自称普通な僕が世界を楽しむまで
初めての作品なので至らないところもあると思いますが、温かく見守ってくれると嬉しいです。
日本初のVRMMORPG「Free World Online」。初回300倍を超える倍率の予約が殺到する人気ゲームだ。
僕は、有名資産家の息子で、親友の、天道龍希におしつけられたVRMMOをプレイすることになった。
「ねえ、なんで僕がこれをやるの?ゲームなんて昔やったきりなんだけど。」
「いいじゃねえか。おまえとやりたいんだよ。」
「まあいいんだけどさ。」
「おまえも気になってただろ?」
「まあね。でも本当にもらっていいのか?コレの権利って買おうと思ったら数万じゃきかないだろ。」
「お前は俺の恩人だし親友だからな!」
「気にしなくてもいいのに。」
「気にするさ。お前には自由でいてもらいたいからな。その方が面白いし。」
「そっちが本音だろ。」
「ギクッ、まあいいだろ?じゃあまた向こうで会おうぜ!」
そんな捨て台詞をのこしてあいつは逃げて行った。まあいい、夏休みに入ってからすることがなくて退屈していたところだ。ありがたくプレイさせてもらおう。
遅くなったけど自己紹介をしようか。僕の名前は高宮海斗。高校2年生だ。ある一点を除いて普通の高校生だと思っている。170cm60kg中肉中背、クラスに一人はいるタイプだ。そんな僕が何故龍希みたいなやつにしたわれているかはまた今度話そうと思う。ちなみに龍希は185cm運動神経抜群、勉学はトップクラス、イケメン、家は金持ちだ。天は二物を与えずってなんだろうね。
僕は龍希と別れ家に帰ることにした。