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子供の姿になった理由

「休憩の時間を利用して、色々調べてみたんです。お義姉さんと同じ症状の患者が過去にいたかどうか。」

「うん。」

「結論から言いますと、ありませんでした。」


でしょうね…。


「医学的に説明するのは不可能です。

もう超常現象みたいな…。」

「超常現象……あっ」

「どうされました?」

「子供の姿になる前日の事を思い出したんだけど…」



あの時は職場で七夕のイベントがあった日で、私も何かお願い事をしようと思ったんだ。


『はぁ〜…仕事終わりのビールってほんと最高…』


私はビールを片手にソファーに座っていたんだ。


『学童の皆が、普段どんな風に授業を受けているのかを、見てみたいな…。』


ずっと思っていた事を、言葉にしてみたの。

そしたら…


『その願い…叶えてしんぜよう…』

「え!!?」


鈴の音と謎の声が聞こえたんだ。

その時は疲れているのかな…って思ったんだけど…。



「そして翌日にこの姿になったって事ですか?」

「うん。」


美帆には話していたけど、誠斗くんにはこの姿になった理由は簡単にしか説明していなかったな。


「なかなか信じ難い話ですが…。

七夕のお願いでこうなったのなら、来年の七夕に元の姿に戻るようお願いしたら、もしかしたら戻れるかも…?」

「!!!」


誠斗くんの言葉にハッとした。

実際に来年の七夕まで待たないと分からないけど、可能性はある。


「それだ!!」

「!?」

「何となくだけど、誠斗くんの説が1番濃厚な気がする!!来年の七夕に、同じ場所でお願いしたら、行けるかもしれない!!」

「何となく思い付きで言ったことなんですが…。他にも方法はあるかもしれないので、引き続き色々調べてみますね。」

「お仕事忙しいのにありがとう!!」



「あ、そうだ。誠斗先生に聞きたいことがあるんだけど。」

「何ですか?」

「お酒って飲んでいい?」

「駄目です。」


即答された。


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