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執事流異世界物語  作者: 一兄@茄子推し
2章 ~迷宮踏破!~
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特訓?

アリスとの会話から3時間後。

千秋は、アリスの家の前で“己の影”と戦っていた。


「……どう?……楽しい?」


アリスは、黒い影の猛攻に必死に抵抗する千秋を見つめながら問いかける。


「楽しい……っ!わけがっ!ないでしょ!」


息を絶え絶えにしつつも、何とか“紅桜”を振るう影の一撃一撃を、“想いの剣”の二刀流で捌き続ける千秋。

未だに防戦一方な彼を、感情を感じさせない瞳で見つめながらアリスは語りかける。


「……仕方ない。……今のあなたじゃ、100階層まで行けない、から。」


「だからってさ!自分の!影を!相手にっ!?戦わせるのはっ!間違ってっ!るよ!」


「……どこが?……あなたのレベルを上げるのに、最適。」


喋りながらも剣戟は続く。

すると、少しずつ千秋が影についていけるようになる。


「これでっ!終わりだぁぁぁぁ!」


そう叫んで影に剣を振り下ろす千秋。

避けるすべもなく影にその斬撃が当たり、真っ二つになった影は霧散する。

パチパチと、感情のこもっていない拍手をしながら、アリスは千秋に話しかける。


「……おつかれ。……次はさらにレベルを10上げる。」


「さらに上げるの!?もう120だよ?」


「……最後は、レベル200まで上げる。」


「殺すきなの!?殺すきなんだよね!?」


「……死なないため、だから。」


声のトーンを落としながらアリスは言う。

その声に諦めたようにため息を吐いて、千秋はまた構える。

すると、アリスがまた千秋の影から影の魔物を呼び出す。


「……頑張れ。……応援してる。」


「そう言われると頑張れちゃう自分が憎い!」


そう言ってヤケクソ気味に、また影と戦い始める千秋。

かれこれ2時間以上、千秋とアリスはこれを繰り返し続けていた。

ちなみに小さなドラゴンはまだ部屋の奥でスヤスヤと気持ちよさそうに眠っているのだった。






「サラ、千秋の反応、消えてないよな?」


恐るべきスピードで突き進みながら春輝がサラに問いかける。

それになんとか食らいつきながら走り続ける、桜色の髪とウサミミを生やした美冬を横目に、余裕の表情でサラは質問に答える。


「今、何をしてるかはちょっと良くわかんないけど、78階層にはずっと居るわね。」


「そうか。……お嬢様、そろそろしがみつくのをやめていただけませんか?そこまで力を込めなくても、振り落とされたりはしませんから。」


未だにお姫様抱っこされたままのリオネスにそう話しかける春輝。

しかし、リオネスはいやいやと首を振り、また抱きつく力を強める。

その態度にため息をつきつつ、突き進み続ける春輝達。

現在、春輝達一行は52階層を走り抜けていた。

ちなみに、道中ボスは春輝が瞬殺し続けているのだった。

活動報告の方でもお知らせした通り、次回はバレンタインデー編です。

その件について、皆様に謝罪しなければならない事がございます。

言い訳をさせてください。本当はこんなことにする気はなかったんです。出来心だったんです。

……で、なのですが、何をしでかしたかと言うと、次回の特別編は、「春輝君たちの未来のバレンタインデー」のお話です。

察しのいい人はわかったかも知れませんが、“かなりネタバレを含む”お話となっています。

ですので、作者としては読んでいただきたいのですが、ネタバレを好まれない方には本当に申し訳ないことをしたと思っております。全身全霊で土下座させていただきます。


それと、もう一つお知らせです。

作者、久しぶりに読み返してみたんです。

そして、思いました。

「これ、あとがきウザいな。」

と。

というわけで、明日、2月14日に大規模な修正を行います。具体的には、

→ほとんどのあとがきを削除。

→文章の大幅な書き直し。

と言ったところです。

作者の身勝手な行為のせいで、読者様を不快な気分にさせてしまうことを本当に申し訳なく思います。これからも頑張って書いていくので、応援していただければ幸いです。

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