⭕ 続・村への帰還 1
◎ 読者の皆さん、今日も覗きに来てくださり、有り難う御座います。
今回はレスタ視点っぽく書いてみました。
◎ 男キャラが多いのと、マオが男ばっかりにチヤホヤされるのは、私自身が “ 過保護なお兄さん ” に憧れている所為かも知れません。
犯人が私だった件──。
──*──*──*── レスタSide
──*──*──*── 森・帰還途中
???
「 セロフィート!
無事だったか── 」
セロフィート
「 レスタさん。
3ヵ月振りですね。
レスタさんも御無事で何よりです。
マオの眷属となられた以上、どうにかなられても困りますけど── 」
レスタ・グインノルチ
「 はははっ、確かにな!
セロに関しては心配する必要も無かったな。
マオも無事だと良いんだが── 」
セロフィート
「 ふふふ…。
安心してください。
マオはキノコンと行動を共にしています。
無事ですよ 」
レスタ・グインノルチ
「 そうか!
マオは無事か!
キノコンが傍に居るなら安心だな。
キノコンに同行させていたのか? 」
セロフィート
「 ミニマムキノコンを密かに忍ばせてました♪ 」
レスタ・グインノルチ
「 セロはマオに過保護だな。
マオは可愛い弟の様な存在だしな。
内々に監視を付けて見張らせたい気持ちは解る(////)」
レスタ・グインノルチは「 うんうん 」と頷きながら、セロフィートと話す。
レスタ・グインノルチも主人となったマオに対して、立派に過保護な保護者となった様だ。
セロフィート
「 マオが≪ 村 ≫へ帰還する迄はバレてませんでしたけど、キノコンが話してしまいました 」
レスタ・グインノルチ
「 うん?
マオは既に≪ 村 ≫に到着しているのか? 」
セロフィート
「 “ 問題が発生した ” とミニマムキノコンから報告が有りました。
その件で一旦≪ 村 ≫へ戻った様です 」
レスタ・グインノルチ
「 問題??
魔獣討伐中に≪ 村 ≫へ戻る程の問題が起きたと言うのか?
……………………そんな事は去年まで無かった筈だが── 」
セロフィート
「 去年までは何事も無く魔獣討伐を終えれたとしても、今年も “ そうである ” とは限りません。
何時、何時、何処で何が起こるのか──、人間には知る手立ては無いです。
今回は運悪くそれが “ 起きてしまった ” というだけです 」
レスタ・グインノルチ
「 うむ、確かにそうだな 」
セロフィート
「 マオの討伐班で何が起きたのか──、歩きながら話します 」
レスタ・グインノルチ
「 あぁ、そうしてくれ。
マオが無事だと分かっていても何が起きたのか把握はしていたいからな 」
レスタ・グインノルチは思い詰める様な表情をしている。
余程、主人となったマオの討伐班で起きた出来事が気になる様だ。
レスタ・グインノルチ
「 ──ところで、セロは1人……なのか?
他の班員はどうした?
途中で……はぐれたのか?? 」
「 セロフィートに限って── 」との思いを頭に浮かべながら、レスタ・グインノルチは勇気を出して尋ねてみる。
セロフィート
「 ふふふ…。
班員の中に “ 嘘吐き狼さん ” が紛れてまして──、魔獣討伐処ではなくなりました。
その事も歩きながら話します 」
レスタ・グインノルチ
「 分かった。
聞かせてほしい 」
セロフィートの言葉にレスタ・グインノルチはコクリと頷く。
自分の討伐班では特に問題は起きなかった為、セロフィートの討伐班で起きた出来事も気になって仕方無い。
興味津々である。
担当区域での魔獣討伐を終え、≪ 村 ≫へ帰還している途中に1人きりで森の中を歩いていた高身長な白髪の人物に気付いたレスタ・グインノルチは、後ろ姿を見ただけでセロフィートだと分かった。
制服に刺繍されている筈のトレンドマークとギルド名はセロフィートの白髪で隠れており、一切見えない。
セロフィートはウェーブの掛かった長い白髪を後頭部で結んでいた。
結ぶのに使われているのは青系のリボンで、マオのイメージカラーでもある。
美しくも無駄に長い白髪は、例え後ろで結んでいても邪魔そうだ。
自分の長髪を結んでいないレスタ・グインノルチは、口には出さずに心の中に呑み込む。
冒険者には全く見えない美し過ぎる麗人と親し気に話しているレスタ・グインノルチは、セロフィートの美貌から放たれる魅力に凄まじい末恐ろしさを感じていた。
男が同性の漢に惚れる事は男の世界でも実際に有る事だが──、全く別の意味合いで男が男に惚れてしまう恐ろしさに思わず、レスタ・グインノルチの背筋が凍る。
男色家でも無い男が、同性である男に惚れるなんて事が、自分の目の前で起こるとは露とも思っていなかった為、異様な光景でしかない。
セロフィートと一緒だった班員達は大丈夫だったのか──、心配でならない気持ちが湧いてしまう程の異様な空気がレスタ・グインノルチの周囲に漂っている。
レスタ・グインノルチ
「{ セロ──。
セロをガン見する熱烈な視線がグサグサと刺さって気になるんだが…… }」
セロフィート
「 はい?
視線です? 」
セロフィートはキョトンとした顔で首を傾げる。
どうやらセロフィートはレスタ・グインノルチ程視線が気にならない様だ。
レスタ・グインノルチ
「( はぁ………………。
やれやれ……前途多難だな…… )」
レスタ・グインノルチはセロフィートへ異様な視線を送っている冒険者達を見ながら、複雑そうな表情をしながら空を仰いだ。
◎ 訂正しました。
問題が起きた言うのか? ─→ 問題が起きたと言うのか?
長い白髪 ─→ 長い白髪
同性である男に ─→ 同性である男に




