3話 自宅での
いつもありがとうございます。
手を合わしたから夜中起こされることはなかった。いや、それとも疲れすぎていて熟睡できていただけかもしれない。
そして、今日も職場に向かう。
仕事内容として説明されたことだけど、すべて簡単なことだ。二日目にして完璧だった。できない人でもできるような仕事だから自分は捨てられたのかなって思う。こんな場所じゃ出会いってそうそうないし仕事がほとんどないことからすぐにやめるように準備しているのだろう。
最初は楽かもしれないけど、ただ退屈な時間が待っているだけ...そう考えると少し考え直さないといけないかもしれない。
帰り道。また少女が海岸にいた。俺は彼女の近くに向かうか悩んだけど近づくことをしなかった。また夢に出てくるんじゃないかと思ってしまって。
家に帰り携帯電話を確認する。明らかに電波が悪いのを感じられる。アンテナの表示が1本しかない。でも何とか通話程度ならできる。
持ってきておいた小説を読む。このような機会じゃなければ読もうとしないからいいタイミングかもしれない。自分磨きの為にも。
そう過ごしていると。ドアをたたく音が聞こえた。
「どちら様ですか?」
そう言いながら玄関に向かった。
「私。」
ただそれだけだった。俺は、後悔をした。と同時に恐怖がやってきた。なんでここを知っているのかと。
玄関をゆっくりと開く。
「また会おうと、話したでしょう?」
「それは、ごめん。だけど、なんでこの場所を知っているの?」
「この街は、過疎化が進んでいるから誰がどこに住んでいるのかなんてすぐわかるよ。」
なんとなく怖く感じた。
「そうなんだね。」
「家の中に入ってもいいかな?私もここまで来るので疲れちゃったから。」
若い、少女を家の中に入れてもいいのだろうか?いや、僕も若いんだけどこのような...
「ダメかな?」
その言葉で敗北した。
「分かった。家の中に入ってもいいけど。時間は大丈夫なのか?
「私は大丈夫よ。」
彼女は家の中に入ってきた。そして僕のベットの上に腰を下ろした。
「ごめんだけど、ここに座らしてもらうわ。」
「いいぞ。」
そこから、彼女が話しかけてきた。
「どうだったかい?今日の夢は。」
「あぁ。君の夢だったよ。」
「それは、嬉しいわ。どんな感じだった?」
僕は、覚えている限りの夢で見たお話をした。
彼女はわくわくしながらそれを聞いていてくれた。
それからいろいろと話しているうちに完全に日が暮れた。
「帰らなくても大丈夫かい?もうこんなに暗いけど。」
「帰らなくてもいいけど、一応帰るわ。」
「送ってこうか?」
「大丈夫。この街は安全だから。明日は、波止場で会いましょうね。」
そう言って帰っていた。
読んでいただきありがとうございました。
前回書いてない部分があるような気がしますが。後日時間があり次第修正します。
これからもよろしくお願いします。