虚傷保留2
初投稿です
俺は近くにあった自販機で缶コーヒーを買う。
ヒカリは何が飲みたいかと問うと「ココアがいいです」
と言ってきたので俺はアイスココアを買って彼女に手渡した。
「ありがとうございます」
そう言って彼女は缶の蓋を開けて運動後に飲むドリンクのように飲み始めた。
(ココアってそんな勢いよく飲めるものだったか…?)
などと思っていると…
「しかし怖いものですね…」
いつの間にかココアを飲み終えたヒカリがボソっと呟いた。
それは彼女の独り言かもしれなかったが…
「何か怖いんだ?」
俺は気になってしまい聞き返した。
俺には聴こえていないと思っていたのか、
少し驚いたような表情をしたヒカリは考えるような動作をしてから笑顔でこう返してきた。
「言葉ですよ」
……………
少し雑談をしよう。
「言葉とは何か明確に答えよ」
こんな質問をされたらどのように答えればいいのだろうか。
普段私たちが書いている文字は「言葉」であり、
話している声も「言葉」である。
そう、言葉には明確な答えなど存在しないのだ。
「人間とは何か」や「心とは何か」
と聞かれても明確な答えなんてない、それと同じである。
なので回答は「言葉に明確な答えなどない」だ。
答えにはなっていないがこうとしか回答できない。
それで納得しない愚か者がいるのであれば、そうだな…
「良くも悪くも人の思考を変えてしまうもの。」
とでも答えるだろう。
……………
「言葉が怖い?」
お互い自販機で買った飲み物を飲み終え、回収ボックスに捨て終えた俺たちは近くの座席に移動して対面になって座った。
いきなり言葉が怖いと言われても何故怖いのか分からない。
一般的に考えればとても便利なものだ。
言葉が人を傷つける凶器にもなりえるからか?
いや、それだけの理由ではないと思う。
真夜中に一人で散歩をする女子高生の彼女だ。
霊的存在やチンピラを恐れていないと出来ないようなことをする人物がそれだけで言葉が怖いとは思わないであろう。
「はい、私は言葉が怖いのです」
「幽霊、チンピラとかを怖いと感じたことのなさそうなお前が」
「そうですよ、というかそれは偏見ではないですか
確かに幽霊もチンピラも怖いとは思えませんが」
とヒカリは苦笑いでそう言った。
やはりヒカリは不思議な少女だ。
今どきの女子高生ならそういうものの方が怖いと思うが
彼女は「言葉が怖い」などと思っている。
正直俺は彼女が何を考えているのかが分からない。
「言葉の何が怖いんだ?
過去に誹謗中傷されたトラウマでもあるのか」
「いいえ、そう言ったものは特にはないですよ、言葉が凶器になることも怖いとは思えません
では何故怖いのか」
ここからは彼女が話続けることになるだろう。
長くめんどくさいような内容を。
普通なら一言述べて終わるような話題であろう。
しかし何故だろう…俺は長くなるのを知っている。
そして同時に懐かしさを感じる。
そう、過去に何度も似たような話を聞かされたことがあるかのような…
そんな感覚に襲われている俺にヒカリは本当に怖いと思っているのか怪しいような楽しそうな様子で一言。
「さて、その理由を述べていきましょう」
こんばんにちは、洞です
前回に比べると早めに投稿できたのではないでしょうか
そして私、洞は4日前に誕生日を迎えました!!
ハッピーバースデー私!!
と一人で盛り上がっていました
さて、ここから話題変換をします
私が過去に投稿した橋上推理、
改めて読み上げたらものすごく書き直したいと思ってしまうような内容ですね
現在投稿している虚傷保留も下手ですが橋上推理はさらに上をいく下手さでした
とりあえずは完結まで頑張ります
そして完結したら多分所々書き直していくと思います
その頃にはもう少し上手く書けるようになっていると信じて…
次回もできるだけ近日中に投稿できればいいなと思っています
定期報告の方も今週から再開できればなと思っているのでよろしくお願いします
洞でした