盛大な勘違いをしていた男のRTA
師匠にしばしの別れを告げ、元の街に戻った
二年経ってもあんまり変わらない街
なんか過疎ってるな
「なんか人少ないわね」
「売店の人に聞いてみるか」
売店のおばちゃんに聞いてみた
なんでこんなに人が少ないのかと
「新参の異邦人かい?ここにいた人の大半はもうこの街の5個先の街に行ったよ」
「えっそうなんですか!?」
「あぁそうさこの街にいるのは新参者か物好きだけだよ」
「まじかぁ…」
売店のおばちゃんに聞いた話がショックすぎて街の真ん中にある噴水のそばに座った
「まさか先行ってるだけとは…」
「なんとなく察してたけど…あんたって相当バカね」
「まさか自分でもここまでバカだとは思わなかった…」
「なにクヨクヨしてんのよ!5個先の街に行けばいいんでしょう?あんたなら10分もあれば余裕でしょ!」
「まぁそうだけどさぁ…」
そう俺は稽古をしていた2年間ずっとレベルが上がり続けてたのだ!
えっなんで刀が知ってるのかって?なんでだろうね
まあいい、これが俺の今のステータスだ!
PN:ショウ
レベル:63
職業:流浪人
HP:100
MP:45
スタミナ:360
STR(筋力):180
DEX(器用・素早さ):200
TEC(技量):50(150)
VIT(耐久力):10(510)
LUC(幸運):100
スキル
神斬流 烈火
神斬流 絶海
神斬流 突風
神斬流 豪雷
神斬流 虚空
パッシブスキル
神斬流の心得
(TEC+100)
装備
武器:『碧蘭』
頭:なし
胴:神斬流の袴(VIT+500)
腕:なし
足:神斬流の袴
だいぶ強くなりましたよ
確かにね、これなら10分でいけるかもしれない
何故かって?5個先の街に行くためのエリアですら推奨レベルが20だ
レベル上がりすぎだね!
「いやーレベル上がりすぎたね」
「そりゃあそうよ!だって2年間も道場にこもってたのよ?」
その通り過ぎてぐうの音も出ない…あ、そういえば
「あ、そういえばなんで俺のレベルとか何年道場に篭ってたかって知ってるの?」
「そ、それは…」
碧蘭に事情聴取したところこんなことが知れた
まず刀に入る魂は最初から素材に入ってるわけじゃなくて、後から入るらしい
で、なんで何年篭ってたかとか知ってるのはそばで見てたからだと
そもそもの出会いは道場来る前かららしい
刀を降ってる俺を見て一目惚れしちゃったらしい
で、道場までついてきたと…ストーカーじゃん
じゃあ話しかけた時にすぐ答えてくれても良くない?って思ったけど、本人曰く
「だって一目惚れした男に話しかけられたら緊張するじゃない!」
気持ちはわかるけどさ…まぁいいや
「じゃあ5こ先の街に行くか」
「街の名前ぐらい覚えなさいよ!街の名前はヴェルビムよ」
「なるほどなるほど…じゃあヴェルビム目指してしゅっぱーつ」
てことでヴェルビムまでのRTAはーじまーるよー
目指すは10分切りですね。はーいよーいスタート
まずは初めの森ですね
いやぁ懐かしいなぁ…7年ぶりだからなぁ…
イノシシとかに良くやられてたな…
でも今の俺には相手じゃないね
なんて思いながら走ってるとボスエリアについた
DEXって偉大だわ。足が速いのなんの
初めの森のボスは
『大猪 ブラーファング』
名前の通りぼやけて見えるのかな?と思ったけど
ただボスエリアに霧が充満してるだけだった
えまって、俺は自前で霧晴らせるけど当時の初心者どうやって突破したん?
霧の中から時速80キロぐらいで体長3メートルのイノシシが突っ込んでくるんだよ?
最初のボスじゃ無くない?絶対中盤のボスだと思うんだけど
なんて思って一応攻略サイト見たら衝撃の事実が発覚!
