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無限書庫の優雅な休日  作者: 二ツ樹五輪(*´∀`*)
『その無限の先へ』第一章
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地名・施設

■ 王都

 ツナ達が物語開始直前まで住んでいた街。王国の中心。

 最近ずっと不景気なので空気が悪い。若干だが、書籍版書下ろし部分に描写がある。


■ 迷宮都市

 王都の東に超スピード馬車で向かう事三日。

 見渡す限りの荒野の先、底の見えない断崖の先にそびえる壁の向こうにある謎の都市。


 馬車どころか地竜が荷車を引き、翼竜が籠を運ぶ。

 ほぼ人間しか見掛けない王都とは異なり、獣人、エルフ、ドワーフなどの種族も多く見られる。それどころかモンスターまで闊歩する。

 物で溢れ、汚物もゴミも落ちていない。外では最底辺職の冒険者はこの街では人気者だ。

 正に壁一つ隔てただけで世界が違う。


『ありとあらゆる願いが叶う街』


 誰が言いだしたのかは分からないが、この光景を見れば、それが冗談だとは思えなくなるだろう。


 ○ 迷宮都市への移動

 基本的に徒歩での移動は不可能とされている。

 王都から東に進み、危険もないが水場も動植物もない荒野を抜ければ到達出来る筈だが、何故か辿り着けない。不思議である。

 正規の手段としては王都で手続きの後、定期便の馬車に乗って移動する。

 冒険者ギルドから推薦者と一般で本数や待遇が異なり、推薦を受けた者達は多少良い環境で運ばれる事になる。


 ○ 入街審査

 外部から迷宮都市に入る場合、数日間の審査が必要となる。

 壁の中には専用の宿舎、食堂が用意され、中に入るまでしばらくの間はここで過ごす事になる。

 食事などは全て無料だが、壁の中の情報が入ってくるにつれて、生活に飽きが出るらしい。

 そんな中、破壊工作員などが発見されれば審査は延長され、冒険者達は溜息を漏らす事になるのだ。


 ツナとユキは前世の特殊な事情から数時間で審査が終わったが、本来は大変なのである。


 ○ 迷宮都市の壁

 ひたすら高く、どこまでも続いている。目算では大体百メートル前後の高さだが、魔術が普通に存在する街でそれは当てにならない。

 あまり利用されないが、実は壁の上に上る事もでき、迷宮都市を一望する事が可能。

 ギルド職員の許可さえあれば、審査中に街を眺める事も出来るだろう。そして再びうんざりする審査に戻るのである。



■ 壁近くの定食屋

 迷宮都市の出口近くにある、外部向けの定食屋。

 観光用に近い扱いの為、王国通貨でも精算可能。

 猫耳ウエイトレスがいるが、物語中では別の猫耳が目立っている為影が薄い。

 ランチタイムはご飯・味噌汁お替わり無料。実は外部の人間向けの値段設定の為、高め。



■ 大通りの広場

 食い過ぎたツナとユキが休憩した場所。

 真ん中に大きな噴水があり、いつも大道芸人がパフォーマンスを披露している。

 広場に面した場所にケーキ屋があるらしい。



■ 迷宮ギルド会館

 迷宮都市の冒険者達が所属するギルドの本拠地で溜まり場。

 コンクリ製の役所のような建物。利用者はともかく、建物にファンタジー観は皆無。

 現在判明している施設は以下の通り。


 ○ 一階

 入口近くに総合受付とクエスト掲示板があり、ロビーには自販機が設置。

 ロビーから少し奥に入るとエレベーターがあるが、あまり使われていない。

 テナントとして軽食屋兼喫茶店が入っている。


 ○ 二階

 ギルド員の相談窓口、スタッフルーム、簡易図書室がある。


 ○ 三階

 多目的ホール。デビュー講習もここで行われる。

 何もない時はギルド員向けに貸出しており、時々カードゲームの大会などが開かれる。


 ○ 四階以上

 デビュー前の冒険者、部外者は立ち入り禁止。


 ○ 地下一階

 トレーニングルームと訓練場があり、申請する事で利用可能。

 利用資格はトライアル・ダンジョン第五層のボス経験者。つまり洗礼を受けた者。


 ○ 地下二階

 個人倉庫。

 デビューした冒険者それぞれに専用の倉庫用スペースが割り当てられる。



■ 迷宮ギルド寮

