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執事流異世界物語  作者: 一兄@茄子推し
1章~執事道は意外とハード?~
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迷宮探索編 終了

「えー、みんなのおかげで、なんとか30階層のボスを倒せました!ありがとう!そして、乾杯!」


千秋の掛け声に、みんなも「かんぱーい!」と言って、宿屋で夕食が始まる。

そこで、美冬の元に直也がやって来る。


「望月さん……、その、俺、ごめん!」


「いえいえ。飯田くんは操られていたんだから、仕方がありませんよ。きちんと分かってますから、謝らなくてもいいですよ。」


そう言って、微笑む美冬。

その表情に直也は安堵する。


「それに、王子様もちゃんと来てくれましたし♡」


そう言って、表情を思いっきり緩ませる美冬。

その表情を見て、直也は、春輝には適わないと感じさせられた。


「許してくれてありがとう。じゃあ、俺はこれで。」


そう言って立ち去ろうとする直也。

その後ろ姿に声をかける美冬。


「あ、飯田君。フェデルクさんがどうなったか、知りませんか?」


「うーん、俺が目覚めた時にはもういなかったと思う。力になれなくてごめん。」


「いえいえ。ありがとうございます。」


美冬は、少し表情を曇らせる。

その表情を見て、愛歌が美冬に声をかける。


「どしたの?望月さん?」


「いえ、春輝君のお仕置きって、何だったのかな?って。」


「そういえば、聞いてなかったね。何だったんだろね?」


少女達は可愛らしく首をかしげるのであった。





一方その頃、フェデルクは暗闇の中、森を走っていた。


「はぁ、はぁ、はぁ!おい!どうなってるんだよ!どうしてこんな事になったんだ!答えろよ!ゼルジオン!」


真っ暗闇の中、そう叫ぶが、誰も答えるものはいなかった。





2016年 6月8日 9時頃 迷宮都市にて

「さて、出発するぞ!みんな、準備はいいな?よし、出発進行!!」


オリガのその声で、馬車は動き出す。

かくして、迷宮組の探索は幕を閉じた。

そして、またほのぼのとした日常が幕を開ける。

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