プロローグ
昔々と言う程昔でもない数十年前の話。
ある所に一人の魔女がいたそうです。
その魔女は類稀なる才能を持っており、病気や傷を癒したりと、人助けをする為に様々な国や村など、世界の各地を渡り歩いていたそうです。
ただ、そんな人でさえやはり一人の人間。
旅の最中出会った一人の男性に恋をし、果てに二人は結ばれました。
やがてその魔女は一人の女の子を授かりました。
「クロエ」と名付けられたその女の子は、母親同様魔法の才を持っており、教えてもらうことにより早くからその才を開花させました。
時が経ち、その子の歳が一〇になった秋。
両親は忽然と娘の前から姿を消しました。
財産だけ残され唐突に独りにされてしまったその子は、寂しさに耐えながら、来る日も来る日も母の帰りを待ち続けました。
しかし、五年余り経った現在も未だに帰ってきていません。
いつ帰ってくるのかも定かではありません。
これは、母親の帰りを待つ少女、つまるところ、一人残ったわたしのお話。
お読みいただきありがとうございます。
本作は投稿主の初投稿作なので致すところも多々あると思いますが少しでも大目に見ていただけると幸いです。
今回の中身についてですが、プロローグということもあって激薄になっております。
こんな話でも読んでいただいた方がいたのだとしたらありがたい限りです。
また、存在するかも定かではない次回も読んでいただけると跳ねて喜びます
次回はもっと長くなる予定ですのでもう少しは面白くなると思います。
改めてですが、最後まで読んでいただき大変ありがとうございました。