木曜の1時間目をさぼった人。
「皿とって。」
ありえん。
「、、、、なあ、、、、、皿。」
ありえーーーーーーーーーーーんっつ!!!!
あたし、
今日も、今日も、今日も
香谷家に泊まってるーーーー、、、、、っ!!!!
「皿!!!」
「うぁああ、!はいはいはい、どうぞ。」
あたし、
こんなことでいいのかしら?
ガチャガチャガチャ、
でも
まだ自転車直ってないらしいし、
『泊まっていけ』って言ってたのも、直ってないのが
なんとなく分かってたのかしら、、、、?
てか
どんだけ壊われてんだあたしのチャリ。
、、
いちお
考えてくれてんのよね?
彼は。
でも、
でもーーーー
なにか噛み合わないようなーーーーー?
「また、考えごとか?」
「へ?、」
「なんか、こう、
いつも、
ぼーっとしてるよな。」
「、、、、、。
人のこと言えないんじゃない??」
ケーキ、スクランブルエッグ、ポトフ、スコーン、ホットドッグ、フルーツ盛り合わせ、コーンスープ、コンソメスープ、シチュー、サラダ、バゲット、クリチー、、、、
「明らかに作りすぎだし!!!二人じゃ食べきれない!!!」
「杏なら全部いけるだろ。」
「あっつ!!!、っだ〜か〜ら〜〜〜っ!」
「この前学食で『カツカレー親子丼』食ってたじゃん。」
「っつ!!!!!
っあのとーきーは〜朝ごはんたべてなかったしっ!!たいくでめっちゃおなかがすいててっ、!!!
じゃあ、な、くっつつ!!!」
「じゃなく??」
「じゃあなーくーてーーー、、、」
「て?」
「あー~っ!」
なんで、
なんで、
いつの間に、、、、、!
『下の名前』(、、杏。とかっ!!)よんでんのよ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!
、、、、。
「てか、
、、
出かけてい?」
「だめだ。
先生にばれてんだよ。
買い物なら行くなら、代わりに行くって。
、、、
てか
何しにいくんだよ?」
こわいこわいこわい!!
「す、凄まないでよ!」
なんかこの人、
機嫌がわるいと、
怖いのよねー、、、。
「で、何しに行くんだ??」
「えっーと、」
「話逸らすなよ。」
「!!」
あーんーたーはーーーすぐそーらーすーくせにーーーっっっ!
「はぁ、
別に怒ってるわけじゃない、、、
っ、、、
心配なんだよ」
「!!!」
!!急に態度を軟化させないでよ、、、っ!!
あぁ!!もうっ!!
「、、、、
べりー。」
「、、ん?
ベリー?」
「、、
ラズベリーの、」
「ラズベリーじゃないぞ、俺の持ってた口紅、」
「口紅じゃなくてっっ、!」
「?」
「お風呂の、」
「ふろ?」
ーーーーー、、、、。
家人の所有物を勝手に使い、かつそれを買いに行かせるなんてどうかと思うけど、
実質の家人は香谷くんのおばあさん、なわけだし。
この際問題ないよね
うん、
仕方ないよね、
、、
ごめん。
「ラズベリーの入浴剤を買ってきて下さい。」
「、、
にゅうよくざい?なんでまた、」
「かってきてください。」
「、、、
分かったよ。じゃあルメリ、」
「ロフトで買ってきてください。」
「、、、、
ロフト??近所のスーパーで、」
「ろふとでかってきてください。」「、、、、、。
分かったよ、ちゃんと鍵しめとけよ。」
「、、
はい、。」
「じゃ、飯の前に行ってきます。」「行ってらっしゃい。」
「、、、、、、。
いってきます、」
バタン。
、、、、、。
、、、、、、、、。
、、、、、、、、、、、。
て、
あたし
行っ
『行ってらっしゃい』?!?
か、か、かたにくんいっしゅんかたまってたよね???
『よろしくお願いします』って言えばよかっただけなのに!!
なに言ってんのあたしぃーーーーーーーーーーーーーっつ!!!!!
30分後ーーーーーーーーーーー
「、、、、これじゃない。」
「これしかなかったよ。」
「、、、、、。」
「、、、、嘘はついてないからな。」こまった。
ロフトにないなら、あとはネット。
お急ぎ便でも届くのは明日以降。それじゃあ、
「これじゃなにがいけないんだよ。
いいにおいじゃん。」
そーーゆーーもんだいじゃあ、なくてですねぇ。
「おんなじ香りじゃ、?」
ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっつつつつつつつつつ!!!!ち、
近いちかいちかいちかいちかいちかいちかいっつ!!!
い、いきないっなにすんのをっつ!!!!!
「やっぱ普段使ってるやつと同じじゃ、」「ち、ちがいますっ!!!」
「、、、
とりあえず、似てるから使ってみたら。はい。」
あたしはこんなこうきゅーひんは使わないっよ!!!!
「あと、これ。」
、、、、え。
ディトールの口紅ーーーーーーーーーーーーっつつ!!!
わたしの来月の誕生日プレゼントーーーーっ!!
でもこれって、!
「母親のじゃないからな。」
じゃないのなら、、、
「別に他の女の子が使った後のとかでもない。」
、、、じゃないのならっ!!
「俺のじゃねーよっ!
、、
父親の仕事の関係でもらったんだ。母さんは若すぎる色だって使えないみたいだし、
、、、
てかさっきから
、、目だけで感情訴えるのやめろ。」
「、、、、、、。
、、
いいの?もらって。」「いいよ。誰も使わないし。」
「、、
えっと、
じゃあ、
お言葉に甘えて、、
いただきます。」
「うん。」
「、
ありがとね。」
「うん。」
この色好きなんだーーーーーーーーーー
なんだっけ?
ちょっとオレンジがかってるーーー
この色はーーーーーーーーーーーーーーー
、、
何色だっけ??
「あっ!!
てか、
お金!!
お金払うよっ!!!
ちょっ、香谷くん?!
かーたーにーくんっ?!」
木曜日
7:35ーーーーーーー
『遅刻しないよう、俺が後でかぎ閉めてでます。7:40までには出るように。』
うんざこらーーーーーーーーーーーっつ(※なんじゃこりゃー)!!
言われなくても、準備できてるっつうの!!
バゲットもスコーンもコーンスープも食らってやったの!!
、、、、、
てか
今日はあたしに鍵預けないってことは、
じてんしゃ
今日
しあがるの?
一時間目〜生物〜
「今日はこの前の宿題プリントの復習をする、。お前らぜんっぜん、理解してない。」
げ、この前の遅れて出したプリント??
えっっ
て、
あたしの、
配られない?
「あっ、佐井田、
、、
すまん、
お前の
職員室の棚に置いてきた。」
「、、、
いえ、取ってきます。」
風
つよーいっ
こんな晴天なんて久しぶり。
ほんとにつゆあけしたのかな?
このまま梅雨明けしたら
来週からは衣替えだな、、、、、
ん、
6組は、
体育??
だれもいない、
いや、
いるーーーー、、
あれはーーー?
机につっぷして、
香谷くん?
まさか、
遅刻??
いや、
サボリ?!
ちょっと一言言ってやらないと、、!
、
カツカツ、
カツカツ、
カツッ
、、、、、、、、
あれ?
香谷くんて
こんなちっさかったっけ??
、、、、、、、、
黒の学ランが、
重々しい。
その時の香谷くんにわたしは声をかけることが出来なかった。