 ギルド会館隣のビル一棟を使った寮。冒険者登録をした者が利用資格を得る。

 入居一ヶ月目は無料。以降は通常のワンルームマンションと同じ位の家賃が掛かる。

 風呂、トイレ、台所は共用。大浴場と個人シャワー完備。共用スペースには大きなソファと巨大テレビが設置されている。

 新人冒険者の最初の住処。



■ 迷宮ギルド会館前のコンビニ

 ファンタジー観をぶち壊しにする二十四時間営業のコンビニ。

 普通のコンビニだが、外来冒険者向けに王国通貨も使用可能。

 寮に住む新人がお世話になる。


■ ダンジョン転送施設

 現代チックな建物が多い迷宮都市の中、無駄にファンタジーな外見のキラキラした建物。

 分かり辛いが、実は書籍版一巻表紙の背景である。トイレも設備が充実し、無駄にキラキラしてる。

 トライアル・ダンジョン用の転送ゲートは一番端。



■ トライアル・ダンジョン

 迷宮都市の冒険者達が最初に挑戦する初心者用のダンジョン。

 ここを攻略する事で無限回廊、及び他のダンジョンの挑戦資格を得る。

 オープンは迷宮歴0009年。全五層。トラップ、時間制限、デスペナルティなし。

 冒険者学校の卒業資格の一つでもある。


 ○ 訓練場

 挑戦前のエリアに用意された訓練用の空間。ゲート前なので、正確にはトライアル・ダンジョンではない。

 レンタル武器もここで借りる事が可能。緊急用にトイレもあるが、豪華な転送施設の物と違い、みすぼらしい和風便器である。 


 ○ ぼす部屋

 コボルト達が待ち構える和風のボス部屋。挑戦は任意。ボス部屋と言いつつ、登場するのは普通のコボルト。

 ただし、挑戦者の数に合わせて出現用の襖が追加され、際限なくコボルトが増える。

 物理的に襖を閉じれば後続が出現する事はない。


 ○ お試し宝箱

 各トライアル挑戦者に一度だけ用意される宝箱。三層設置。

 基本的にゴミしか出ないが、稀に実用品が出る。

 何故か着け耳が入っている事が多い。


 ○ 第四層ボス部屋

 トカゲのおっさんが待ち構えていた場所。

 モンスターではなく、志願した冒険者が担当になり、制限時間の間誰も死ななければ攻略となる。

 ボスの種族は月ごとに変わり、獣人などの亜人系種族が配置される。

 ツナ達が挑戦した月は丁度リザードマンの月だった。描写はないが七月はアントマン。


 ○ 第五層

 トライアル・ダンジョン最下層。

 入口近くにボス部屋の扉があるが、左右に伸びた道の先にはランダム構成のダンジョンが存在する。

 ボスを見てみたいという誘惑に負けた冒険者は扉に入って死ぬ。


 ○ 観客なき決闘場

 第五層のボス部屋の事。登場ボスはミノタウロス固定。

 通常、Lv5~Lv7程度の冒険者が六人がかりで攻略する。

 死亡回数ゼロの挑戦が一人でもいた場合、強化型ミノタウロスが出現し、死の洗礼を与える。


 ○ 赤空の闘技場(コロシアム)

 トライアル・ダンジョンを一度も死亡経験なしに攻略した者が転送される隠しステージ。ボスはトライアルの同伴者となる。

 強制イベントではあるが、攻略失敗してもペナルティはなく、トライアルも合格扱いとなる。

 もし、攻略に成功した場合は特殊ボーナスが発生するが、あまりの攻略難易度に突破する者はおらず、ボーナスの存在自体は忘れられていた。

 赤黒い空と誰もいない観客席は重苦しい雰囲気が漂い、挑戦者を不安にさせる。

 実は書籍版二巻表紙の背景だが、物理的に闘技場から外に出る道はないので、空を飛ぶか壁抜けバグでも使わない限り表紙の場所へは辿りつけない。



■ 無限回廊

 迷宮都市の冒険者達が攻略し、日々の糧を得るダンジョン。

 基本的にトライアルダンジョンを攻略した者しか挑戦出来ない。

 一層から三十層までを浅層、三十一層から六十層までを中層、六十一層以降を深層と呼ぶ。

 現在の攻略記録は八十七層だが、ダンジョンマスターは一二○三層を攻略中。最深層は不明。

 十層攻略が進む事に街でお祭りが開かれるらしい。




■ (*´∀`*)ルーム

 スーパーメタ空間に存在する、誰も辿り着けない領域。

 もしもここに辿りつければ(*´∀`*)に悪戯が出来る。

 でも、郵便物は届く。


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