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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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実質異世界転生RTA

作者: まい

異世界転生終了RTA、はっじまっるよー

 まさか俺が、こんな事になるなんて。






 日本でモブ・オブ・モブとして暮らしてきた俺が、なにがきっかけなのか分からないが死んだらしく、ネット小説でよく見かける状況に立たされていた。


 いわゆる真っ白な部屋で女神にしか見えない存在に死を告知され、理由があって異世界へ転生する宣告だな。


 今回の理由は女神らしき存在のミスでーお詫びにーのパターンで、ジャパニーズ謝罪のDOGEZAをなさっていた。



 それでその慰謝料(いしゃりょう)として、送られる世界は魔法が普及している世界みたいなので、現地の魔法を使う人達並の魔法の才能と知識を求めた。


 俺はソレで十分だと思ったのだが、女神らしき存在からそれでは足りぬと言い出し、追加で無限の魔力とそれを扱える様にする操作技術と耐えられる肉体も押し付けられた。


 俺には過剰だと断るのだが、聞きやしない。


 そしてそのまま異世界へ送られた。




〜〜〜〜〜〜




およそ2分後



 俺は再び女神らしき存在の前にいた。


 …………今度は俺がDOGEZAする側で。




 原因は……押し付けられたとは言え、無限の魔力なんて貰ったら、魔法がどんな事になるかを試したくなるだろ?


 それで転生後の肉体の確認より先に興味本位で魔法を使いたくなって、()()に向けて()()で水圧砲を撃ってみたんだ。


 送られた先は草原で、延焼を考えて水の系統にしたんだよ。



 …………うん。 水が惑星の中心、マントルを越えて核まで冷やしちゃってね。


 超高温のモノを大量の水で急速に冷やすと何が起きる?


 ……そう、水蒸気爆発。 しかも惑星の核に届くわけだから、注がれた水量は膨大で、爆発規模もそれ相応。


 それだけじゃなくて惑星の反対側にまで魔法が貫通しちゃってて、爆発がそっちにも行きました。


 爆発の規模にしては穴が小さくて2()所しかなかったから、爆発の通り道で押し合い()し合いして凝縮(ぎょうしゅく)して、爆発の威力が倍率ドンさらに倍。


 その爆発の噴出孔近くにいた俺なんて、やらかしたと思うまもなく死んでたみたい。




 うん。 送られた惑星、終わりました。


 それで女神らしき存在に全力説教を食らってます。 ヤベー事をいきなりやりだして、止める間も無かったと。


 …………でもね、女神らしき存在も悪いんだぞ? 俺が求めた以上の力を与えたのも。


 ああぁぁああ、いやいやいやいや! すんませんすんません! ハイハイハイ、俺が全部悪いんですゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ!!!

はい、結果はおよそ2分でした!

これが1番、早いと思います。



なお計測できる時計が有りませんでしたので、今回の結果は参考記録となります。




〜〜〜〜〜〜



 なお送られる予定の場所を無くした結果、男は女神らしき存在の預かりになり、補佐役みたいな役目を押し付けられて、神業界からはちょっとPONな夫婦(コンビ)扱いを受け続けることとなる。



※補足 主人公は異世界で誰かと会う前、異世界へ降り立ってすぐにやらかしたので、異世界の生き物への罪の実感がとても薄いです。

    女神らしき存在も街運営シミュレーションゲームみたいな数字上のもの感覚なので、世界の生き物それぞれにまで気を配っていられないので、生き物への執着を持っていません。

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― 新着の感想 ―
なんか以前許可貰って書いた駄女神の話思い出しました(笑)。 無限の魔力とその操作、それを扱える肉体。 でも死んだ。 そして別世界も惑星だった。 うん、やっちまったなぁ(笑)。 そう言えば異世界転生し…
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