好き勝手なところも嫌いじゃないよ!
僕の彼女は、気が強い!
僕はどっちかと言えば、、、【草食系男子】だと思う。
彼女は、僕が言えないのをいい事に、好き勝手する!
『例えば...?』
女友達と飲みに行くと言ってきたと思えば、終電の電車がなくなったから
迎えに来てと電話をかけてくる。
当然だが、僕は彼女を迎えに行く。
『何かあったら? 大変だし! 心配だからだ!!!』
なんだかんだと...? 僕は彼女の事が好きなんだなとその時、、、そう思った。
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僕の仕事は、朝早い仕事だ!
建設現場で働いている。
...なのに、、、彼女ときたら? 僕の事を考えてない!?
この日も、、、彼女から迎えに来てと連絡があった。
『チョットさ~! 飲みすぎちゃって~迎えに来て~!』
『何処にいるの? 今から迎えに行くよ!』
『○○の○○にいるから~! 待ってるよ~チュウ!』
▽
数時間後、、、そこに彼女が待っていた!
僕の車に乗るなり、お酒のにおいをさせながら彼女は僕にこう言う。
『本当に、何時もごめんね! 迎えに来てもらってさ~!』
『別にいいけど、、、? だいぶ飲んだの??』
『まぁね~』
...そう言うと? 決まって彼女は、寝てしまう。
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僕はこの時間が嫌いじゃない!
正直言えば、、、なかなか? 彼女と会えないし僕を呼んでくれる事は嬉しい!
それだけ、僕に頼ってくれているのかなとも思うから...。
...まぁ、僕の都合のいいように思っているだけなのかもしれない。
それでもいい! 僕の大切な彼女には違いないのだから...。
▽
この日も、何時もみたいに彼女から連絡がきた。
『修司! 迎えに来て~! お願い~~!!!』
『わかったよ。何処にいるの?』
『○○にいるの!』
『えぇ!? 僕の家の近くじゃん! どうしたの??』
『これから、修司の家に行きたい!』
『わかった! 今から行くよ!』
...そして、迎えに行くと? 僕に珍しく抱き着いてきた。
『どうしたんだよ~! リト! 何かあったの??』
『今日は、ずっと修司に会いたかったの~~』
『だいぶ、酔ってるの??』
『酔ってるよ~酔ってないと? 修司に甘えられないじゃん!』
『...まぁ、そうだね!』
『私だって! 甘えたいときあるんだよ~』
そう言うと...? 僕の目をじーっと見つめてきた。
なんだか? はじめて見る彼女だった。
何時もは、【気が強い】印象しかなくて、、、こんなに甘えたになるとは?
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そして、リトを僕の家に連れて言った。
彼女は僕の家に入るなり、お茶を入れようとしている。
でも、普段からこの家にいる訳じゃないし、酔っててよろけながら、、、。
お茶の場所がわからなくてもぞもぞしながら僕に聞いてきた。
『ねぇ~? 修司! お茶の葉って、、、? どこだっけ?』
『あぁ~あそこの棚にあるよ!』
『あぁ~! あったあった! ありがとう!』
珍しく女性らしい彼女に、僕の胸がキュンとなった。
普段見ないからかな?
▽
なんか? 今日のリトいいな!
そんな風に思って見ていると......?
照れた表情で僕に言う。
『先から、私の事~ 見過ぎだから...。』
『今日のリト、かわいいね!』
...僕がそう言うと? めちゃめちゃ照れている。
顔は真っ赤かになっていた!
その事を、リトに言うと......?
『お酒、、、? 飲みすぎたかな??』
『...そうだね!』
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たまに見せる、可愛らしい彼女を僕は好きなのだろうと思った。
僕は、ずっと彼女の迎えに行く事になってもいいと思っている。
今が幸せだから。
あぁ、、、それと?
『この日は僕の家にリトが泊っていった。二人だけの時間を過ごしたよ。』
最後までお読みいただきありがとうございます。