原初の龍は天を翔ける
正直サブタイと内容の差が激しい気がする
あと先週更新できなくて面目ねぇ!
山頂に登った俺に突っ込んできた龍はどうやら普通のボスじゃないらしい
なんでかって?受け流した後に出てきたんだよ
『原初の龍 ウェルムオームが顕現しました』ってね!
その下には勝利条件が書いてあった
『勝利条件 ウェルムオームの討伐および撃滅』
討伐と撃滅の違いは何かって?知らんなぁ…
「さてやるか!ウェルムオームとやら!」
「グルォォォ!!」
『ウェルムオームの咆哮が天を裂き、赤雷が降り注ぐ』
なんだこれ!システムメッセージか!まぁいい!
俺は無造作に降ってくる赤雷を避けつつウェルムオームに近づく
しかしそんな簡単に近づかせてくれるはずもなく、尾による斬撃が向かってくる
尾による攻撃を受け流しつつ足に刀を振るが、刃が通らない
「硬った!?なんだこの硬さ!」
「ちょっと!もうちょっと考えて切り掛かってよね!結構痛いのよ!」
「あぁすまん!」
刀を振ったところを見ると、鱗が急速に集まっていた
鱗を集中させて斬撃を防御することができるんだろうが、にしても硬すぎる
ウェルムオームは翼で殴りかかってくる。紙一重で避けたが、先程までいた地面は抉れていた
怖すぎかよ!あんなん当たったら即死だろあれ!
しかも攻撃速度が早すぎる!師匠の刀と同じぐらいの速度で殴ってくる…あれ?
原初の龍の殴りと互角の師匠の刀is何
「とにかく鱗をどうにかしない限りは無理か…」
「そうね…一筋縄ではいかなさそうだけど。」
「私には策がある!普通の斬撃で切れないのならば、技を使えば良いじゃない!」
「確かに!じゃあ私も備えるわ!」
「行くよ碧蘭!『豪雷二式 迅雷』」
凄まじき力で地を蹴り、光の速さで切り裂く技
これなら反応されずにいけるかも!
「ガルグォォォォ!!」
よし!手応えあり!これならダメージを与えられるぜ!
ウェルムオームは何やら驚いている模様…傷つけられたからかな?
「我が身体に傷をつけたのは何千年ぶりだったか…あぁ昂る!昂るぞ!」
「え、お前喋れたのか!?」
「当たり前であろう!我を誰と存ず!我は原初の龍ウェルムオームぞ!」
「うるさい龍ね!刀身に響くじゃない!」
碧蘭…お前耳あったのか…にしても喋れるなら最初から喋ってればよかったのに…
「ん?貴様!喋れるなら最初から喋ればよかったのにみたいな顔をしているな!」
「誰だって思うと思うけど」
「そりゃそうだけど…威厳とか色々あるじゃん?」
威厳…威厳ねぇ…まぁ確かに威厳はあるか…
「それは一旦置いといて、戦闘再開と行こうじゃないか!」
「あぁ良いだろうウェルムオーム!お前を倒してやる!行くぞ碧蘭!」
「了解よショウ!」
『ウェルムオームは翼を開き、天を翔ける そのすぐ後には星が流れていた
ウェルムオームはその星を纏う ウェルムオームの白色の体が金色に代わる
ウェルムオームは翼を広げた その翼から槍状の鱗が射出される。』
随分と豪華なシステムメッセージだこと!
「さぁ避けてみよ人間!」
「こんな密度で避けれるかよ!」
隙間が爪楊枝1本分ほどしかない密度の攻撃を避けろと?無茶言うんじゃねぇよ!
ま、私には技があるのでなんとかなるんですけどね!
「『絶海二式 海厳』」
「いたたっちょっいたいっいた」
「あっすまん碧蘭」
絶海には大きく分けて2種類の切り方がある。
流麗な切り方 こちらは終式が当たる。もう一方は荒波のような荒々しい切り方 二式がそれだ
荒々しい切り方で鱗を全て切り裂く…みたいな?
実際効果はあった。鱗の大半は切り落とせたからな!でも少し当たっちまった
「ほう…我が鱗を切り落とすか…面白い!」
「それは何よりっ!」
「痛いんだけど!戦いだからしょうがないけど!」
ウェルムオームが攻撃を辞めた時には、地面にとてつもない量の鱗が落ちていた
正直撃ちすぎだろお前!って思ったけど…よくよく考えれば殺し合いしてるんだし当たり前か
「『迅雷』ィィィ!!」
「雷の如く素早い動きで我に切り掛かるか!流石の我でも対応しにくいな!」
「なんですでに対応できてきてるんだよ!」
曲芸師もびっくりの動きで鱗を避けつつウェルムオームに切り掛かる
ただ相手も対応してきてるようで、迅雷が当たりづらくなってきてる
切って避けて切って避けてを繰り返してるうちに気づいたら2時間ほど戦っていた
なんかあれだな…死にゲーのボスを縛りつけて戦ってるみたい
全然ダメージ通んないわこれ!出直してくるかぁ?
