可愛い浴衣とキッズコーナー
「長田くん!!」
「2人ともお買い物?」
「うん!そうだよ!」
「お祭りの浴衣買いに来たの!他の2人にはないしょにしてね。」
「??うん。」
◇
物事を決める時、一瞬で決める時もあれば、
中々決められない時もある。
「あ、もしこはるちゃんが嫌じゃなかったらさ」
「??」
「長田くんに浴衣を選んでもらうのはどう?」
「おれが?池田さんが選んだほうが良くない?」
「男子目線だと思わぬ発見もあるかなって!」
うん。学くんの力を借りるのもありかもしれない。
「長田くん、お願いします!!」
「えぇー!!?…うーん、よく分からないんだけど…」
学くんは真剣に浴衣を1着ずつ見てくれた。
「これとかどう?」
学くんが選んでくれた浴衣は、薄いピンクの生地に、濃いピンクと白の花に赤いリボンの柄の浴衣。
「(可愛い…)」
私だと絶対に選ばない色と柄だ。
学くんは、これが私に似合うって思ってくれたんだ。
「あの、もし気に入らなかったら他のやt」
「これにする!!」
どれにしようかと考えて選んでくれたのが、
とても嬉しかった。
それに何だか、この浴衣が 「私を買って♪」と囁いている気がする。
「うんうん!こはるちゃんにすごく似合うと思う!」
「ありがとう!!長田くん。嬉しい!!」
「!!」
私は小走りで会計に向かった。
◇
長田くんと長田くんのおばあさんも一緒に、フードコートで食事をしてから、ゲームセンターへ向かった。
「「行ってきまーす!!」」
学くんと陽菜ちゃんは、ちょっとした公園の様なコーナーへ向かった。
「キッズコーナー…」
私も後から2人に追い付いた。
そこは小学6年生までを対象としたキッズコーナー。
「面白いよ!特にこのボールプール。わたしのお気に入り♪」
「へぇ、そんなのがあるんだ。」
「もしかして、来た事ない?」
「うん。」
私が小学生の頃は、このショッピングモールがまだ無かったんだよな。
時々1人で買い物していて、楽しそうだなと思ってチラッと見ていたけど。
「(まさかキッズコーナーの対象年齢になれるとは)」
「杉田さーーん!!池田さーーん!!
トランポリン空いたよ!!」
学くんがトランポリンに乗っている。
「行こ!こはるちゃん。」
「うん!!」




