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執事流異世界物語  作者: 一兄@茄子推し
1章~執事道は意外とハード?~
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ミーシャVS春輝 決着

春輝は驚いた。

彼女、今目の前で拳を突き出してくるミーシャのあまりの鈍感さに。

それを手で捌きながらボソリと呟く。


「やっぱりおまえ、ガキだな。」


その言葉に一層ムキになったミーシャは、さらに力を強めて殴りかかるのだが、そのことごとくを弾かれてしまう。


そうして、試合開始から10分。

春輝の前には、荒い息でなんとか立っているミーシャの姿があった。


「そろそろ降参してください。あなただってこれ以上恥をかきたくないでしょう?」


「……余計なお世話よ。男女。あんたこそ、怖気付いて殴ってこないんでしょ?」


「……えぇ。そうです。今の俺がもしあなたを本気で殴ったら……」


そこで言葉を区切り、魔力を全力で開放し、


「あなたを本気で殺してしまうかもしれない。」


と、言った。


ミーシャはその忠告を鼻で笑うと、何も言わずに拳を出してくる。

それを見た春輝はため息をつきながら、右手に全魔力を集約させ、左手でミーシャの拳を捌き、


「どうなっても知りませんよ」


と呟いて、ミーシャのがら空きの腹に、右の拳をぶち込んだ。

それを食らったミーシャは、体をくの字にまげて吹き飛び、訓練場の壁に激突した。


ミーシャはそれで完全に戦闘不能となったようで、気絶していた。


審判も呆気に取られており、


「勝者、ハルキ!」


と告げるのにすこし時間がかかったのだった。

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