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空の1036日。

第1話


「行っておゆき。」神様がそういった。

神様がいったことは正しい。だから自分はいく。


急な階段をおりて、なめらかな坂をのぼって、やっと、

この(うち)にたどりついた。


けれどそこは(うち)じゃない。


色んなどうぶつがいて、お客さんがたくさんいて。


ぼくらはお金とひきかえにされる。さいていな場所だ。ぼくはお金じゃないんだ。


けれどぼくは、1900円とひきかえになった。なんでぼくなんだろう。

そしてぼくは、床が水色のカゴに入れられた。


「ガタンゴトン」って、うごいてた。


ぼく、こわくて小さくなった。まだ生まれて1ヶ月だから。

それにお母さんはいない。どこにいるかわからない。


目をあけたら、そこはさっきいたような場所だった。


明るくて、広くて、ざわざわ聞こえる。


ホノカの家だった。


第2話ーホノカー


ぼくのなまえは、空。あおいセキセイインコ。


あおいから空。空から来たから空。



ぼくはホノカと、であった。

ぼくのお母さん?

ぼくのお父さん?

ぼくのおばあちゃん?

ぼくのおじいちゃん?


次の日、ぼくは、ごはんをたべた。

こんなに満腹になるまで食べたの、はじめて。


それからしばらく日数がすぎてから、ホノカの友達が遊びにきた。


ユウとシオリ。

ふたりは、すごくたのしくて、やさしかった。4にんであそんだ。


第3話ー秋ー


秋になった。


ぼくのカゴはいつも清潔でお水もきれいでご飯もおいしい。


今日はホノカの誕生日だった。だからケーキをたべてた。

ぼくは食べていない。


10がつになれば、ホノカのダンスの発表会がある。

けれどぼくはいけない。


第4話ーふゆー


もうすぐおしょうがつ。

みんなで年をこせるなんて幸せなことだ。


ふゆだからそろそろ寒くなってきたから、

じまんの青いジャンパーであたためよう。


第5話ー正月ー


さー!今日はしょうがつ!

としこし楽しみだな~。


「がちゃがちゃ」「バタン。。。」


あれ?


ぼくは真っ暗な部屋においてきぼりになった。


今日はしょうがつだよぉ!はやくパーティーしようよ・・・!


・・・そっか・・・ホノカ達は、おばあちゃんのうちで、としこしするんだね。


そうだったんだ。じゃあぼくはとしこし、ひとりだね。



「カチッカチッカチッ」「ゴーン」やったあ12時だあ!・・・・・


・・・・・・



ホノカ・・・。



第6話ー1ねんめー


今は2008年。ホノカはしょうがく5年生になる。


ぼくは、1ねんちょっとまえ。


そういえばもうすぐでバレンタイン♪ホノカからもらえるかな。


第7話ーバレンタイン・デーー


やったぁ!ホノカからクッキーとキャベツをもらった。うれしい!


ホノカのえがおがみえた。安心するなぁ。



第8話ーハッピバースデー!ー


今日はぼくのたんじょうび!!3がつ15にち。


ホノカから、ブランコと鈴をもらった。すっごくうれしい。


ぼくはおそるおそるブランコに乗った。すっごくたのしい


第9話ー4月15日ー


ホノカが4年生になった。


きょうはぼくがホノカの家にきた日。


だからホノカとたくさん遊んだ。


そして水浴びをして、たくさんふれ合った。たのしかった。


第10話ーなつー


きょうはホノカが水浴びをさせてくれた。


きょうはいつもより特に暑い。

だから水浴びさいてきな日だなぁ。


ホノカは水浴びのいれものを、ぼくのカゴに入れると

どこかへでかけてしまった。ちょっと寂しかった。


第11話ー秋ー


ホノカが11さいになった。

パーティーのとき、ぼくも一緒にもりあがったらホノカが抱っこしてくれた。


そして、ジュースを飲ませてくれた。おいしかった♪♪


それでホノカが、いろいろプレゼントをもらって喜んでた。

また安心する笑顔を見せてた。


第12話ークリスマスー


今日はクリスマス。

クリスマスパーティーは、うちでやるみたい。

だからぼくも参加できる。


「アハハ、アハハハ」「カンパーイ!」「ウフフフ」


・・・・


なんだかぼく話しに入れてないなぁ。


ちょっとはぼくにも気をつかってよぉ。


第13話ーしょうがつー


きょうもしょうがつパーティーはぼく一人なんだろうな。


かなしいなぁ。


やっぱり夜になると「ガチャガチャ」「バタン。。。」って行っちゃった。



「カチッカチッカチッ」「ゴーン」はっぴーにゅぅーいやぁー!


ひとりで叫んでみた「ピィッ!」



だれも話しかけてはくれなかった。

たよりになるのは、近くにある大きな駐車場の大きな照明と月明かり。


ぼくの目から1つぶ、なみだがこぼれた。


しょうがないからもう寝るしかない。


ぼくは顔を背中にうめて、眠った。




第14話ーバレンタインー


今日はバレンタイン。


ホノカに、キャベツと鈴をもらった。


キャベツがすごく美味しかった。


そういえば、ホノカ、ぼく専用のブログを作ったみたい。

そうしたら毎日、ホノカと一緒に、遊べるんだ!

ホノカがぼくをカメラで撮りにくるんだよね!うれしい。


第15話ー調子ー


最近、調子が悪くなってきた。


散歩は1週間に2回くらいしかない。ホノカもあんまりしゃべってはくれなくなってきた。

遊ぶとしても、写真を撮るときぐらいだ。


第16話ー4月15日ー


今日はぼくが家に来たひ!


ホノカが、ぼくを出してくれた♪


嬉しかった!久々のお散歩だな。

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