始めての(?)学童
愛ちゃんから簡単に説明を受けてから、私は学くんと空くんと合流した。
「おかえり〜」
学くんと空くんは、既に宿題の準備をしていた。
「お待たせ!漢字ドリルからする?」
「うん!」
「漢字ドリルめんどくさいなぁ」
私は算数のドリルの方が面倒くさくて嫌いだったな…。
◇
宿題が終わった子から、順番に運動場で遊べる。
「学!空!一緒にサッカーやろう!」
古谷義幸くんという4年生の男の子が、学くんと空くんをサッカーに誘った。
「良いよ!空はどうする?」
「やる!」
「こはるちゃんはどうする?」
「あ…。私は見てるよ。」
6人ぐらい集まって、運動場に出た。
◇
「へいパース!!」
3対3になって、試合が始まった。
「(学くん大活躍だなぁ…)」
職員の時に何度か学くんに誘われて、一緒にサッカーをした事あるんだけど…。
学くん、途中でワープするんだよね。大袈裟に言っているんじゃなくて本当に。
「あ!」
学くんがゴールを決めた!
思わず拍手をすると、学くんと目が合った。
笑顔でピースをしてくれた。
「!」
ちょっとだけドキッとした。
何ときめいてるの私…。
◇
サッカーを見た後、他の学年の子と縄跳びをしたり、おやつを食べたり、折り紙を折って遊んだりした。
ついつい職業病で、
「机に乗りません!」
とか言いそうになった。危ない危ない。
そして、保護者の方がお迎えに来る時間になった。
「杉田さん、学くん!バイバイ!」
空くんがお母さんと、まだ3歳の小さな弟と一緒に帰った。
うちの妹…じゃなくて、母親はいつ来るのだろうか。
「学くんのお父さんとお母さんはなんの仕事してるの?」
次々と帰宅する中、私は学くんに尋ねた。
学くんのお母さんが学校の先生なのは知っているんだけど、お父さんが何をしているのかまでは知らなかった。




