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ミーシャVS春輝 決着
春輝は驚いた。
彼女、今目の前で拳を突き出してくるミーシャのあまりの鈍感さに。
それを手で捌きながらボソリと呟く。
「やっぱりおまえ、ガキだな。」
その言葉に一層ムキになったミーシャは、さらに力を強めて殴りかかるのだが、そのことごとくを弾かれてしまう。
そうして、試合開始から10分。
春輝の前には、荒い息でなんとか立っているミーシャの姿があった。
「そろそろ降参してください。あなただってこれ以上恥をかきたくないでしょう?」
「……余計なお世話よ。男女。あんたこそ、怖気付いて殴ってこないんでしょ?」
「……えぇ。そうです。今の俺がもしあなたを本気で殴ったら……」
そこで言葉を区切り、魔力を全力で開放し、
「あなたを本気で殺してしまうかもしれない。」
と、言った。
ミーシャはその忠告を鼻で笑うと、何も言わずに拳を出してくる。
それを見た春輝はため息をつきながら、右手に全魔力を集約させ、左手でミーシャの拳を捌き、
「どうなっても知りませんよ」
と呟いて、ミーシャのがら空きの腹に、右の拳をぶち込んだ。
それを食らったミーシャは、体をくの字にまげて吹き飛び、訓練場の壁に激突した。
ミーシャはそれで完全に戦闘不能となったようで、気絶していた。
審判も呆気に取られており、
「勝者、ハルキ!」
と告げるのにすこし時間がかかったのだった。




