配信後。。。。
緊張したが無事に初配信を終わらせることができた。初めてということもあり失敗しそうになったがなんとか終わらせれて終わったあとにほっと息を吐く。
「ふぅ、大丈夫だったかな?すごく楽しい気もするけど緊張の方が上回ってる気がするよ…」
コンコン
ノックの音が聞こえてきた。
「みいちゃんママよ〜入るわよ〜」
上機嫌にママから話しかけられるが了承する前にドアを開けて部屋に入って来る。
「ちょっと、勝手に入らないで!せめて返事くらいさせてよ!」
「あら、返事が遅くて待てなかったわ」
悪気れることも無く微笑み返す。
「違うからね!ママが早すぎて返事が追いつかないんだよ!3秒くらい待ってみてもいいと思う!それでも返事ないなら寝てるかいないかだし!」
「そんなこと言ってお部屋で倒れていたら大変でしょう?」
「そんなの滅多にないもん」
「ママは覚えてるからその言い訳はちょっと無理かな〜」
たしかにお風呂で倒れたのは僕だよ!
それ言われたら正直何も言えない...
だけど、それを許したら僕のプライバシーが損なわれる。
それだけは嫌だ…。
何がなんでも退避しないと行けないと感じた美月姫はもっともそうな理由をつけて対抗する。
「しかし、その行為により人権を損なわれるというなんとも許しえない自体に発展し、また僕自身の教育上良くないため、僕は今声をあげます。それとも……法廷で争いますか?」
「みぃちゃんの訴えは聞き届けました。しかし、訴えを棄却します。なぜならあなたは既に罪を犯してしまった。1人でお風呂に入るという暴挙に出た結果どのような悲劇が起きたのかわかるでしょう。そして、この家では私が考えた行動こそが法であり、何人たりとも法を犯す行為は許しません。犯した場合、私の考えた刑罰を執行します。」
美月姫が弁護士風に反論すると倍以上の圧力となりそのまま美月姫へとダイレクトに攻撃をくらってしまった。そして、母笑顔とそのの背後にはこれ以上反論することを許さないとばかりのくろーいオーラが見えた。
「…………。」
そのまま何も言えずに黙り込む他なかった。
そして、抵抗力を失い黙り込む美月姫をベッドに座る自分の膝の上に乗せる。今の美月姫は小さな幼子のように足を左右に大きく開く形で向かい合わせに座らせられてしまっているのだった。
「最初から大人しく甘えてくれたらいいのに、みぃちゃんは意地っ張りね。ママが1回反論も抵抗もできないくらいに落とさないと甘えないなんて」
母に頭を撫でられているうちに美月姫は顔をニコニコさせて、自然と顔を母の胸に埋めてぼーっとしてる。
美月姫は反論も抵抗もできないため自分の甘えたいという欲望に抗うことなく身を委ねているのである。それどころか母が頭を撫でる手に頭を押し付けもっと撫でろとおねだりさえもしてしまった。
「みぃちゃんはほんとは甘えん坊さんだものね。だけど、ママそろそろ自分から甘えてくれなきゃ徹底的にドロッドロに甘やかして意地っ張りできないようにするからね。ちゃんと自分から甘えてきてね。わかった」
こくんと頷き甘える美月姫は昔の甘えん坊時代に逆戻りだ。
「ままぁ、ギュッてして〜」
撫でられる頭が気持ちいいからか眠たくて目がとろんとし始め少し舌足らずになって母にハグを要求する。
母は、そんな美月姫を仕方ないなと思いながら抱きしめる。
そして、そのまま5分と経たずにこくん、こくんと、頭が揺れたかと思うと、完全に力を抜いて母の胸に顔が埋まった。そこには、さっきまでのようにうっすらとささえているとこともできずに、まどろみの中へと引き込まれて行く。
それを、感じ取った母はゆっくり美月姫の体を抱き抱えてベッドに横向きに寝かせると母もその横に寝転んで美月姫のおしりをトントンとテンポよく叩いて完全に寝かしつけるのであった。
「配信お疲れ様。みぃちゃんよく頑張ったね。えらいえらい。今日はもうゆーっくりとおやすみなさ〜い」
美月姫は、その言葉を最後に聴きながら完全に寝落ちするのであった。そして、母も美月姫が寝入ったのをみて電気を豆球の明かりだけにして部屋を暗くして美月姫の頬にキスをして眠りにつくのであった……。