こいつ弱体化されたことがあるらしい。というのもプレイヤーから「速すぎる!」だの「霧やめろ」だの言われて速度が落ちたらしい…えっあれが弱体化後まじ?最初のボスじゃないじゃん…
第二の街の名前はスーマン なんか謝ってるみたいだな
俺の滞在時間2秒もないから特に知らん
で、次に行くためのエリアは沼地です
俺汚れることが嫌いだからさ…沼地天敵なんだよね
でも泥で汚れる前に次の足を出せば汚れないでしょ?
水面走る忍者みたいな感じで汚れずに走った
第二のボスは
『稲妻鯰 エレクトロキャットフィッシュ』
実はナマズってキャットフィッシュって言われるんだよね
理由?口の周りの髭がそれっぽいからじゃね?
沼に潜って攻撃するのかと思ったらさ、ただただ突撃してくるだけだった
電気も使ってきたけど体当たりに纏わせる感じだったし
突撃の速度もイノシシの二分の一ぐらいの速度だし正直弱かった
2個目の街ガチで謝ってた説出てきたな
3個目の街はライツラ
ここも5秒もいなかったから知らないけど、工場地帯っぽくてかっこよかった
あ、ここら辺からプレイヤーの数が増えてきた
次のエリアは洞窟だった
なんか山ぶち抜いて4個目の街に繋げたらしい
なんという力技…でもモンスター沸くようになっちゃって今ここ通るの冒険者ぐらいらしい
出るモンスターは基本的にはゴーレムってかんじ
たまーに鉱石混じったゴーレムいるけど基本的には岩って感じ
正直楽しかった!岩をスパスパ切れるのが楽しかった
第三のボスは
『剛腕人形 ストライクゴーレム』
上半身に対して下半身が貧弱なゴーレムだった
足を切ってやるだけですぐすっ転んだ。あとは胸にあるコアを切るだけよ
なんかほんとに弱かった…正直レア鉱石混じった普通のゴーレムの方が強い
4個目の街はゼント
城砦都市って感じ…こう思うとファンタジーなのにおもっくそ工場地帯って感じのライツラなんだったんだ
まぁここも数秒しかいなかったから知らん!今度観光に来てもいいかも
次のエリアは森でした
あ、あとここでようやっと気づいたのはエリアにちゃんと名前あった
この森は静寂の森っていうらしい
名前通り走ったりした音立てることしたら明らかやばい木で出来た死神出てきたけど、
頭切り落としたら叫びながら死んで、そのあとは出てこなかった
あとはそいつの鎌拾った。今度師匠に使い方聞いてみよ!あの人鎌使えるらしいし
で、ボスは
『静寂の主 サイレントエルダートレント』
音立てたらとんでもない速度で木の根が出てきたけど音立てなきゃいいだけ
だから音たてずに後ろからバッサリだ!
まぁ音立てなければ動かないし弱い方かな?
でも鎧とか着てるとかちゃかちゃなって難しそうだな
と、いうことでつきましたヴェルビム!同時にタイマーストップ!記録は9分56秒でした
完走した感想ですが…疲れた。もうやりたくない。ボスは楽しかった
はいというわけでヴェルビムです。
街の見た目はなんかエルフとか住んでそうな神秘的な森の街って感じ
木が多いからか、空気が美味しい本当に美味しい
さて、私はやらなきゃ行けない事があります。それは冒険者ギルド登録ですね
え?登録してないのにどうやって街通ったのかって?
金払ったからね!余裕でしたよ。さーてギルド登録するぞ!
