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子供達の本当の姿

「長田くん、素敵な演奏を聴かせてくれて、ありがとう!」

「どういたしまして!」

「そろそろ学童に行った方が良いんじゃないかな?そ...福井くんも待ってると思うし!」

「うん!」


音楽室を出て、鍵を植村先生に返してから校舎を出た。


「あのね」

「?」

「私も、二学期から学童に通うんだ。」


中身はただのアラサーだから、家で一人でも問題無いんだけど、なんかあった時、

見た目が子供だから色々不便だろうという誠斗くんの案。

まさか自分の職場に児童として行くとは。


「そうなんだ!」

「うん。よろしくね!」

「じゃあ、おれそろそろ行くね!」

「うん。今日はありがとう。」

「うん!!」


学くんは笑顔で走って行った。

爽やかだなぁ〜本当に!



学くんと別れてから、私は正門から家に帰ろうとした。


「あれ?」


正門には、見慣れた車がある。

誠斗くんの車だ。


「誠斗くん!!」

「お疲れ様です。お義姉さん。どうぞ乗って下さい。」

「わざわざ迎えに来てくれたの?」

「今日は仕事が休みなんですよ。

それで美帆に買い物を頼まれたので、その帰りです。」

「そうなんだ!」


私は誠斗くんの車の助手席に乗った。


「今日はどうでしたか?」

「そうだなぁ...。緊張や懐かしさ、ジェネレーションギャップなど...

色んな感情がごちゃ混ぜになって、気が付いたら今日が終わっていたみたいな。」

「学童に通っている子の授業態度は見れましたか?」

「うん!学童にいる時と全く違って、大人しい!!」

「成程。ちゃんと学校は勉強する所って分かっている、良い子達ですね。」

「学童でも、ほんのちょっとだけでも落ち着いてくれたらなぁ...。」


元気なのはとても良い事なんだけどね!

ただ喧嘩したり、暴言を吐いたり、

時々職員をぺちぺち叩くのは控えて欲しい所だけど(汗)

勿論、可愛くて良い子なのには変わりないけど!!


「それぐらい学童が楽しいって事じゃないでしょうか?きっと、学童にいる時が、子供達の本当の姿なんでしょうね。」

「...うん。私もそう思う!」


学校から杉田家までは、車で約10分程。

帰宅してから私は美帆も誠斗くんに、

隣の席の男の子に学校案内をして貰った事など、色んな話をした。

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