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水曜日~香谷くんの朝活7分間~

―――――――――

もしかして



もしかしてもしかして、



「おはようございまーす」

「おはよーございます。」

「おはよー!



――――――香谷くん



「おはよー、」

「おはようございますー」「はよー。」




もしかして――――――



「おはようございます」



香谷くんも、







も、、






も、、!






もう学校ついてるっーーーーーーーーーーーーーっつ!!!!!!!!!






そうだったっ!!!!!






きょう(全校集会だから)


挨拶運動でてんだったっーーっ!!!!!






「、、、、、。」



てか、







あと、







うんじゅうメートルかそこらで、






アイサツ


しないと


いけないわけ?!?!?


のおおおっっつ!!!!





軽やかに蒸し!!


じゃなかった、


無視!!





できるーーーっ????




ムリムリ

むりっ!!!!


だって女子の美化委員長って、

日高さんじゃん!!

(しなかったら

あたしの高校生活が

危ういっ!!)


のおおおぉーーーーーーーーーーっつ!!!!!



てか、あと


いち、にー、さん、

よん、、、、




きゅー、


はち、










な、、っ


ひぃぃいいいいっっ!!!!




だいじょうぶよ!!!



さいだあんっ!!!



軽やかに



「おはよーざいます」

って!!!!!



あんたは女優っ!!!



松井聖子☆






「おはよー、佐井田さん!」


「ギャっ!!!!」




たっ、


たかはしくんっつ!!!!!!!


あっ!


いやっ、


べつになんでもないのよっつ!!

ウフフフ♪


「お、おはよ、たかはしくん」



て、


なんかめっちゃ


引いてますけどぉーーっつ!?!!!


「、、、、

佐井田さん、考え事?」


ずぅえーん!ずぇっつんっ!!!

あたしは

いつもど・お・りっ!!

どぅえすっ!!!




「、あはは、寝不足かな??」



って


これは、




事実よね??







「佐井田さんって、、、聖子さんファンなの、、、??」




ま・

じ・

で・

っ!?!?!




(言葉)発っしてるーーーーーーーーっつ!!!!





さらに引かれてますけど、、、、、。





て、




あれ??




あれ????




ココ、









げ・た・ば・こ?




すぎてる?????




過ぎてるっ!?!?!?



た、た、


たしかめっ、


ないとっつ!!!!


((クルリッ))


ぎゃっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!こっち見てるっ!!!!!!!?!!!!!!!な、な、な、な、


なんでっ!!!!!!!


「佐井田さん??」

「はい〜ひっ?」


もう


あたし


カンペキ変(人)だわ。



「来週の土曜日空いてる?」

「う、うん、あいて、、」


!!

まっ!!!

まつっっったぁあっ!!!!


「やっぱ空いてないっ!、かった、、よ?」

ご、ごめんね?


コレは、

コレは、



もしや、




もしや、、!!





恒例の

朝勧!!!!!


「、、そう??はあぁ~残念。E-speakの、、、(なんとかたらたら)」


ヤツパリイっ!!!



あっ〜っ!!!!!


さっき無事困難を救ってくれことにお礼言わなくて

良かった。



「じゃあ、翌々週は?」「そ、そんな先は分からないよ。それに!あたしを誘う前に、他にもいっぱいいるやん!!花さんとか永山さんとか。」

そうよ。うちは英専があるんだからそっちに頼めばいい。


だいたいなんで技術部なのに、英会話部まで入ってんのよ、高橋くんは!!!

「彼女たちは留学希望組だし、んなの興味ないよ。」


「じゃあ矢野さんとか、あと、、

原田さんとか。」


―――――――そういえば原田さんって。


「ああ、原田さん」

高橋くんは早速1人思案し始めてしまった。


半年に一回こうやって(しかも決まって朝に)英論発表大会に誘ってくる高橋くん。


高橋くんは中学3年からの同級生。



彼は英語が話せる。


小学校4年生までアメリカですごしてたからで。




そんな彼が私をE-speakに誘ってくるのは、




あたしが中学の頃英語ができたからで。


と思っていただけで。



当たり前だ。


中学の英語なんて


たかがしれてる。



進学校かつ英専クラスがあるこの高校に入ってからは


そんささいなな自負


こっぱミジン。






最初の1カ月はこの不可解な感情にもがいた。


だけど、


5月には

そんな気持ちさっぱり消えた。




あきらめた。



そう。

あきらめた。


その感情を

私はあっさり認めた。






きっと

おとなになるって

そういうことだ。







むかしから


わたしは


はやくおとなになりたかった。







大人になったら


きっと


きっと。






「ん〜〜、じゃあ聞いてみるかな。」



あたしのかわりは

いっぱいいる。


「うん、原田さん、いいと思うな。」



気にすんな、あたし。


『残念』って言った時の、青いがっかりしたように見えた顔とか、

真の適任者を見つけてぱっと変わった赤い顔色とか。




この不可解さを。





「それじゃあさあ、佐井田さん、」


「ん?なに?」


「今


好きな奴っている??」








―――――――――

おはよーございます、

おはよー、


「、、、意外ね、あの二人、仲がいいのね。」

「誰と誰のこと?」

「高橋くんと佐井田さん。」

「、、、、、、、、、。」

「そういえば、佐井田さんと言えば、」

「ん?」

「佐井田さん、昨日九時ごろルメリにいるとこ見たらしいのよ、山口先生が。」

「、、、、。」

「彼女んちここから二時間ぐらいかかるところに住んでるって聞くじゃない?

だから心配して声かけようとしたらしんだけど、場所が場所で、声かけられなかったらしいの。

「場所が場所ってどこだと思う?」

「、、、。」





「そういえば、日高さん、」

「うん?」



山口せんせといえば、、、もう一人の山口だけど(笑)。言われたんだ、お前ら理系文系で組んでるだろって、風紀検診。

、、、。まぁ多少はね。でも仕方ないじゃない。実際文系は女子が多くて、理系は男子が多い上、文系が私で、香谷君が理系なんだから。

だよね、でもさ、今日の奴交代するように、みたいなこと言われたんだよね。

う~ん、、まぁちょっと、、、でもそうね、






いいわよ。











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