「しかし貴様はつくづく面白い男だ!認めよう!貴様は我が好敵手となる資格がある!」
「いや結構です!てかいつになったら倒れるんだお前!」
「なぜだ!我と好敵手になればなんか色々徳があるぞ!あと倒れないのは我が原初の竜だからだ!」
いやぁ原初の龍の好敵手とか絶対面倒なことに巻き込まれるじゃないですかやだー
絶対嫌だね!原初の龍と戦ったってだけでめんどくさそうなのに!てかすでに面倒臭いのに!
「ならば我が伴侶ならどうだ!」
「いやいや種族違うしなんなら同性じゃん…」
「?我は雌ぞ」
「え?お前雌なん?」
「そうだぞ!我は立派な雌だ!」
「何言ってのよ!ショウにはすでに私という伴侶がいるんだから!」
えぇ…原初の龍雌かよ…てか好敵手よりめんどくさいだろそれ!
あと碧蘭さんは勝手に伴侶にならないでもろて…あんた元々ストーカーじゃん
「拒否する!」
「ならば我が勝ったら伴侶にしてくれるか?」
「嫌だよ!てかなんでそんなに伴侶にこだわるんだよ!怖いよ!」
「それは…ほらあれだ!一目惚れというやつだ!」
「へぇあんた見る目あるじゃない」
怖いわ!原初の龍に一目惚れされるの怖いわ!
あと相変わらず碧蘭さんは何言ってんの!?
「もういい!我が勝ったら伴侶にしてもらうからな!」
「だからなんでそんなにこだわるんだよ!」
「そーだそーだ!龍なんだから同じ龍と結婚しなさいよ!」
「いやだって…四千年生きてるのにいまだに独り身拗らせてるのなんかやばいじゃん?それに同族とは恐れられて結婚できないし…かといってそこら辺のモンスターはなんかやじゃん?だから人間から選ぼうと思った!でも原初の龍として弱い人間とは結婚したくないじゃん?そんな時にお前が現れた!顔もイケメンな方だし何より強い!龍は強さが全てみたいなところはあるからな!」
「ながい!要は独り身拗らせて結婚相手探してたらたまたま俺がいたってことだろ?てかそもそも体格差とかあるだろ!」
「その点は安心せい!我は人間の姿になれるスキルを持っているからな!」
「はぁ…わかったよ!お前に勝てば俺は結婚しなくて済むんだ。」
「やっとわかってくれたか!では戦いを再開しよう!」
俺とウェルムオームは互いに距離をとり、戦いを再開する。負けたら龍と結婚かぁ…しかも原初の龍だし…
絶対面倒なことになるじゃん…もういいや終式はしばらく使わない予定だったけど使うか
終式使うとめっちゃ疲れるんだよなぁ…まぁ背に腹は変えられないってことで!
ウェルムオームはなんか…なんだろあれ?ブレスかな?の構えをしてる
じゃあそのブレスごと叩き切ってやるか…てなると絶海だな!絶海大活躍じゃん
「これで決めて我の伴侶にしてやる!」
「俺だってこれで決めるさ!お前の伴侶にはならない!」
俺は終式の詠唱を始める。どうやらあちらのブレスも詠唱がいるらしくて助かった
「永遠なる水は神をも切り裂く…全てを沈め、消し去る一撃」
「待ってそれだいぶ体痛くなる技じゃない!?ちょ待って」
「慟哭せよ!壊滅せよ!滅却せよ!」
『ウェルムオームは起動する…古代の術を。
ウェルムオームは慟哭する…天に向けて。
ウェルムオームは発動する…全てを滅す技を。』
一瞬の静寂…
「『絶海終式 神海天斬』!!」
「『ゼルク・ガイア・バースト!』」
俺の『神海天斬』とウェルムオームの『ゼルク・ガイア・バースト』
鋭い水を纏った俺の刀と、ウェルムオームの金色のブレスが衝突し、激しい光を放つ
そして俺は金色のブレスを切り裂いた。だいぶギリギリだったぜ…後少しで負けるところだった
「ま、負けた…我の奥義負けた…」
「いや、結構ギリギリだったぞ…後少し発動遅かったら負けてた」
「負けてた…じゃないわよ!こちとら技使う時はいちいち合わせてるのよ?せめて合図ぐらい出しなさいよ!」
碧蘭に怒られちった…しかも正論だから何も言い返せない…次からはちゃんと合図出すか。
「いやぁ負けた負けた!結婚は諦める!だが一つ頼みがある!」
「何?頼みって」
「友達になってくれ!好敵手じゃない普通の友達!」
好敵手より地雷な気がするんだがどうなんだろうか…
まぁ友達ぐらいならいいか?いやでもなぁ…
「うーむ…」
「だ、ダメか?」
瞳をうるうるさせながら聞かれたら断れないじゃん!
