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 33話 心地よい起床と、ため息




歌が聞こえる・・・・歌詞は・・・よく聞こえない。優しいリズムの曲みたいだ。




ルルル〜・・・ララララ〜ラ〜・・・




・・・ラララ〜ラ〜〜ラララァ〜



・・・誰の声だろう・・・。自分がその歌に包まれて抱かれているような・・・そんな感じ。



ルゥ・・・ルルルル〜ルララ・・・




ラ〜ララルルラララ〜ララララ〜




ルルル〜〜〜・・・・・・・・・・・・




・・・・。・・・・・。ふぅ、




・・・・起きませんねぇ・・・。そろそろ暇になってきました。縦縦横横丸書いて〜ちょんっ!!・・・・・・・・・・う〜ん、これでも起きないんですか・・・・しかたないですね、眠れる王子様にはやっぱりこれですかね。よしっ、やるぞ!!





ごりっ!







「ぅ痛ぁー!!!!」


何さらずんだこの先生は!って先生じゃなくて歌姫だぁ!?なぜ!!?


「何すんだ「うるさいです。」


止められたちゃったよ!?非道に対する文句だよ!?


「狂人さんが寝てるせいで・・・・・・・・・・・・・・・・・私は、私だけ・・・・・・最速のメリーゴーランドに乗せられました・・・・あの人と2人で・・・・・。ドンだけ怖かったかわかりますか?わからないですよねぇ・・・・ここで寝てたんですから・・・。フフフフ、回転が速いからって二つしか乗るとこないんですよ?一番上にいったときには遠心力でさかさまになってしまうんですよ?Gというものについて考えさせれられましたよ〜。シクシクシクシクシクシク・・・・・・・。」



・・・見た目のやつれ方だけでどんな目にあっていたのか想像がついてしまうのが恐ろしい。



(・・・・・。)


「涙ながらに肩をぽんぽん叩かれても怒りは収ないんで〜す〜よ〜?」



・・・・・そんな泣かれても困るし。


「しかもその後最速のゴーカートに乗ったんですけど〜、軽くアクセル踏んだだけで60km/h出たんですよ〜!?あれはもはやゴーカートなんていいません!!あの『K』はなんか二倍ぐらい速いスピードで走ってましたけど・・・。・・・・あの人何者なんですか〜!?」



「うちの高校の先生ではあるんだけど・・・」


「はぁ、でもそんなことどうでもいいんです。・・・・・その次のもひどかったですよ・・・・。」




(・・・・・・・・・・いやいや。君が聞いたんだよね?)


「うううう・・・・・」


(・・・そっとしておこう。)

ということで僕は歌姫の言葉を聞かないで思考し始めた。


「・・・・・ていうかなんなんですかあの史上最強の生物って・・・絶対ツッコミ待ちです、絶対。アトラクションじゃないですもん。」




(早く先生来ないかな・・・。)



「しかも勝ったのが人間ってどういうことですか?ライオンに勝ったあの女の子は一体何?サメを一撃でしとめたのは目の錯覚?ゴリラとの力比べに片腕だけで勝ってた気がするのは私の幻想??」




(・・・・はぁ・・・。)



「リングネームは・・・確か強人とか・・・。しかも先生の知り合いらしいし・・・。」




(早くこの人のネガティブな愚痴終わんないかなぁ〜・・・・。)




「今日誕生日なのになんでこんな目にあわなくちゃならないんですか〜。」



(・・・・なんか・・・。)


(・・・・ため息が出そう〜・・・・。)



・・・・・・う〜ん。どうしたんだろな、先生。どっかいったのかな?




「先・・・『K』は?」



「大体私はああいう怖いものは大っ嫌いななんですよ?むしろこう、お化けとかそういうのが好みなのに・・・。ん?『K』?あぁあの人のことね。・・・えっと、お・・・社長に呼ばれていきました〜。」



「どこに?」


「むぅ、乙女の愚痴ぐらいつきあってほしいですよ・・・。えっと一階のフロントのとこだって言ってました。」



(じゃ、行こうかなぁ。)




「えっ!?置いてくの!?ひどいちょっと待ってくださいよいやそんな走って逃げることないじゃないですかお願い待ってぇ!!足が震えてうまく走れないんですよお願いします〜!!!」




(ふっ、)



(・・・・やれやれだぜ。)←ジョジョ的に



てことで先生・・・じゃなくて・・『K』のもとに走る僕らであった。



連日更新ー。


ついでに宣伝をば。

最近、『魔王見聞録』というのを書いてます。よってらっしゃい見てらっしゃい、王道ファンタジーのその後っていう王道ファンタジー、開幕ぅー。どんどんぱふぱふっ。


……ふぅ。

最後にそのあらすじについて出しときますね。


異界の魔王と少年の、逆襲をねらったりねらわなかったりするほのぼの破砕型シリアス&コメディ!




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