28話 安らげない日曜日
・・・ふわぁ〜あ。
意識はあっちにいってたけど、体自体はゆっくり寝ていたみたいで思いっきりあくびが出た。ぼやぁっと朝のニュースをつけてみると、
『以上、白装束教団についてでした〜。次のニュースで〜す。』
『ちゃちゃちゃ〜♪ちゃら〜ちゃ〜♪、みんなおいでよ『ディーバランド』!!』
『と言うコマーシャルで今話題沸騰のディーバランド、いよいよ明日開園で〜す!!うふふふ・・・・楽しみです〜。実は私は特別招待で一週間前の今日からいけるんですよ〜。うふふふふ・・・・。』
『え?自慢するのはいいから次行けっですか〜?わかりましたよ〜だ。次のニュース行きま〜す。』
『脱獄し逃亡中の殺人犯、木下 輝明が市内に潜んでいる可能性があるそうで〜す。この顔見たら110番、らしいです。カンぺにそう書いてあります。私個人としては逃げるべきだと思います〜。』
ピリリリリ・・・・・・・ピリリリリ・・・・・・・ピッ
『よう狂人。今、ディーバランドについてのニュース見てたな?』
「・・・・何ですか?先生。つうかなんで僕の携帯の番号知ってるんですか?いやむしろ僕の行動を読めてるのはなぜ?」
『そんなことより、だ。』
「・・・・。」
・・・・・・実は見張られてるんじゃないだろうか。・・・・・・ストーカー?・・・・・いや・・・・あの先生ならむしろ怪しげな情報網を使ってるだけ、って気もする。
『ここにディーバランドの開園直前招待券が2枚あるんだが、お前も来い。』
(・・・・。)
「そこは普通来ないか?って誘いの言葉では?・・・まぁ、行きますけど。」
『うむ、そういってくれると思ってたぞ。それでは仕度をして出て来い、10分以内だ。』
ぶろろろ〜んって音が外からする。・・・・・もう来てるんかい。
・・・・・こうして僕の安らげない日曜日は始まったのだった。・・・・・涙
・・・・・そういや先生、何でそんなチケット持ってんだ?
うぅ、執筆する時間がないぃ・・・。
ゆっくり待っててください。