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閃く剣は誰の為に 2


「この先に僕たちの村があるんだけどね、そこの前に大きな蛇が出たんだ!それを倒して!」


「まぁ蛇ぐらいならいいけど」


 てか妖精って村作るんだ…なんかそんなにしっかり居を構える印象無かったな

 しかしだんだん霧が濃くなってきたな…もしかして最初の森に繋がってたりは…無いなぜったい。

 場所が離れすぎてるし。


「あ、あいつだよ!あの蛇!」


「…デカくね?」


「…でかいわね」


 なんか人食ってそうなデカさの蛇がいるんだけど!

 しかもすっごい毒々しい!絶対毒持ってるじゃん!

 

「なぁ碧蘭…あいつ絶対毒持ってるよな」


「まぁ持ってるでしょうね…」


「いやだなぁ毒…俺持続ダメージ系嫌いなんだよな」


 まぁ人探し協力してくれるらしいし…やるかぁ…


『ランダムエネミー 「ブラッド・スネーク」』


 血の蛇だって!こわいわぁ…牙鋭いしなんかやばそう!てかランダムエネミーってなんだよ!


「さっさと終わらせるか…」


「そうね。時間かけてる暇はないし」


「烈火を使う」


「了解〜燃やし尽くしちゃえ〜」


「『烈火三式 炎禍』」


 切ろうとする前に蛇に気づかれたけど切ることには成功した

 炎禍は炎を刀に纏わせ切ることによって相手に炎を纏わり付かせることができるのだ!

 まぁ使い所は少ないけどね


「シャァァァァァァ!!」


「結構効いてるな」


「そりゃ生物だからね…炎には弱いわよ」


「シャァァァァァ!!」


 蛇がこっちに噛みつきにくるけど…遅いな

 てかその巨体で締め上げた方が効果的な気がするけど…

 とりあえず避けて…通り際に切る!


「シャァァァ!!」


「なんか元気なくなってきてない?」


「炎強いわね…」


 やっぱ火って生物には効果的なんだなって

 しっかし倒れねぇなこいつ…弱ってるくせに


「とどめ刺してやるか。なんか可哀想になってきた」


「あんたがやったんでしょうが」


「『烈火始式 蓮火』」


「シャァァァ…」


 倒した。なんか蛇って大変だよね…毒食らったらやばいし顎強いし

 締め上げられると呼吸できんくなるし


「終わったよライ」


 いつの間にか逃げてたライを呼んだ

 まぁ逃げるのはわかる。こんな蛇いたら怖いもんな


「わぁすっごい!強いんだね君!」


「じゃあ人探し手伝ってもらおうか。」


「わかった!名前は何?」


「えーと確か…マーシィ」


「………あぁ」


 ライが目を泳がせて気まずそうにしてる…なんだ?


「本当にマーシィであってるんだよね…?」


「あ、ああそうだ」


「ついてきて。」


 ライに連れられて来たのは静寂の森で1番でかい木の下だった。静寂の森とはいえ静かすぎる気がする…

 しかしこんなところにいるのかマーシィは


「ここだよ」


 そこには装備はボロボロで、右腕と左足があらぬ方向に曲がった死体だった

 …思ったより状態がひどいな。

 

「これは…」


「ひどい状況ね…」


「ライ、何があったの?」


ライは涙を流しながら話してくれた


「僕たちはさ…よく密猟者に狙われるんだ。高価で売れるからって。だから基本的にこの木に住み着いてるんだ。この子はたまたまここに迷い込んだんだ。僕たちの目は特殊でね…善性と悪性を見分けることができるんだ。善性は白で悪性は黒。僕がこの子が迷い込んできた時にみたんだ。この子は濁りなんてない真っ白だった…だから僕はこの村に引き入れたんだ。そしてそのすぐ後にさ、真っ黒の集団がきたんだ…密猟者だった。」


「マーシィさんは密猟者に?」


「うん、そうなんだ…僕たちが逃げる時間を稼いでくれてたんだ。僕たちはみんな逃げられたけど…戻ってきた時最初にみたのがこの死体だったんだ。」


「そんなことがあったのね…」


 本当に何度も思う…なんで世界はいい人ほど犠牲になるんだろうな。

 密猟者を殺したとしてもそれがプレイヤーだったら復活するよな…


「密猟者は異邦人だった?」


「異邦人だった…この世界の住民と異邦民って魂の形が違うから。」


「そうか…ん?これは…」


 俺はマーシィの死体のそばにある日記を取った。少し血で汚れている


「これをもらってもいいか?」


「日記?いいよ…というか僕たちに決める権利はないでしょ?」


「しかし…異邦人がやったのか…」


「異邦人って基本生き返っちゃうわよね…」


「とりあえずこれをヘンジに渡さないと」


 そうして俺は大きな木の下から離れた

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