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健康診断

「お義姉さん、ちょっと良いですか?」


部屋でゲームをしていると、誠斗くんが扉をノックした。


「良いよ。どうしたの?」

「今からお時間ありますか?」

「うん。」

「今日は僕夜勤なんですけど、仕事が始まるまでに、お義姉さんの今の体の状態を診たいんです。」

「え?」

「もしかしたら、何か手掛かりが掴めるかも知れないと思いまして。」


断る理由もないので、私は誠斗くんと一緒に、彼の職場である総合病院へと向かった。

いつ来ても大きくて綺麗な病院だなぁ…。


病院では、身長と体重を測ったり、

血圧を測ったり採血をしたり…

普通の健康診断のようなことと、外科的なことも診てもらった。


「お嬢ちゃん、注射泣かなかったの偉いね〜!」

「はぁ、ありがとうございます…。」


看護師さんが褒めてくれた。

私、本当に子供だった時も注射泣かなかったんだよね。母曰く、赤ちゃんの時に注射をした時、寝ていたとか…。


「内科の検査のほうは、結果が出るのはお盆明けぐらいかな。骨とかの状態は向こうの部屋で見れるから、着いて来て下さい。」

「うん。」

「杉田先生、仕事に戻って良いですか?」

「はい。ありがとうございます。」


看護師さんは、誠斗くんにお辞儀をすると、部屋から出て行った。



「さて、これがお義姉さんの骨なんですが…」


こんなにマジマジと骨の写真?を見たのは、

中学生の時に骨折して以来な気がする。


「身長が、伸びてもあと2、3cmぐらいでしょうか…。

今のお義姉さんの身長は134cmと、小学3年生の女の子の平均ぐらいなんですが、

本来ならどんどん成長していく時期なんです。ですが、もう成長が止まった骨をしているんですよね。」

「つまり、見た目だけ小学生で、骨の作りはもう大人ってこと?」

「そうなんですよ。」


元々、身長は160cmあった。


「(戻らなかったらずっとこのままか…)」


って、何で私少しガッカリしているんだろう。

3年生の皆が本当に優しくて、このまま皆と青春をやり直したいって、心のどこかで思っていたのかも知れない。

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