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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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速ェ!

作者: 木戸 愛樂

ハエとかの飛ぶ音嫌ですよね…


プゥーーン、プゥーーン


この嫌な音はハエか…


この男は昨日、車の衝突事故で大怪我を負ってしまって、

病院に入院中だ。そして現在就寝中…のはずが……。


「うるせぇ、うるせぇ!」

ほんとにうるさい奴だ。暗いから姿が見えないが…


プゥーーン、プゥーーン


「うるせぇ!」

確かに居る。

やはり暗くて見えない。月があとちょっとで雲から逃げだそうとしている。

「逃げきろよ!」

逃げきれたら月明かりで分かるはずなのに…


パチン、パチン!


顔の近くで音が鳴る。


プゥーーン、プゥーーン

「クソ、逃げたか…」

あと三秒で雲が逃げるな…

「もう、いい!往復ビンタで…」


3


「死ねぇーー!」

もう何なんだ…?




さっきからハエといい、声といい、怪我で喋れないし、

手も動かないから電気もつけれない。


2


月が雲から逃げきる。


プゥーーン、プゥーーン


1


月明かりで見えたのは、

大男がおれに往復ビンタをしようとしている風景だった。


バチン!

「やっと取れた…」

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― 新着の感想 ―
[良い点] 読ませてもらいました!!(*´▽`*) ラストシーンには驚きました!! 木戸さんの発想力にはいつも感動します!! これからも頑張って下さい!!
2017/05/01 19:44 退会済み
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