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ここは異世界!楽しい学校生活の始まりだ!

「ほら!ヴェスティアだよ!」


 一緒に馬車に乗っていた女の子、エマが見えてきた街を指差して教えてくれる。

 分かってはいたけど、実際に目にして見ると広いなぁ、と感じる。

 まー、俺のいた現実の世界とはそもそも街の構造が違うから体感的には分からないけどな。


「レンヤ君は、やっぱり学校に行くの?それともフリーの冒険者になるの?」


 エマは俺に質問してくる。

 あ、名乗り忘れてたけど、俺の名前は「レンヤ」。只の筋金入りのゲーマー高校生だった。

 学校ってのはヴェスティア魔法学校の事だ。魔法学校といっても、魔法だけではなく、武術もしっかりと教えている。

 講師陣も実力者揃い。

 メタな考えだが、このゲーム。学校に行かないという選択肢を取らないくらい学校に行くメリットが大きい。

 強いてのデメリットは門限時間外に外出ができないくらいだが、これも実力が上がって許可を取れば問題なくなる。

 それに、俺の目指す最強ビルドへの最適解は学校で魔法系のスキルをあげていく事だ。

「俺は学校だな。色々便利らしいからね」

 とりあえず、ゲーム知識はあまりひけらかさない様に、学校に行く考えをエマに伝える。

「そっか、じゃあ一緒だね」

「おう!ヨロシクな!」


 俺達を乗せた馬車は、無事にヴェスティアに着く。

 大きな大陸のほぼ中央に位置していて、非常に賑わっている街だ。

 俺は街の中心部にある魔法学校へと足を運ぶ。

 この魔法学校は随時入学生を受け入れているのが特徴だ。

「こんにちは。入学希望ですか?」

 ゲームと全く同じ台詞で歓迎してくれる受付のお姉さん。

「はい!」

「はい。制服はどうしますか?」

 実はこの魔法学校の制服。作りがすごく良い。当面はこの制服で着るものはなんとかなる優れものだ。

「ください!」

 俺は1ミリも躊躇うことなく制服をもらう。

「はい、貴方のお部屋はここです」

 鍵をもらい、先ずは部屋へ。

 ベッドと机と小さなクローゼットと簡素な部屋だ。いや、俺の部屋の方が広いぞ、コレ。

 まあ、住めば都というからな、スタサガ・エボルライフを楽しむとするぜ!

 

 さてと


 俺はお楽しみのスキルツリーを開く。


 「スキルツリー!」


 俺は何の躊躇いもなく、魔法系統のスキルツリーを開く。

 今、選択できるスキルは


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  魔導具:- 法術:-

  神聖魔法:- 黒魔法:- 精霊魔法:-

  未使用SP:5

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 とまあ、こんな感じ。

 魔導具ってのは、杖とかの魔法の媒体を扱うためのスキル。法術ってのはこの世界での基礎魔法みたいな感じで誰でも使える。次の、神聖、黒、精霊魔法は基本的には1種類しか習得できない。基本的には、ね。

 

キャラメイク時のスキルポイントは5ポイント。リセットは効かなくはないが、課金アイテムでちょっぴり高い。この世界にあるかどうかは分からない。

 基本的にはレベルアップに対応したスキルポイントを支払ってスキルを取る。


 それで、俺の選択はコレ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  魔導具:F 法術:C

  神聖魔法:- 黒魔法:- 精霊魔法:-

  未使用SP:0

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 法術に振る。

 これで俺はCランクの法術が使えるようになった。因みに、初期キャラで魔法に全振りすると、あっという間にMPがつきる残念使用になる。

 それを魔導具とこれから取りに行くスキルで補うって寸法さ。

 俺は早速、必須スキルを取りに行くために部屋を出る。

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