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執事流異世界物語  作者: 一兄@茄子推し
1章~執事道は意外とハード?~
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優しい微笑み

「……ん?」


頭を撫でられていた真人が目を覚ます。

すると、目の前には見知った顔のはずなのに、見たことのない綺麗な微笑みを浮かべる愛歌の顔があった。

そんな愛歌が、まだ頭を撫でながら真人に喋りかける。


「おはよ。三条。手、握っててくれてありがとね。」


「お、おはよう、舞鶴。ふん、お前が目覚めないと俺としても寝覚めが悪いからな。」


「ツンデレ?」


「無いな。」


「そうだね。男のツンデレなんて、需要ないもんね。」


そう言ってクスクスと笑う愛歌。

それに少し安心する真人。


「……舞鶴、その、違和感とかはないか?」


「違和感はないけどすごい疲れたよ?それはもう、いつもの覇気がなくなるくらい。」


「そうだな。俺としては今のお前の方が会話がしやすくて楽だ。」


「あ!ひっどーい。そういうことは言っちゃダメなんだよ?」


「いつも言っているから問題は無い。今のお前の方が女っぽくて好みだ。」


「もー、そう言って茶化しても言っちゃダメなことはダメなんだからね?」


そう言って笑い合う真人と愛歌。

いつの間にか、頭を撫でる手は止まっており、その手はまた、真人の手を握っていた。


「あのね、三条。お礼、言わせてね。あんたが、私の手を握ってくれたおかげで、私はここに帰ってこれたの。だから……」


そういって、一呼吸おいて、


「ありがとう。三条。」


そう言った。

その言葉を受け取った真人は真人で、こう返すのであった。


「どういたしまして。おかえり、舞鶴。」


「ただいま!」


また、ふたりして笑い合うのであった。


その後、憔悴しきった顔の勇者達が愛歌を見て一悶着あり。

テンションの上がったメンバーたちがまた食堂でバカ騒ぎしたり。

そんなこんなで、疲れきった勇者達はまた、泥のように眠るのであった。




「お話を聞いていただけることを感謝します。“勇者様”」


「で、話ってなんです?フェデルクさん。」


そう言ってフェデルクに問う少年、飯田直也。

言わずもがな、勇者のひとりである。


「では、単刀直入に申し上げます。」


そう言って、夜の闇の中、目を光らせるフェデルク。


「望月美冬を、私のモノにするために協力していただけませんか?」


そんなことを言い出した。

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