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実家に帰らせて頂きます

かなり短いです。

 そうだ、嫁に行こう。



 そう思ったのは、流石に主従で不毛な会話を延々と続けていることに疲れたからではない。

 たぶん。きっと。


 それはさておき、わたしは母の体調不良を口実に、暇乞いをすることにした。つまり退職である。

 勿論妨害される可能性は多大にある。

 なので、足場からしっかり固めておくことにした。周囲にきっちり根回しをし、居なくなるための交替要員を確保する。ついでに、「母の体調がすぐれないようで」と憂い顔で呟いておくことも忘れない。わたしは末子であるし、親孝行は国から表彰されるほど尊いことなので後ろ暗さもないのだ。

 ただし、主には暫く居なくなるとだけ思わせるようにした。完全に終わるまでにちょっかいを掛けられてはたまらない。無駄に権力あるし、うっかりするとそこで止められる。暇乞いを済ませて完全に繋がりが切れてからなら、消息を絶っても問題はない。あとは嫁入り先を決めてさっさと実家から出てしまうことだ。父は判らないが母はきっと助けてくれる。


 数日後、わたしは実家に戻っていた。久しぶりに顔を見た母は少ししわが増えていたけれど、涙を堪えるような表情に心配をかけていたことを思い知らされる。



「おかえりなさい」

「……ただいま」


次かその次くらいで完結かなと思いますが。

のんびり書いているので、気長にお待ち頂けると嬉しく存じます(他力本願)。

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