、悲しくて、情けなくて、固まっていると、
【嫌い?贅沢なな!はよ、拾って食べなはい】
土間に落ちたお菓子を拾うと
【お腹すいとるがやろ!
こがいなお菓子、滅多に食べれんがやけんな】
感謝しろという
(ありがとうございます、ご飯してきます)
涙を見せるのは嫌だった
精一杯の強がりだった
主人も横で見ていたのに、なんにも言わなかった
当たり前のように、見ていただけだった
あとで、お金と食べ物は投げるな!
食べ物は拾って食べるな!と言われて育ったから
嫌だったと言うと
[おまえって、最低やな!感謝の気持ちがないんか!
お袋は、コントロールが悪かっただけやろ!
悪気があったわけじゃないがに、そがな言い方したら
お袋が可哀想やろ!]
そう言って、親の仇のように、
冷たい目で怒鳴られた
入籍してから、人が変わったみたいに
どんどん、冷たくなる
悲しみでいっぱいになる
悔しくて、悲しくて、情なくて、
見る目のなかった自分を呪いたくなる
始まったばかりなのに
新婚でこれなら!と、お先真っ暗になりながらも
二度目だし、子供達の手前、また離婚する訳には
いかない
我慢するしかない
新居ができるまでの辛抱と自分に言い聞かせた




