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これからどうしようか…

私と美帆は、誠斗くんが起きるまで、

買い物に行く事にした。


「今日の晩ご飯何にしようかな。

お姉ちゃん、何か食べたい物ある?」

「うーん…。カレーとか?」

「カレーか!丁度今日豚肉安いし、それにしよう!!ありがとう♪」


適当に言ったのに、感謝されちゃった。



「あ、美帆。ビール買っていい?」

「良い……訳ないでしょう!!

今のお姉ちゃん、一応子供なんだから!!!」


そうだった…。子供の姿になっているってことは、肝臓も未発達なのか。


「うぅ…ビール飲みたい…

日本酒飲みたい…!!」

「お酒は程々にねー。」


そんなガバガバ飲む訳じゃないけど、

飲んだらダメな状況になると、何故か飲みたくなる…はぁ…。



「あら?杉田さんこんにちは」


買い物を済ませてお店を出た時、人の良さそうな、品の良いマダムに声を掛けられた。

ご近所さんなのかな?


「あ、山田さん。こんにちは」

「??杉田さん、確かお子さんはいらっしゃらないって言っていた様な…」

「あぁ、この子は親戚の子です。」

「まぁ!そうなの!お嬢ちゃん、お名前は?」

「!?」


名前!?名前…名前…えぇ…?

これは本名を言うべきなのか?

でも、私は篠塚真帆であっても篠塚真帆では無い訳で…。


「こ、こはるです」

「(こはる!?)」


咄嗟に昔好きだったゲームの主人公の名前を答えた。


「まぁ、こはるちゃん!いいお名前ね!

じゃあ私、これから買い物行くわね。」

「はい。」

「お姉ちゃん」


山田さんが立ち去ってから、美帆は言った。


「これからどうするの?」

「これから…」


そうだ。これからどうしよう。特に仕事…


「さっきの山田さんとのやり取りで思い付いたんだけど、親戚の子の面倒を私と誠斗が見る事になったって事にしたらどうかなって。」

「それは、誠斗くんが何て言うか…。」

「駄目だったらその時考えよう。

で、お姉ちゃんはせっかくその体になったんだから、本当に小学生になっちゃうとか!!」

「えー!!?」


な、何言ってるの妹よ!!

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