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執事流異世界物語  作者: 一兄@茄子推し
1章~執事道は意外とハード?~
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試し打ち

というわけで、春輝達はプロト・クーゲルの試し打ちのために第2訓練場に来ていた。

春輝は、執事の仕事があったのだが、ジルに事情を話すと後で第1訓練場に来ていただければ問題ないと言われたので、そうする事にした。

なぜ第2訓練場に来たのかというと、ここは魔術師の訓練場で、動く案山子のような的に正確に魔法を当てる訓練なんかもやっており、それを使わせてもらうためだ。

本来は宮廷魔術師達も沢山いるのだが宮廷魔術師長のラルトクスさんに頼み、貸切で使わせてもらえることとなった。


「では、打ってみようと思う。」


そういって、真人が安全装置を外し、銃口を的に向け引き金を引くと、銃声と共に目標の案山子のような的が木っ端微塵になった。

周りの唖然となっている人々を無視して、真人は引き金を引き続ける。

動く案山子のような的がすごい勢いで銃声と共に破壊されているのを見て、ただただ呆然とする宮廷魔術師達。


そうして、魔力が尽きたのか打つのをやめた真人がポツリと呟く。


「まだまだ勢いが足りない……。」


「いや、結構充分な結果出てると思うよ?真人さん。」


「いや、なんだか手応えがなくてな。銃を打った時の快感的なものが感じられなかったんだ……。」


「いや、残念そうに言われても……。」


「ふむ。もう少し威力を上げるべきか?」


「ああ、二宮、出来るか?」


「うむ。実はもう一段階強化できたのだが、三条殿への反動があまりに大きくなるため控えていたのだが、その調子では問題なさそうだな。少し貸してもらえるか?」


「ああ。」


そういって、凰雅は真人に手渡された銃とポケットから出した新しいパーツを左手に持ち、右手を銃の上にかざし、


「[制作]」


と唱えると、凰雅の手から黄土色の光が出て、その光が収まると、


「三条殿、出来たぞ」


と言って、真人に返す。

それを手渡された真人は、向き直りもう一度セッティングされた案山子のような的に向かって引き金を引いた。

その瞬間先程と同じ銃声とともに、訓練場の壁が吹っ飛んだ。

その結果を見た真人と凰雅以外の人々が目を丸くして呆然とし、真人は手に受けた心地の良い反動にすこし感動し、凰雅は満足気に頷くのであった。


そして、凰雅と真人はその後手を握り合い、


「良くやってくれた!二宮!いや、凰雅!」


「こちらこそだ、三条殿!いや、真人殿!」


と、頷き合い、一番早く我に返った春輝に二人とも頭を叩かれるのであった。

というわけで、真人さんのメインウエポンとなる、プロト・クーゲルが完成しました!


プロト・クーゲルは、普通の銃とは違い、火薬を一切使っておらず、その部分を魔力で補っています。

魔力によって弾丸を形成し、それと同時に内部で魔力爆発を起こすことによって、打ち出しているわけです。


これは、実は本来、真人さんのような魔導によって、空気中から即座に魔力を自分の体に集め込める人や、春輝君のような桁違いな魔力を持ってない限り連射は出来ません。なので、普通の人からすればコストパフォーマンスは最悪だったりします。

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