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好き勝手なところも嫌いじゃないよ!

作者: 七瀬

僕の彼女は、気が強い!

僕はどっちかと言えば、、、【草食系男子】だと思う。


彼女は、僕が言えないのをいい事に、好き勝手する!


『例えば...?』


女友達と飲みに行くと言ってきたと思えば、終電の電車がなくなったから

迎えに来てと電話をかけてくる。



当然だが、僕は彼女を迎えに行く。

『何かあったら? 大変だし! 心配だからだ!!!』


なんだかんだと...? 僕は彼女の事が好きなんだなとその時、、、そう思った。



僕の仕事は、朝早い仕事だ!

建設現場で働いている。


...なのに、、、彼女ときたら? 僕の事を考えてない!?


この日も、、、彼女から迎えに来てと連絡があった。


『チョットさ~! 飲みすぎちゃって~迎えに来て~!』

『何処にいるの? 今から迎えに行くよ!』

『○○の○○にいるから~! 待ってるよ~チュウ!』



数時間後、、、そこに彼女が待っていた!

僕の車に乗るなり、お酒のにおいをさせながら彼女は僕にこう言う。


『本当に、何時もごめんね! 迎えに来てもらってさ~!』

『別にいいけど、、、? だいぶ飲んだの??』

『まぁね~』


...そう言うと? 決まって彼女は、寝てしまう。



僕はこの時間が嫌いじゃない!

正直言えば、、、なかなか? 彼女と会えないし僕を呼んでくれる事は嬉しい!

それだけ、僕に頼ってくれているのかなとも思うから...。


...まぁ、僕の都合のいいように思っているだけなのかもしれない。


それでもいい! 僕の大切な彼女には違いないのだから...。



この日も、何時もみたいに彼女から連絡がきた。


『修司! 迎えに来て~! お願い~~!!!』

『わかったよ。何処にいるの?』

『○○にいるの!』

『えぇ!? 僕の家の近くじゃん! どうしたの??』

『これから、修司の家に行きたい!』

『わかった! 今から行くよ!』



...そして、迎えに行くと? 僕に珍しく抱き着いてきた。


『どうしたんだよ~! リト! 何かあったの??』

『今日は、ずっと修司に会いたかったの~~』

『だいぶ、酔ってるの??』

『酔ってるよ~酔ってないと? 修司に甘えられないじゃん!』

『...まぁ、そうだね!』

『私だって! 甘えたいときあるんだよ~』


そう言うと...? 僕の目をじーっと見つめてきた。

なんだか? はじめて見る彼女だった。


何時もは、【気が強い】印象しかなくて、、、こんなに甘えたになるとは?



そして、リトを僕の家に連れて言った。


彼女は僕の家に入るなり、お茶を入れようとしている。

でも、普段からこの家にいる訳じゃないし、酔っててよろけながら、、、。

お茶の場所がわからなくてもぞもぞしながら僕に聞いてきた。


『ねぇ~? 修司! お茶の葉って、、、? どこだっけ?』

『あぁ~あそこの棚にあるよ!』

『あぁ~! あったあった! ありがとう!』


珍しく女性らしい彼女に、僕の胸がキュンとなった。

普段見ないからかな?



なんか? 今日のリトいいな!

そんな風に思って見ていると......?

照れた表情で僕に言う。


『先から、私の事~ 見過ぎだから...。』

『今日のリト、かわいいね!』


...僕がそう言うと? めちゃめちゃ照れている。

顔は真っ赤かになっていた!


その事を、リトに言うと......?


『お酒、、、? 飲みすぎたかな??』

『...そうだね!』



たまに見せる、可愛らしい彼女を僕は好きなのだろうと思った。

僕は、ずっと彼女の迎えに行く事になってもいいと思っている。

今が幸せだから。


あぁ、、、それと?


『この日は僕の家にリトが泊っていった。二人だけの時間を過ごしたよ。』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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