拳をふりあげるほどでもない苛立ちなら怒りはあとにとっておけ
短気は損気?
従順すぎる反逆者は
鎖の巻いた囚人服を着こなしてみせる
格子にひらいた隙間のぶんが自由と
牢獄で謳歌してさ
備えつけの痰壺にだけ
唾を吐く習性へ
恵みと禍いのどちらを降らせたものか
天の裁きも衡りかねてら
拳をふりあげるほどでもない苛立ちなら
怒りはあとにとっておけ
拳をふりおろすころには どうせ
すっかり忘れちまってることだろうね
糾弾めいた御意見番
盛りのついたドーベルマンが噛みついてくるぜ
調子を砕いてやがるも油断大敵
掌はリバーシブルさ
極めつけの罵詈雑言を
すぐに吐く 身構えな
誹りと蔑みは何処から吹き出したのか
穴を塞げりゃ世話ねえけども
拳をふりあげるほどでもない苛立ちなら
怒りはあとにとっておけ
拳をふりまわすばかりじゃ まるで
成果はあがるはずもないことだろうし




