✒ 魔獣と遭遇 2
──*──*──*── 5日後
オレは赤いモフモフした生物のム◯クを頭に乗せて、担当区域である箇所を巡りながら、森の中を探索していた。
何処かで第8班の班員達と出会える事を願いながらだ。
1人になってから既に25日目に突入していた。
後5日も経てば30日になる。
マオ
「 う~~ん…………。
やっぱりおかしいよな?
25日も様子を見ながら担当区域を担当区域を探索してみたけど、第8班の班員達を見掛けもしないなんて──。
これは尋常じゃない状況かも知れないぞ、ム◯ク 」
ム◯ク
「 ~~~~ 」
ム◯クは言葉を話さない。
声を上げなければ、鳴きもしない。
体を揺らして合図をするだけだ。
物足りないぃ~~~~!!
ム◯ク達は仲間同士で体を動かして意思の疎通をしているみたいだけど、オレには全く分からない。
キノコンでも居てくれたら翻訳──じゃなくて通訳をしてくれるんだけどな……。
キノコンの存在が恋しい。
他の班と連絡を取り合いたいけど、生憎とオレは方法を知らない。
ヘレイム班長とマルクス副班長なら知ってるかも知れない。
マオ
「 これは一旦、≪ 村 ≫に戻って現状を報告した方が良いかも知れないかな?
オレはこのままでも構わないんだけど── 」
オレの言葉を理解してくれてるのか、ム◯クが頭の上で反応してくれているのが分かるんだけど、鳴いてくれないからどうしても独り言を言ってる危ない奴だよなぁ~~。
人の目が無い森の中で良かったと心底思う。
出来る事ならセロかレスタさんと会いたいんだけど──、他の班が担当している区域が描かれている地図を持ってないから探しに行き様が無いんだよな。
ヘレイム班長,マルクス副班長のテントの中に入って荷物を物色──探ってはみたけど、地図は見当たらなかった。
もしかしたらヘレイム班長かマルクス副班長が持ったままなのかも知れない。
マオ
「 オレが持ってる地図しか手元にないなんて、ついてないよな。
幸い≪ 村 ≫への戻り方は覚えてるから困りはしないけど。
1度も魔獣と遭遇しないし、ここいらで≪ 村 ≫へ戻ってみるか── 」
オレの頭に鎮座しているム◯クに巣穴へ帰るのか聞いてきたけど、ム◯クはオレの頭から下りる気は無いらしい。
このままオレと一緒に≪ 村 ≫に行くつもりみたいだ。
冒険者達に目を付けられて襲われなきゃ良いけどな~~。
1度、《 キャンプ地 》へ戻ったオレは、書き置きを残して行く事にした。
現在までの経緯と、現状報告をする為に一旦、≪ 村 ≫へ戻る事も書く事にした。
張ってあるテントは現状維持にした、オレは《 キャンプ地 》を後にした。




