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執事流異世界物語  作者: 一兄@茄子推し
1章~執事道は意外とハード?~
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朝食

午前7時30分頃

春輝は朝風呂に入り、まだ少し痛むその身体を休めていた。この世界、そしてクラスメイトの男性は皆朝風呂に入る習慣はないらしく、大きな風呂の中ポツリとお湯に浸かり続ける春輝であった。


その後、風呂から上がった春輝は、1人だけ[無限収納]を使える自分だけ私服を着ていいものなのだろうかと少し悩み、結局制服を着ることにしたのであった。


部屋に戻るとそろそろみんなも部屋から出て食堂へ行くところだったようで、春輝は朝の美冬との出来事を思い出し、美冬の部屋を覗きに行くべきだろうかと悩み、結局見に行くとことにしたのである。


春輝がドアをノックして声をかけても美冬の反応はなく、鍵もかかってなかったので、不用心だなと内心苦笑いしつつも、「望月さん、入るよ〜」と声をかけ入ったところ、ベッドですぅすぅと可愛らしい寝息をたてている美冬を見つけた。

その寝息に少し癒されながら春輝は、


「望月さ〜ん、そろそろ起きて。朝食に遅れるぞ〜。」


と声をかけながら揺すると、美冬は「……ん、んぅ…」と声をあげて、その揺する手をとり春輝を引き寄せて、ぬいぐるみを抱きかかえるようにその胸に春輝の顔をうずめさせたのだ。

春輝の「むぐっ!?む〜!む〜!」という驚きの声でようやく目が覚めた美冬は、自分が春輝を抱きかかえている状況をまず理解し、次に顔を真っ赤にして、最後に「キャーッ!!!」と大きな声を上げて春輝を突き飛ばすのであった。




「あうぅ……。本当にごめんなさい、春輝君」


「いやいや、寝ぼけてたんだし仕方ないよ。」


「ほ〜。そんな事があったのか……。良かったではないか、ハル。さぞ望月さんの胸の感触は気持ちよかったのであろう?」


「あぁ、それはもう……。って、ごめん!ごめんって望月さん!だから泣かないで!気持ちよかったのは本当だから!ね?ね?」


「うぅ……。お恥ずかしい限りです……。」


食堂でそんなやりとりをする春輝達。

そんな朝から少し良い気分になった春輝を周囲の男子は少し羨ましそうな目で見るのであった。


「して、ハルよ。我はこの後工房におじゃますることになっておるのだ。昨晩、この城の柱の造形に見蕩れていた所、宮廷技術師長と名乗るものに声をかけられてな。その後、2人で話がはずんで工房で修行させてもらえる事になったのだ。貴様はなにか予定があるのか?無いなら我と共に工房へ行かぬか?」


「あ〜、悪い。俺の方もこの国の第三王女の執事さんから声をかけられてさ、3日間見習いをすることになったんだ。だから一緒にはいけない。」


「そうかそうか。ハルも声をかけられていたか。」


「朝、外に出ようとしてたのはそれと関係が?」


「あぁ、その人に特訓をつけてもらってた。そのおかげでだいぶ魔力制御もできるようになってな。凰雅以外のこのあとの予定は?」


「俺と今上と舞鶴は宮廷魔術師の所で魔法の練習らしい。……はぁ。FPSがしたい。」


と、真人。


「私と千秋君は騎士団の方で特訓だそうです。頑張ります!」


と、美冬。


「そうか。次に集合できるのは昼食の時かな?またその時にそれぞれの様子について話そう。」


「えぇ。そうしましょう。」


「あぁ。……はっ!おい!二宮!お前、銃を作れるんじゃないか!?」


「ん、んむ?で、できないことは無いが、それを作るにはまだ我はこの能力を熟知しておらん。3日間で用意出来れば渡してやるから、それまで我慢するのだな。」


そんなことを話していると、みんなが食事を食べ終わった様なので、そこで解散となった。

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