⭕ 村への帰還 5
──*──*──*── 2ヵ月後
オレが≪ 村 ≫に帰還した日から、早くも60日が経過した。
そろそろ、魔獣討伐に出ていた討伐班──冒険者達が戻って来る頃だ。
漸くセロとレスタさんに会える!!
とは言え、オレも≪ 村 ≫に帰還した日から今迄≪ 村 ≫に居た訳じゃなく、キノコンの分身体と共に森の中へ入り、第8班の担当区域へ戻って魔獣討伐に明け暮れていた。
当然の事、ム◯クもオレと一緒に行動している。
ム◯クはキノコンと直ぐに打ち解け、すっかり仲良しになっていた。
キノコンの調査で判明した事だけど、ム◯ク達は戦闘系モンスターではないみたいだ。
オレの代わりにキノコンが確りとム◯クを危険から護ってくれている。
ム◯クもキノコンに懐いているから、安心して任せる事が出来る。
マオ
「 キノコン達が手伝ってくれたお蔭で魔獣討伐も捗るよ。
有り難な 」
キノコン:分身体
「 どう致しましてですエリ。
マオ様の御役に立てれて光栄ですエリ♥
もっとキノコンに頼ってくださいませエリ 」
マオ
「 十分過ぎる程、頼ってるし甘えさせてもらってるよ 」
キノコン:分身体
「 マオ様は謙虚過ぎますエリ~~。
もっと我が儘を言って、キノコンを困らせてほしいですエリぃ~~ 」
マオ
「 こ…困らせてほしいのか??
そんな難しい注文されると、オレの方が困っちゃうんだけどなぁ~~ 」
キノコン:分身体
「 マオ様は絵に描いた御手本の様な良い子ちゃんですエリ……。
もっとマオ様に振り回されてワチャワチャしたいですエリ~~ 」
マオ
「 ワチャワチャ??
セ…セロに相談してみるよ……。
そろそろオレ達も≪ 村 ≫に戻ろうか? 」
キノコン:分身体
「 マオ様の御意志に従いますエリ★ 」
マオ
「 いや、相談してるんだけど……。
キノコンの考えを聞きたいんだ 」
キノコン:分身体
「 従う事が常であるキノコンに意見を求めてくださる御方はマオ様だけですエリ(////)
マオ様はキノコンにとって真なる救世主様ですエリ!! 」
マオ
「 ははは………… 」
キリッとした顔でビシッと敬礼してくれるのは嬉しいけど、キノコンのオレに対する過大評価に益々拍車が掛かってる気がするぅ~~~~。
此処は然り気無く話題を変えよう。
マオ
「 そう言えばさ、何でこの森に魔獣が出現するんだろうな?
然もさ、灰色の霧まで出してだよ。
不思議だよな~~ 」
キノコン:分身体
「 マオ様は森の謎を解明し、真相を御知りになりたいですかエリ? 」
マオ
「 あ…………えと……御免な?
余計な事を口走っちゃったな……。
全然そんなつもりは無くて──、一寸だけ不思議に思っただけだから……。
ほらっ、≪ ローダルドタ大陸 ≫の意思って可能性だって有る訳だし?
〈 大陸神ローダルドタ 〉の計画的犯行だったら色々と拙いだろうしさ──。
仮に人間達に真実を伝えたって信じないかもだし、理解だって出来ないだろ?
調査するより、セロに聞いた方が早いかも知れないし? 」
キノコン:分身体
「 …………………………キノコンを使っ──頼ってはくださらないですエリ? 」
キノコンは如何にも残念そうな表情を浮かべて、上目遣いにオレを見詰めて来る。
つぶらな瞳に涙まで滲ませてるぅ~~。
マオ
「 うぅ゛ぅ゛──。
セロが……知らなかったら……魔獣が出現する原因と灰色の霧が発生する原因を調査してくれないかな?
謎を解明してほしいなっ!
キノコンに解決の出来る内容なら、解決してくれても………… 」
キノコン:分身体
「 はいですエリ♥
ドドンとキノコンに御任せくださいませエリ!!
マオ様の疑問を晴らしてみせますエリ! 」
マオ
「 う…うん……。
有り難な~~ 」
こりゃ、セロには内緒で調査しそうな勢いだな……。
まぁ、良いか。
別に悪い事をさせる訳じゃ無いもんな!
因みに森に棲息している稀少価値が高くて絶滅危惧種扱いされているム◯クの仲間達だけど、オレの≪ ダンジョン ≫の中に住み処を移す事になった。
オレの≪ ダンジョン ≫の中には天敵が居ないし、ム◯ク達が生き易い環境に変える事も出来て、安心安全に暮らしてもらう事が出来るからだ。
人間から毛皮目当てに乱獲される心配が消えて、安心して子孫を残してもらえるって訳だ。
ム◯ク達が適度な運動を出来る様に、キノコン達が遊んでくれるみたいだから退屈しないで済みそうだ。
≪ ダンジョン ≫の中に居るなら、何時でも会いに行けるし、オレも一安心だ。
そんな訳で、ム◯ク達の引っ越しが完了している事で、この森に棲息していたム◯クは1体も居なくなったんだ。
◎ 変更しました。
セロには内密に ─→ セロには内緒で




