生徒会長現る
キーンコーンカーンコーン。
起立!
礼。
4時間目の教科が終わり、昼休みになった。
さて、昼はどーるすかな?なかよしは違うクラス娘とどっかに行ったし、弁当をわけて貰おうと思ったのに………仕方ないか、余り金を使いたくなかったが学食にするか。
席を立つと、弁当を片手に持った。チェリーボーイ……ミスった!イケメンボーイのりょーまがこちらにきた。
「今、凄い間違いかたされた気がするんだけど……」
気のせいだろ…
「まっいいや
これ、お母さんがダイに『多分、今日のお昼困ってると思うから持っていってあげて』って言われて持たされたけど……正解だったね!」
笑顔でそう言って持っていた弁当をこちらに渡してそれを受け取った。 流石は、りょーまの母親だな。お見通しだ
「ありがとうってt…」
「気にしなくて良いよ、俺たち親友だろ?」
ありゃ?りょーまじゃあなくて、りょーまの母親に伝えてと続けようとしたのに……。それより
「速く戻ってやれよ」
そこには、二人の女性がりょーまの席に自分たちの席を寄せて今か今かとりょーまを待っていた。その女性は、岸本 凜。少し紫がかった髪でウェーブがかかっている髪型。と春川 柚。少し青色がかった髪で髪をサイドに纏めている。何でりょーまを好きになったかというと……まぁ~あれだよ、困ってるいる時に助けたみたいな。ちなみにどちらも可愛い?美人?だ。
「そうだ!ダイも一緒に食べる?」
「いや、オレはいいわ。」
「別に遠慮しなくても…」
遠慮してんじゃねぇよ!明らかにあの二人はお前ゆ待っているんだよ!仮に一緒に食べたとしても居づらいだろ!会話に混ざれる自信絶対にないし(笑)まぁそれは置いておいて。
「そうよ、ご飯はみんなで食べるもんよ、遠慮なんてしないの。」
ビクッ
りょーまは、自分の後ろから声が聞こえあわてて振り返った。
「何してるんですか、会長?」
「せ、先輩!?」
「なぁ~んだぁ~。つまんないなぁ~凌馬くんは驚いてくれたのに……」
ピンク色ぽい髪で髪を後ろでポニーテールみたいに纏めている髪型。スタイル抜群で10人中10が振り向くんじゃあないかってくらいの美人。これがウチの学校が誇る?生徒会長、結城 楓。
が頬をプクゥと膨らませて、私不機嫌です。というような顔をしていた。
「それは、すいませんね。わざわざ飯村先輩の真似をしていたのに驚かなくて」
「あっ!やっぱり分かっちゃう?
どう?似てた? 」
「全然」
「ぶぅ~
そういうときは、似てなくても似てるって言うんだよ!」
意味が分からないし…… てかりょーまは自分の席に座っているし
「という事で、お昼を二人で食べようではないか鈴木宮くん!」
「何がという事なのか分かりませんが、そう言うことを大きな声で言わないでください。あなたは自分の人気を自覚していますか?軽はずみに言わないでください!」
クラス男子から殺気がバンバン、オレにきてるから!!学校のアイドルと平凡な生徒。意味解らないから!あなたはりょーまの事が…でしょ!
会長の方を見るとニヤっと笑っていた。
………この野郎ぉ!
「野郎?私、女だよ」
知ってるわ!!
「それじゃあ、行こう!」
「ちょっ、ちょ、ちょ、何で!?」
会長に右腕を掴まれて、連れ去られる様にして教室を去った。




