5話 誓い
いつもありがとうございます。
こんな夜中に何だろう?そう思いゆっくりと立ち上がった。
外は、静かな闇が広がっているだけ..
ただの勘違いと思った時、また扉がたたくような音がした。なので玄関に向かって歩き始めた。
こんな時間にやってくるということは何だか不気味な感じがする。
そもそも、近隣住民とのかかわりものほぼないので可能性があるとしたら事務所の人かそれともユカさんのどちらかの可能性が高い。
そう思い。扉を開けると何か立っていた。人らしき姿をした何かが?
「どうかしましたか?」
相手は何も答えない?
「こんな夜中にどうかしましたか?」
相手は、いまだに答えない。静かに立っている。扉を最後まで開けるとそれは動き出した。
手には、刃物らしきものを持っている。
それをぎりぎりで避けて走った。たまたま、靴を履いていてよかった。そう思った。
それは、俺が全速力で走るよりもゆっくり追いかけてくる。
なぜか、ユカさんがいると思って波止場に向かって行った。
滑りやすいこの場所を走り奥に着いた。海は月光を反射して綺麗だった。ただそれだけで、人ひとりいなかった。遠くにきらりと光るものを持った者がいるのが見える。
「ここで、俺はは途中退場をしてしまうのか...」
後ろを向いて海を眺めらそう呟いた。その時
「お兄さんどうしたんですか?」
ユカさんがそう話しかけてきた。これは夢のなのか?そう思った。
「ユカさん?」
「そうだけど。こんな時間にどうしたの?」
「ユカさんこそって...何か持った者に追われてて...」
その時には見当たらなかった。
「そうなんだ...」
その言葉を話しながらユカさんの表情が変わってゆくのが分かる。
「しゃがんで。」
その言葉が響いた。と同時に、僕はしゃがめた気がする。背後からの気配と彼女が次にいう言葉を分かったような気がして。しゃがみ方がおかしく少し肩から血が流れていた。
僕は、そのまま尻餅をついた。
相手は振りかざして、僕にその刃物が刺さると思い目をつぶった。
「楽しかった。この人生。こうした形で退場するのは非常に残念だけど素敵な女性に出会うことができたよ。ありがとう。」
そう心の中でつぶやいたけど終わりは告げなかった。
ゆっくりと目を開けると、ユカさんがそれを防いでいた。
「ユカさん!」
「君が消えたら、私もまた一人の生活だから。もし、君が私の愛をすべて受け取ってくれるのであれば私は、これをどうにかするよ。」
「あぁ。誓う。君の愛をすべて受け取るよ。」
そう安易に答えてしまった。
すると、ユカさんはそれを力で押しのけ俺の体を包んだ。
それからしばらくの記憶が存在しない。
気づいたら僕の家の近くを二人で歩いていた。
読んでいただきありがとうございました。
あとがきが、いつの間にか雑談枠になっている気がするのでここは今日あったことなどや作品に関することを適当に描きたいと思います。
ここ最近ずっと忙しくラブコメ作品に関するものを進めたくても全く進められていません。基本的なキャラ詳細などは完成しているのですが本文に関することが全く進まないです。
それでもこれからも頑張ります。