あーもういいや!面倒なんて考える方が面倒だわ!
「友達ならいい」
「嬉しい!嬉しいぞショウよ!」
この龍ちょろいな…原初の龍の名が泣いてそうだぜ
「んじゃ俺は街に帰るわ」
「まてショウよ!我も連れて行け!」
「えっ何故?」
「付いて行きたいから!」
「あんたついてくるとだいぶ面倒臭いことになりそうなんだけど」
原初の龍が仲間になりたそうにこちらを見ている!
うーむそれは…いくら人間体になれるとはいえな…うーん…
碧蘭の言う通り絶対面倒臭いことになるじゃん…
いやでもソロでやってる俺は仲間欲しいしな…どうしたものか…
まぁでも仲間がいる方が助かるから連れて行くか
「しょうがない!付いてきたいなら付いてこい!」
「やったぁ!」
「しかし条件がある!一つ 逆らってはいけない!二つ 人に危害を与えてはいけない しかし害を与えられそうになったならば許す!三つ 人前で竜になってはいけない!これを守れるのならば付いてくることを許そう」
「わかったぞショウよ!」
なんやかんやあって原初の龍を仲間にすることができてしまった訳なんですが
システムメッセージが出てこんなぁ…討伐とも撃滅とも違うからしょうがないね
さーて帰るか!流石に疲れたぜ…終式はこれだから嫌いなんだよな…
「ウェルムオームもはよ帰るよ」
「うむ!帰るとしよう!だがショウよ我は結構名の通ってる龍であるが故偽名を考えた方がいいと思うのだが」
人間体になったウェルムオームが語りかけてくる
しかしウェルムオームかわいいな 金髪ロン毛の年齢は20ほどの体型
そこにプラスで顔は凛々しい系の顔…このキャラ作った人の癖がめちゃくちゃでとるな
「偽名か…よし!じゃあお前は今日から夏織と名乗るといい!」
「夏織…うむ!いい名前だなショウよ!」
あんまり名前あってなくないって?うるせぇ名前が出てこなかったんだよ!
じゃあさっさと下山しましょうね〜おや?山から降りれないぞ
倒した判定なってないとか…?あ、いや降りれそう
はぁやっとかえr『原初の龍ウェルムオームが懐柔されました』おお急やな
『特殊勝利:ウェルムオームを懐柔する(方法:伴侶になるもしくは友人になる)』
これ特殊勝利なんだね…まぁそりゃそうか てか好敵手に関することないけどあれはまた別なんかな?
『報酬:原初の龍の鱗10個 原初の龍の逆鱗一個 天を翔ける龍の書 白色黄金のブローチ』
素材で渡してくれるのは助かるね!しかし一つ気になる報酬があるな…一旦全部テキスト読むか
『原初の龍の鱗 素材アイテム 原初の龍から剥がれ落ちた鱗。その鱗は色々な形に姿を変える事ができ、色々なことに使える。』
『原初の龍の逆鱗 素材アイテム 原初の龍に1枚だけ生える逆鱗。その鱗は鋭く、固く、何より重い。武具などになら使えない事もないだろう。』
『白色黄金のブローチ アクセサリー 原初の龍を懐柔した証。そして原初の龍に恋された証でもある。ある特定のキャラとの会話が追加される LUC:20 効果:武器に不死断ち属性追加+スキル『星天煌臨』獲得』
とりあえず何もわからないことはわかった。
不死断ちって何?このゲーム不死の敵おるの?しかもこの効果ないと倒せないやつ
めんどくさそうですねぇ〜まだ使わないよおばか!まぁそれはいいのよ
問題はスキル『星天煌臨』だよ!スキル名だけで化け物感がすごいよ!
てかそもそも白色黄金って合金らしいのに全く合金感がないんだけど!
プラチナに黄金の鎧が装備されてるみたいな見た目してるんだけど!どういうことやねん!
どうも作者です。今回は変なところで切れましたね…次回は運営のおはなしになります
作者による自己満解説コーナー!
今回はこの世界の龍についてです
この世界には色々な種類の龍がいます
火を操ったり水を操ったり…まぁいろいろあるんですが、この龍たちはたくさんいるんです
で、種族ごとに原初の龍というまぁ長がいるわけなんですが、それがウェルムオームですね
龍は属性によって強さが変わるんですが、ウェルムオームは割とボコされる種族です
ウェルムオームは光を操る龍なんですが…残念ながらボコされます。
というか他の種族が強すぎるので不遇な扱いされてる龍です
ちなみに原初の龍と一般の龍の格の違いなんですが、一般の龍が普通の人だとしたら、
原初の龍は格闘技世界チャンピオンって感じです。だいぶ違うでしょ?




