17話 変わらぬ僕ら
コメ路線へ再突入〜。
ぼぅっと鏡を寝ぼけ眼で眺める。いつもどおり寝癖が大変なことになっててしかも、
(・・・・涙のあとがついてる。)
・・・うれしくて泣いたなんて本当に久しぶりだ。・・・夢で泣いたのは初めてかも。
(・・・。)
・・・さぁ、学校、行こうかな。
(あかるにも言われちゃったし。)
〜回想〜
『・・・学校に来なさい。あんたがいないのは・・・少し、つまらないわ。』
〜回想終了〜
(・・・・。)
(・・・・ふふふ、このネタでからかってやろう。)
朝からハイテンションな僕だった。
〜学校へ移動中〜
バスの中。
「・・・・・あり・・・がと・・・。・・・・あぁ、昨日はかわいかったわぁ〜、泣きそうな顔でさ。萌えたわ、萌え。さすが女顔ね。」
(・・・くっ。)
「あ、あ〜。・・・学校に来なさい。あんたがいないのは・・・少し、つまらないわ。・・・いいねぇ。遠まわしの愛情表現。ツンデレだね、ツンデレ。今時珍しいぐらいにね。」
「ぐっ!」
なんてしかめっ面。
((・・・・・・・・相打ちか・・・。))
量らずも同じことを考えていたようで。
〜バス移動中〜
到着。
「てかさ、土曜日になんで学校あるのよここ。」
「さぁ?反ゆとりじゃない?」
「国賊?」
「学校がかい。いいんでねぇの?私立だしここの理事長金持ちだし。」
「土曜日は遊びほうけるのが生き甲斐だったのに・・・。」
「土曜日オンリーなのに生き甲斐とはこれ如何に。つか別にそこまで思ってたわけじゃないだろ。なんとなく言ってみただけ、とか。」
「あんた私の土曜日舐めてるでしょ。」
「一日中ゲームだろ?」
「・・・・・・・くっ。」
「まぁ僕は慣れたもんだけどねぇ、土曜授業。まぁ午前中だしいいんでねぇの?」
「そうだけどさ・・・。・・・あ゛。」
「??どうした?」
「今日私だけ身体検査だったんだ・・・。」
「あぁ、転校生だしな。」
「胸パットしてくればよかった・・・。」
「反応に困るから男子にそんな話題振るな。つうか偽造する気だったのかい。」
「巨乳は女の夢!!」
「データだけ巨乳でもねぇ。」
「うるさいそこ!女の意地に口出すな!!」
「はいはい・・・。」
〜授業〜
終了。
一行で済んだ授業時間はさておいて、なぜかくそぉってうなっているあかるに話しかける。
「ペタだった?サイズ。」
(・・・ん?反応なしぃぃいやああああああああああ鬼が出たぁ!?)
「ぷべらぁぁぁっ!!!!!」
どがしゃぁぁぁぁぁ!!と机を吹っ飛ばしてぶっ倒れる僕。
こぉぉぉぉぉ・・・・・・って呼吸音が聞こえてきましたぁ!?北斗系の必殺技の予感!!?倒れた僕に追撃ですかぁ!!!?
「合気道・・・3段。苦栖 灯、名は悪鬼羅刹!!!参る!!!!」
「うえぇぇぇぇぇぇぇ!?そんな『強人』じゃあるまいし!!?」
「あんたは私の自己紹介聞いてなかっただろうがぁぁぁぁぁ!!!!!!必ぃぃぃぃ殺っ!!!!爆熱!ゴットォォォォ!!フィン○゛ァァァァァァ!!!」
「パクリ出たぁぁぁぁ!?」
・・・こうして主人公は死に、世界に平和が訪れることはなくなった。
〜完〜
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!まだ死んでたまるかぁぁぁぁ!!!ぁぁぁぁぁぁぁでも死ぬかもしれないぃぃぃぃぃぃ!!!?ひぃぃぃぃぃぃ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」(消滅)
黒田猫男です。
この先はコメディが増えます。笑ってやってください。