仏間の大掃除①
台所は、いったん終了し
今日は、仏間を片付ける
4畳半の仏間は、窓もなく、とても暗い
電気をつけて、まずは、仏壇に手を合わせる
よく見ると、仏具も仏壇も埃が積もり、汚れている
お湯呑みも、干からびて、底にお茶がこびりついていて、しきびもカラカラに枯れている
弘法大師様の人形?に、変わった形の、ビーズで
できた数珠がかかっている
義母が宗教にハマり、その関係の物らしい
実家では毎日、お茶とお水をお供えし、お菓子など
いろいろ、お供えしていて、賑やかだ
しきびも毎日、水を交換し、こまめに買い替えている
一日何度も、お仏壇に手を合わせ
お墓参りも、ほぼ毎日行っている
リビングと、床の間には、
父の大きな写真を飾ってあるが、この家には
写真一枚ない
義弟が市の大会で入賞した時の賞状と
義妹の作品が大広間に飾ってあるだけだ
価値観が違うと思ったが、口にしない
仏間は、大広間と茶の間と台所の畳の間の間にあり、
大広間、茶の間、台所への、通路になっているので
真ん中は何もない
大広間と3枚襖で隔てられ、
茶の間側には、布団箪笥があり、
仏壇側の襖が通路になっている
大広間側に1間の押入れ、台所側に半間の仏壇
反対側は、大広間側に茶の間への襖が一枚あり
台所側の1間の壁の前にはマッサージチェア
そのまわりに、雑誌や新聞、広告、布?などが、
ごちゃごちゃと、無造作に積み上げられている
これなら、早く終わりそうと思い
主人と片付ける
初めに、マッサージチェアまわりの雑誌等を
仕分けし、まとめようとして、気がついた
(ねえ、同じ本が20-30冊ずつあるけど、
これ、何?)
[あぁー、お袋の宗教の本よ]
(じゃあ、捨てたら駄目じゃない?)
[ただで、もらったもんやけん、いいやろ]
(でも、これ、値段書いてあるよ)
[えっ?お袋ー!これ、ただじゃないがー?]
【もらったがよ】
[こんなに沢山?何千円もするものを、こんなに沢山、
毎月?全部で、何万円もするのに?]
口をへの字にまげて、横を向き、口をきかなくなる
[数がバラバラやけど、
誰かに売りつけたんじゃないやろな!
宗教する時、約束したよな!
金使わない!人に勧めない!迷惑かけない!って!
守れんなら、もう辞めなはい!]
【売ってない!あげたがよ!】
[お金も使いよるがやろ]
【少ししか使ってない】
[いくら、つこたが!言いなはい!]
【千円だけよ】
嘘だぁー!本だけでも、数万円!
仏具他、いろいろあるのに、千円は絶対に違うよー!
[ほんなら、いいわい!絶対に守んなさいよ!]
嘘やろー!信じたー!ありえん!
義母のお金やけん、どうでもいいけど、
これからも毎月、ごみ(雑誌とか)増えるのと
宗教絡みのトラブルがありそうで嫌ー!
と、思ったけど、黙っていた
雑談は、数百冊あり、
それが、仏間のごちゃごちゃの大半を締めていた
マッサージチェアの背もたれを起こし、
背もたれの高さまで積み上げられた、
服や、本、タオルなどを、全部片付けながら聞いた
(マッサージチェアって、まだ使えるの?)
[使えるよ]
(じゃあ、こんな所で、物置きがわりにしないで
テレビの見える位置に移動すれば
テレビ観ながら、マッサージできるから、
いいことない?)
[それも、そうやな!じゃあ、移動しよう!]
そうして、茶の間と台所の隣の壁側に布団箪笥、
大広間と仏間の間の襖の前にマッサージチェアを置き
茶の間側の襖を開ければ、マッサージしながら
テレビを観えるようにしたら
毎日、義母と、主人と、義母が、マッサージするようになった
私は、毎日、お風呂に入らない、水虫だらけの人々と
同じマッサージチェアを使う気になれず
使わなかった




