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執事流異世界物語  作者: 一兄@茄子推し
1章~執事道は意外とハード?~
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初女装

数分後。

リオネスの部屋に、新しくメイドが一人誕生した。


「うぅっ……なんで俺がこんな目に……。」


言わずもがな、春輝である。


「……可愛い。すごく可愛いです……。」


そんなことをつぶやき続ける美冬。


「これは……破壊力がでかすぎるな……。」


リオネスもブツブツと独り言。


「……ハルキ、あなたがそこまでとは流石に予想できなかったわ……。」


ミーシャもそんなことをつぶやく。


「よくお似合いですよ。ハルキ殿。」


ただひとり、ジルだけがにこやかに微笑みながら言う。

春輝はそれに涙目になりながら、言葉を返す。


「この姿でお似合いと言われても嬉しくありません!」


「どんな格好であれ、似合っていれば何でも良いではありませんか。」


「なら、ジルさんもメイド服を着ますか?」


「ご冗談を。私のような者では似合いませんよ。」


そういって笑うジルとそれをジト目で睨む春輝。


「……よし!ハルキ!そのまま一日過ごすことを命じる!これは命令だぞ!」


「いくらお嬢様の命令でもこれは無理です!これは恥ずかしすぎます!」


「大丈夫よ!怖くないわ!」


謎の自信をもってミーシャまで賛同する。

春輝は美冬に視線を向け、助けを求める。


「み、美冬なら分かってくれるよな?流石にこの姿で出歩くのはまずいよな?な?」


「……春輝君!」


「は、はい?」


いきなり大声で名前を呼ばれビクッとする春輝。


「写真!撮ってもいいですか!!」


「……はい?」


「撮ってもいいでしょうか!!!!」


「え、えーと、ダメだよ?何言ってるの?」


そう言われて、目に見えて落ち込む美冬。


「……春輝君なんてその格好でみんなの前に出て女装趣味があるって思われればいいんです。バーカバーカ!」


「あーあー、ミフユちゃんかわいそー。彼氏としてどうなのその態度はー。」


春輝を棒読みであるが責めるミーシャ。

春輝は諦めたようにため息をつき、


「分かったよ……!もう分かりましたよ!!一日これで過ごせばいいんでしょ!?写真もおとなしく撮られればいいんでしょ!?

やりますよ!やってみせますよ!恥じらいなんて知ったことかぁぁぁ!!」


そうヤケクソ気味に叫ぶ。

その叫びに、リオネスが満足したように頷き、美冬はぱあっと表情を明るくするのであった。

作者「女装系主人公春輝君マジ素晴らしいと思います!」


春輝「なぁ、作者。俺はこの怒りをどこにぶつけるべきだと思う?」


作者「あ、春輝君、今度はセーラー服とかも着てみてくださいね!期待してますから!

……なんでそんな殺気立った目をしてるんですか?あの、春輝君?右手に持ったそのチェーンソー的な何かは何に使うつもりなんですか?ねぇ?ねぇ、春輝君?」




数十分後、作者の部屋には謎の肉塊があったという……。

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