しっかし最前線の街だけあって人が多いなぁしかもみんな装備が強そうなんだよね
そして刀を使ってる人はいないっと…泣きそう。確かに使いづらいけどさぁ…さぁ…
なんてことを思いながら歩いていると一際目立つ建物を見つけた
屋根に乗ってる看板を見ると冒険者ギルドって書いてある
目立つなぁ!確かに目立った方が良いけどね?なんか凄い目立ってる
冒険者ギルドの扉を開けると色々な声が聞こえてきた
まぁ俺には関係ないから登録しに行ったらなんか輩に絡まれた
見た目はなんていうか…普通の冒険者って感じ
「お前、新参者か?」
「まぁそうだけど」
「なら俺に挨拶してもらわねぇとな!俺はドランってんだ!」
ドランさんね…まぁ覚えなくていいか!最悪冒険者ギルド不使用縛りすればいいか
「で、ドランさんはなんのよう?」
「そんなこともわかんねぇのか…有金全部置いてけって言ってんだよ」
あー挨拶ってそういうことね…でも払わんくて良いよなこれ
相手が一方的に金せびってきてるだけだしな
「いやです」
「そうかそうか…痛い目見ないとわからねぇようだな!野郎どもいくぞ!」
ドランが合図するとなんかチンピラみたいなやつが5人ぐらい出てきた
冒険者ギルド内でこんな事したら割と怒られると思うんだけどな
そんなことも考えられないほどの頭なんだな…かわいそうに
「まぁでも初めてのプレイヤーとのバトルだ…楽しもうじゃないか!」
「舐めた口ききやがって!ぶっ殺してやる!」
そういってドランとその他諸々がきたけどまぁおっそい
なんか子供が乗る3輪車ぐらい遅い…いやあれはだいぶ速いな
まぁいいや向かって来るなら切り伏せるだけだし
「オラァ!!」
ドランがいつの間に持ったのか知らない斧を振り下ろしてきた
えーどうしよ腕切ろうかな…それとも足?首もありだな
でも首切るとすぐ終わっちゃうしな…とりあえず手首切るか
「!?おっ俺の手がぁ!!」
「うわー痛そうだな…腕切ればよかったかもな」
「こんのクソガキ!!」
ドランが飛びかかってきた。えってかチンピラは?チンピラいないんだけど…うーん逃げたな多分
手首切っただけで逃げるまじ?やばい弱いじゃん…さてドランどうするかな…正直首切ってもいいなてか首切るか
ドランの相手するの飽きたし 飽きるの早いって?しょうがないじゃん飽き性だし
「はぁ…めんどくさ」
ドサって感じでドランだったものが地面に落ちた
まぁしょうがないね!支えないし…あ、そうそうドランはプレイヤーだから安心してね
さーてギルドカード作ってもらお
「すいませーん」
「はい!こちらギルド登録カウンターです!」
なんと機械的!多分機械だなこれ
「ギルドカードが欲しいんですけど」
「分かりました!ではこの水晶に手をかざしてください!」
なんか…こう考えるとゲーム感少ないよな…そもそもギルドカードないゲームの方が多いし
しかも水晶って!異世界系の小説かな?まぁそれは置いといて
水晶に手をかざすとなんか受付の人が持ってる石板見たいのが光出してなんか浮き出てきた
「はい、ありがとうございます!こちらがギルドカードになります!」
「あ、ありがとうございます」
…とても今更だけど最初の街でギルドカード作って貰えばよかったね
ま、いいか!これで身分証ができたぜ!これで心置きなく冒険ができる
どこ行こっかな…せや!次の街に行くためのエリア見てくるか!
どうも作者です
書いてる途中ひとつ思った事があるんです
あれ?VRゲーの小説ってギルドカードどころか冒険者ギルドなくね?って
まぁ書き直しできないところまで書いちゃってたんで直せないけどね
作者の自己満解説コーナー
今回は…エリアについて
エリアはまぁ簡潔に言えば次の街に行くために通らなきゃいけないところだよって感じのところです
このゲームは基本1本道なんでエリア進むだけなんですけど…なんかたまーに壁が脆くなって崩れた先に隠しエリアとかあるらしいですよ?この小説で書くかは未定ですが
隠しボスとかがいるんじゃないっすかね?多分バカ強いけど
ちなみにエリア全開放すると分かれ道がたくさんできるようになるんで作中キャラには頑張って欲しいですね




