⭕ 村への帰還 1
──*──*──*── 2日後
何とか無事に目的地の≪ 村 ≫が見える場所に到達した。
≪ 村 ≫を出発して担当地区へと向かった時よりも遥かに日数が掛かってしまった。
モンスターや魔獣と遭遇しなければ、もっと早く到着する事が出来た距離だったのに──。
班員:男A
「 おいっ、≪ 村 ≫から煙が上がってるぞ!! 」
班員:男B
「 何か、あったのか!? 」
班員:男C
「 急ごう!! 」
≪ 村 ≫からモクモクと上がっている幾つもの煙を見て、班員達は声を上げては尋常ではない様子の≪ 村 ≫へ向かって走り出して行く。
オレ達も急いだ方が良いかも知れないな。
マオ
「 サジタリさん,デイルトさん──、オレ達も急いだ方が良いかも知れないね。
念の為に回復薬を飲んで! 」
オレはポーチから回復薬を取り出して、サジタリさん,デイルトさん,残っている班員達に手渡した。
仮に戦闘をする羽目になったら──と考えたら、全回復の状態にした方が良い。
サジタリ:第3班員
「 助かる──。
有り難う、マオ君 」
デイルト:第10班員
「 ──こんな良質の回復薬は初めて飲む……。
効き目も早いし、凄い回復薬だな── 」
マオ
「 もしもの時の “ 備え ” として持たせられたんです。
役に立って良かったです。
念の為、2本ずつ持って行ってください 」
その場に居る皆に回復薬を2本ずつ手渡す。
セロから同じ回復薬が無限に出て来る特製の魔法の袋を渡されているから、本来なら10本でも20本でも渡せるんだけど──、人体に及ぼす副作用が分からないからな~~。
飲ませといてなんだけど、罪悪感が邪魔をして2本以上は安易に渡せなかった……。
サジタリ:第3班員
「 2本も良いのか?
有り難い!
マオ君には世話になってばかりだな(////)」
デイルト:第10班員
「 レスタさんのギルド員で無ければ勧誘していたんだがな──。
実に残念だ 」
マオ
「 ははは…… 」
戦闘準備を整えた後、煙が上がっている≪ 村 ≫へ向かって、オレ達も走った。
──*──*──*── 村
≪ 村 ≫の現状を把握する為に第3班員と第10班員は手分けをして調査を始めた。
オレも1人で≪ 村 ≫の中を歩く。
マオ
「 な゛──?!
何だよ、これは!?
酷い有り様じゃないか──。
一体何が起きたんだよ…… 」
≪ 村 ≫を出た日の面影は微塵も無く、≪ 村 ≫は壊滅状態だった。
まるで何かに襲われ、蹂躙されたかの様な惨劇の後だった。
怪我人が多いみたいだけど、かなりの死者も出ているみたいだ。
???
「 マオ様ぁ! 」
マオ
「 キノコン?!
レスタさんの屋敷に居た筈のキノコンが何で≪ 村 ≫に?? 」
∑( ゜ロ ゜)ハッ!!
まさか…………セロの指示でキノコン達が≪ 村 ≫を蹂躙して壊滅させたんじゃ…………。
有り得るから恐い……。
確認しないと!!
キノコン
「 マオ様、この襲撃はキノコンの仕業では無いですエリ。
セロフィート様からも指示は受けていませんエリ 」
マオ
「 なななななな…何で??
オレは未だ何も言ってない筈だけどぉ!! 」
キノコン
「 マオ様の御顔に書かれていますエリ~~ 」
マオ
「 えぇ゛っ?!
顔に?
そんな筈は── 」
オレは慌てて両手で顔をベタベタと触ってみる。
キノコン
「 マオ様──、おちゃめな冗談ですエリ★
詳しい報告は簡易テントでさせて頂きますエリ 」
マオ
「 簡易テント? 」
キノコン
「 はいですエリ。
現在はボクの分身体達に≪ 村 ≫の周辺を見張らせてますエリ。
暫くは時間を稼げます 」
マオ
「 セロとレスタさんは戻って来てないのか? 」
キノコン:本体
「 セロフィート様もレスタ様も当初の予定通り、森で魔獣討伐をされていますエリ 」
マオ
「 そっか…… 」
オレはキノコンの案内で簡易テントへと向かう。
その間にキノコンの分身体達が手際良く救助,救護をしている。
瓦礫の撤去作業も慣れた手付きでテキパキとこなしている。
マオ
「 流石キノコンだな。
スライムも居るけど、何をしてるんだ?」
キノコン:本体
「 不必要な瓦礫やゴミを消化していますエリ。
無属性の掃除スライムですエリ 」
マオ
「 掃除スライムぅ??
初めて聞くんだけどぉ? 」
キノコン:本体
「 生活に密着した便利なスライムで、箒要らず,雑巾要らず,ゴミ箱要らずですエリ 」
マオ
「 そ、そうなんだ…… 」
キノコン:本体
「 マオ様、簡易テントが見えて来ましたエリ 」
◎ 訂正しました。
マオ 」─→ マオ君 」
冗談 ─→冗談
◎ 変更しました。
オレは何も ─→ オレは未だ何も




